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レッドウィングのサイズ選びは実寸を基準に!スニーカーとの比較を徹底解説

2022年6月17日

レッドウィングのサイズ表

読者の疑問

質問者さん
質問者さん

  • レッドウィングを買おうと思っているがサイズ選びはどうすればいい?
  • 色んなモデルがあるけどすべて同じサイズでいいの?
  • スニーカーとのサイズの違いは?
  • この質問はめちゃくちゃ耳にします。特にブーツ初心者だとベストサイズは分からないですよね。本記事ではこのようなサイズ関連の疑問にすべて答えます。

    僕自身初めて買ったレッドウィングのエンジニアブーツでサイズを間違えてしまいました。お金を出して買いなおしています(笑)
    その失敗を基にサイズ選びのポイントを解説していきます。本記事を読めばサイズ選びで失敗することはほぼなくなるはずです!それでは見ていきましょう!

    ここで告知をさせてください!!
    レッドウィングから純正ジッパーユニット第2弾が販売されました。
    使い方次第でフィット感を調整できるアイテムです。
    記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

    新発売
    レッドウィングのジッパーユニットをブーツに取り付ける
    レッドウィングのジッパーユニット第2弾を購入!リニューアルポイント5点/再販情報/他社代替品情報

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    レッドウィングのサイズ選びを徹底解説

    レッドウィングのブーツのサイズ選びの基本、スニーカーとの基準の違い、ブーツを履くときの靴下の厚さについて解説していきます。

    実寸前後のサイズを選ぼう!(試着は必須)

    レッドウィングのブーツを買おうとしてこの文言を見つけた、もしくは言われたことありますよね?

    「レッドウィングのブーツは大きめにできています。スニーカーよりも小さいサイズを選んでください。」・・・。

    色んな通販サイトで書いてありますよね・・・。個人的にはこの文言がサイズ選びを難しくしてしまっていると思います(笑)。サイズ選びはもっとシンプルですよ。

    結論を言います。足の実寸前後のサイズを選びましょう。

    実寸とは

    両足で立ち、左右の足に均等に力をかけた状態で、「つま先」から「かかと」までを測った長さ。

    私の足の実寸データ

    アシックスウォーキングによる計測データ

    ちなみに上の画像は私がアシックスウォーキングで革靴を買ったときに測定してもらったデータです。機械で測定していますので正確ですよ。

    自分の足の実寸が分かってさえいればブーツのサイズ選びは90%完了しています(笑)。あとは試着をして着用感を調べるくらいですね。
    ブーツは同じサイズ(長さ)でもモデルによってワイズ(足の横幅)が異なります。ただしこの横幅は着用を繰り返すうちに自身の足になじむように広がっていきます。

    それでも最初から横幅がキツくてしょうがないようなものは危険です。怪我や痛みの原因となりますので注意してください。だから実寸だけで決めるのではなく試着することも大切なんです。

    スニーカーのサイズ選びとの違い(捨て寸について)

    スニーカーの場合はどうかというと、実寸+捨て寸でサイズを選びます。
    ブーツの場合は捨て寸が既に取られています。例えばブーツのUS7.5(25.5cm)では、実際のブーツの長さは27cmくらいになっています。捨て寸部分はサイズ表記に表さないんですね。
    ところがスニーカーの場合は捨て寸が取られていません。実寸25.5cmの人は捨て寸を1.5cm程度取り、US9(27cm)の靴を買わなければいけません。
    この2つを履き比べてみるとどちらもジャストフィット。並べてみても大きさがほぼ変わりません。「ブーツは大きめにできている・・・」のよく分からない文言の真相はこれです(笑)

    ブーツとスニーカーの大きさを比べる

    スニーカーの27cmとブーツの25.5cmは同じ大きさ

    ブーツとスニーカーの長さを比べる

    スニーカーの27cmとブーツの25.5cmは、どちらも全長30cm

    靴下は中厚手~厚手を基準に!

    履く靴下によって着用感は変わりますが、レッドウィングのワークブーツには中厚手~厚手の靴下を履くのが基本です。革靴用のような薄手は履かないことが多いです。
    ※ポストマンやミルワンなどのドレスライクなシューズには薄手の靴下を合わせることもあります。

    私はレッドウィング純正のソックス、中厚手のCOTTON RAGG CREW(97167)、DEEP TOE-CAPPED WOOL SOCKS(97642)、厚手のFULL CREW(97165)を基準にしています。これを履いた状態で、まずは実寸通りのサイズから試着を始めます。

    レッドウィングの靴下については下の記事に書いています。
    靴下選びの参考にしてみてください。

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    サイズ感はモデルによって変わってくる!各モデルの比較データ(サイズ表)をお見せします

    私の場合のサイズ表を作りました。アイリッシュセッター6インチモックEワイズ、アイリッシュセッター6インチモックDワイズ、アイアンレンジャーなどの8番ラスト、ベックマンフラットボックス、エンジニアブーツ、ポストマンで比較しています。
    画像はクリックで拡大できます。

    レッドウィングのサイズ表

    レッドウィングのサイズ表

    私は実寸25.5cmです。左右で異なる場合は必ず長い方に合わせてください。私の場合左足が25.11cm、右足が25.34cmなので、実寸は25.34cmとします。25.34cmは25cmと25.5cmの間ですが、四捨五入して25.5cmといった感じですね。

