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ブラック・シャパラルの手入れはガラスレザー専用クリームが正解!ツヤ感に特化した仕上がりに!【ポストマン】

レッドウィングのブラック・シャパラルレザーの手入れ

読者の知りたいこと

質問者さん
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  • レッドウィングのポストマン(ブラック・シャパラル)の手入れの方法が知りたい。
  • ガラスレザーの手入れに最適なクリームが知りたい。

ブラック・シャパラルレザーは、レッドウィング101『ポストマン』などに使われている光沢レザーです。
この革はガラスレザーの一種で、レッドウィングでは珍しいドレスライクな雰囲気が特徴です。

履いていくうちに傷が入り、光沢感が弱まっていくため、本来のツヤを引き出す手入れを行いたいところ。
一般的なクリームでも手入れが可能ですが、僕がおすすめしているのはガラスレザー専用クリーム。

モゥブレィが『レザーシャインクリーム』というケア剤を販売しているため、今回はそれを使って手入れを行っていきます。

ブラックシャパラルはガラスレザーに分類される

ブラック・シャパラルは、レッドウィングでは珍しい強い光沢感を持つドレスライクなレザーです。
革靴っぽいレザーといえば分かりやすいかもしれません。

この革が使われている代表的なモデルは『ポストマン』『ポストマンチャッカ』ですが、
『FREAK'S STORE』コラボの6インチモック8848や、『Nigel Cabourn』コラボのブローグレンジャー8126にも使われています。

一番の特徴はなんと言ってもツヤ感ですね。
皮革業界ではお馴染みの「ガラスレザー」がベースになっています。

ガラスレザーは光沢感のあるコーティングレザー

ガラスレザーとは

ガラスレザーとは、鞣した後で表面をバフがけし、合成樹脂でコーティングした革のことを指します。

鏡のようなツヤ感が特徴で、ドレスシューズや学生向けのローファーなどによく使われています。

表面をコーティングしている関係上、クリームなどは浸透しづらい傾向にあります。
また、ひび割れや削れなどで表面が荒れてしまうと、元の状態に修復するのは困難です。

それでも、適切に手入れを行うことで、美しい経年変化を目指すことができます。

新品時はややマット、手入れしてツヤツヤに

ブラック・シャパラルは、新品時はややマットな印象ですが、手入れでツヤ感のある経年変化に仕上げることが推奨されています。

なのでツヤの出やすいクリームを使うことが、ブラック・シャパラルの手入れのポイントです。
一般的な乳化性クリームには蝋成分が含まれているため、塗布して磨き込むことで光沢感が得られます。

基本的にツヤが出るものであれば何でも使えますが、僕が特におすすめしているのはガラスレザー専用クリームです。

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ブラックシャパラルの手入れにはモゥブレィ『レザーシャインクリーム』がおすすめ

先述したように、ガラスレザーには専用のクリームが存在します。
モゥブレィから出ている『レザーシャインクリーム』がそうですね。

かなりマニアックなケア剤かつ、レッドウィングのブーツには滅多に使われないクリームなので、知らなかった方も多いのではないでしょうか。

ガラスレザーに特化しているだけあって、ツヤ感を最大限に引き出せるように成分が調整されています。
保湿成分も配合されているため、通常のクリームを『レザーシャインクリーム』に置き換えるだけで、ガラスレザーに特化した手入れが行えます。

ガラスレザーの場合はどうしてもクリームが浸透しづらいというデメリットがあります。
クリームがコーティング面で浮いてしまい、跡やベタつきの原因になることもあるでしょう。

『レザーシャインクリーム』はその点も考えて作られており、ベタつかず、サラッと仕上げられます。

もちろんガラスレザーの一種であるブラック・シャパラルにも最適です。
なので今回は、この『レザーシャインクリーム』を使って手入れを行っていきます。

【実演】ブラックシャパラルの手入れの手順を解説

それではお待ちかね。
ブラック・シャパラルレザーの手入れを実演していきます。

今回手入れするのは、僕が持っているブローグレンジャー8126。
日本では『Nigel Cabourn』とのコラボモデルとして登場したレアな一足です。

詳細記事も書いていますので、気になる方はぜひそちらもご覧ください。

『ブローグレンジャー8126』の記事

最初にお見せしたいのが、手入れ前のブラック・シャパラルレザー。
発売が2013年と古いため、僕の8126もかなり年季が入っています。

全体的に光沢感が失われており、踵や内腰(足の内側・土踏まず側)には酷いダメージが見られます。
ガラスレザーの場合、一度表面が荒れてしまうと完全には修復できません。

しかし、この状態からでも味のある経年変化を目指すことは十分可能です。
本記事でそれを証明したいと思います。

用意するもの

手入れにあたって用意するものは、馬毛ブラシ、クロス、ポリッシュグローブ、デリケートクリーム(ダメージがひどい場合のみ)、レザーシャインクリームの5つです。
※タップすると画像を拡大できます。

今回手入れする8126には、所々にひどいダメージが見られます。
この場合、いきなりガラスレザー専用クリームを塗っても、ウリである光沢感を思ったように出せないでしょう。

そんなときに役立つのが、モゥブレィの『デリケートクリーム』です。
革の状態を整えるのにはうってつけのケア剤ですね。
まず『デリケートクリーム』で下地を整えてから、『レザーシャインクリーム』で光沢感を出していきます。