    実寸サイズはUS7.5ですね。Eワイズ(広めワイズ)の場合実寸-0.5cm、Dワイズ(狭めワイズ)の場合実寸通り、フラットボックス(先芯なし)の場合実寸+0.5cmで履くのがベストサイズでした。

    モデルによってワイズだけでなくラスト(木型)も異なります。同じDワイズでもエンジニアブーツはやや広めに感じます。一方アイリッシュセッターDワイズやベックマンフラットボックスはやや狭く感じます。

    アイリッシュセッター6インチモックトゥ(Eワイズ)

    23番ラストが使われています。
    個人的に意外だったのがアイリッシュセッターEワイズですね。実寸よりハーフサイズ下げて(-0.5cm)で履いていますが、これが最高なんです。実寸以下でサイズを選ぶパターンもあるということです。

    アイリッシュセッター6インチモックトゥ(Dワイズ)

    EワイズとDワイズの履き心地は全く別物でした。同じ23番ラストとは思えないほどです。
    Dワイズは足幅だけでなく、甲も低くなっており、つま先に向かって全体を細くしぼったフォルムをしています。
    購入する際にはEワイズよりもハーフサイズ(0.5cm)上げることをおすすめします。

    余談ですがアイリッシュセッターEワイズの方は日本人の足にとても合いやすいです。しかし近年新作としてリリースされるアイリッシュセッターは海外準拠のDワイズばかりです。正直Eワイズの方が履きやすくて好きです。レッドウィングジャパンの方針が変わり、世界標準に合わせてきている気がします。

    この23番ラストのEワイズとDワイズの差が分かる記事を下に載せておきます。
    興味のある方はご覧ください。

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    8番ラスト

    アイリッシュセッターのラウンドトゥタイプ、アイアンレンジャー、ベックマンなど、多数の品番に使われているラストです。
    実寸通りでジャストサイズでした。
    ※次のベックマンフラットボックスは除く。

    Dワイズかつ細身のシルエットのため、幅が狭く思われがちですが、8番ラストは「つま先に余裕を持たせた形」をコンセプトにしています。
    実際に履いてみると窮屈さを感じさせません。

    ベックマンフラットボックス

    ベックマンフラットボックスは実寸よりもハーフサイズ上げることをおすすめします。
    先芯が入っていない分、同じ8番ラストでもつま先部分が窮屈なのです。
    また、フラットボックスの1番の魅力である「つま先が沈んだ経年変化」をさせるためにはつま先に「沈み代」が必要です。

    ベックマンフラットボックスの記事を書いていますので、興味のある方はご覧ください。

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    エンジニアブーツ

    50番ラストが使われています。
    エンジニアブーツはDワイズですが、Eワイズ並みに幅の広さを感じます。実寸サイズが最も良い着用感でした。

    エンジニアブーツはプルオンタイプのブーツなので、靴紐で足と靴を固定できません。なので大きいサイズを選んでしまうとかかとが浮いて靴擦れの原因になります。
    基本的には甲とかかとで靴を足に固定するイメージです。

    実寸で履くうえでの難点は「甲がきつい」ことです。幅が広くても甲がきつければ足に合っていないことになります。

    そこで活躍するのがブーツストレッチャーです。
    詳しくは下の記事に書いていますので、興味のある方はご覧ください。

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    甲を伸ばしても着脱に苦労することがあります。
    そこで役に立つ3つの道具を紹介した記事も書いていますので、こちらも興味のある方はご覧ください。

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    ポストマン

    210番ラストが使われています。
    ポストマンのフィット感は意外でした。ポストマンはつま先に向かって細くなる革靴寄りのフォルムをしています。ワイズもDです。しかし甲高幅広足の私にジャストフィットしました。
    ポストマンは元々、歩き仕事である郵便局員たちに履かれていたシューズでした。フォーマルな装いと歩きやすさを両立した結果として絶妙なフィッティングが誕生したのだろうと思います。

    サイズ表は薄手の靴下を履いたときの基準です。厚手の靴下を履く場合、実寸サイズだとやや窮屈になります。
    こういったところも革靴寄りですね。

    私が愛用しているのはアニポストマンです。
    アニショップ別注モデルをレビューしている記事は少ないです。ぜひ参考にしてみてください。

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    ぶっちゃけスニーカーとのサイズ比較はあてにならない

    スニーカー

    ぶっちゃけスニーカーとのサイズ比較はあてになりません。多くの人はスニーカーのサイズを適当に選んでいますし、大きめに履いた方がカッコイイなどという好みで適正サイズよりも大きいものを買ったりしていますからね。
    なので履いているスニーカーのサイズはいったん無視してもらって、実寸に焦点を当ててサイズを選んでみてください。

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    まとめ

    本記事のまとめです。
    サイズ選びはとても大事なのでしっかり押さえておきたいポイントです。

    • ブーツのサイズ選びのポイントは、足の実寸前後のサイズで試着をすること。
    • 中厚~厚手のソックスを履いて試着をすること。
    • スニーカーのサイズは考えなくて良い。ブーツとスニーカーではサイズ選びの基準が全く異なるから。

    レッドウィングは一生物。だからこそベストサイズを!
    本記事で解説したように、まずは実寸をお店で測ってもらいましょう!そして実寸前後のサイズを選べば問題ありません!(キツすぎNGです)
    ぜひ皆さんも良いブーツライフをお過ごしください!

     

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