よって、今回の手入れの手順は以下のようになります。

①靴ひもを取る
②馬毛ブラシでほこりを落とす
③デリケートクリームを塗布する(ダメージがひどい場合のみ)
④ポリッシュグローブで馴染ませる(ダメージがひどい場合のみ)
⑤レザーシャインクリームを塗布する
⑥ポリッシュグローブ磨き、ツヤを出す
★完了★

ダメージがひどくない場合には、③と④は飛ばして結構です。

それでは実際に手入れしていきます。

手順①:靴ひもを取る

ブラッシングの前には必ず靴ひもを取りましょう。

こうすることで後工程の「ブラッシング」がしやすくなります。
ひもで隠れているシュータンの部分には、見えないほこりや汚れがたまっています。

また、靴ひもを取ることでシュータンにクリームを塗りやすくなります。
靴ひもで擦れる箇所なので、革が傷ついたり乾いたりしやすい箇所でもあります。

手順②:馬毛ブラシでほこりを落とす

次に馬毛ブラシを使ってブーツ全体のほこりを落としていきましょう。

この工程は地味ながら超重要です。
ここでしっかりとほこりを落としておかないと、後から塗るクリームのノリが悪くなってしまいます。
ブラック・シャパラルのようなガラスレザーの場合は、クリームが表面で浮きやすいので、より念入りにブラッシングします。
汚れをかき出し、払い落とすイメージで行うと良いです。

タンとコバのブラッシングもお忘れなく。
両方ともほこりが溜まりやすい部分なので、ここの汚れもしっかりとオフ。

特にタンとシューホールガードの間には、これだけ汚れがたまっていました。

手順③:デリケートクリームを塗布する(ダメージがひどい場合のみ)

先述したように、僕の8126には所々にひどいダメージが見られます。
傷だらけの革にいきなり『レザーシャインクリーム』を塗っても、思ったように光沢を出せません。

そんなときに役立つのが、この工程で使うモゥブレィ『デリケートクリーム』です。
革の状態を整えるのにはうってつけのケア剤なので、下地づくりにもおすすめです。

今回は、まず『デリケートクリーム』で革の状態を整えてから、『レザーシャインクリーム』で光沢感を出すという、2段階で手入れを行っていきます。

塗る際にはできるだけクロスを使うようにしてください。
手で塗っても良いのですが、クロスを使うと汚れを拭き取ることもできます。
『デリケートクリーム』は汚れ落としにも最適なので、クロスで塗ることを推奨します。

一度に塗り過ぎないように、コーヒー豆程度の量を取り、薄く伸ばしていきます。
『デリケートクリーム』は伸びが良いため、少量でも十分に伸びてくれます。

つま先や踵、内腰などのダメージが大きい箇所には、何度か重ねて塗布してください。
この工程で革の状態をある程度整えておかないと、後で塗る『レザーシャインクリーム』の効果が薄れてしまいます。

手順④:ポリッシュグローブで馴染ませる(ダメージがひどい場合のみ)

少し時間を置いたら、ポリッシュグローブを使ってブーツ全体を磨きます。

通常のレザーだと、この工程で豚毛ブラシを使います。
しかし、ブラック・シャパラルのようなガラスレザーには、豚毛ブラシを使わないでください。

ガラスレザーの場合は、塗布したクリームがコーティング面に残りやすくなっています。
なので豚毛ブラシを使ってしまうと、せっかく塗布したクリームを弾き飛ばしてしまいます。

これは、後で塗布する『レザーシャインクリーム』の時も同様です。

ここで一度途中経過をお見せします。
こちらが『デリケートクリーム』塗布後の写真です。

手入れ前と比べて、随分とマシになりました。
次に、『レザーシャインクリーム』を塗布して、ツヤを出していきます。

手順⑤:レザーシャインクリームを塗布する

ここで『レザーシャインクリーム』の出番です。
この工程がブラック・シャパラルレザーの手入れの要と言えるでしょう。

『レザーシャインクリーム』のテクスチャーは、『デリケートクリーム』によく似ています。
みずみずしいゼリーっぽい質感のクリームですね。

ツヤ出し専用のポリッシュクリーム(ポリッシュワックス)とは異なり、つま先と踵以外の部分にも塗布してOKです。
ブーツ全体に塗布して光沢感を与えましょう。

一度に塗る量はコーヒー豆程度です。
これを複数回に分けて、薄く伸ばしていきます。
『レザーシャインクリーム』は伸びが良いため、少量でも十分に伸びてくれます。

ドレスシューズのツヤ出しと同じように、つま先と踵には重ね塗りします。
この部分に光沢があると、ブーツ全体のツヤ感も引き立ちます。

クリームを塗った直後は表面がふやけていますので、ここで少し時間を置きます。

手順⑥:ポリッシュグローブ磨き、ツヤを出す

少し時間を置いたら、ポリッシュグローブを使ってブーツ全体を磨きます。

手順④でも書きましたが、
通常のレザーの場合には、この工程で豚毛ブラシを使います。
しかし、ブラック・シャパラルのようなガラスレザーには、豚毛ブラシは使いません。

ガラスレザーの場合は、塗布したクリームがコーティング面に残りやすくなっています。
なので豚毛ブラシを使ってしまうと、せっかく塗布したクリームを弾き飛ばしてしまいます。

ポリッシュグローブは優しく磨くイメージで使うと良いです。

また、ポリッシュグローブにも豚毛ブラシと同様に、余分なクリームを取り除く効果があるため、表面のベタつきを防ぐことにも一役買います。

★完了★:ダメージが修復され、ツヤが復活した!

これで完了です。

手入れ前後の写真を比べるとこんな感じ。
ダメージが目立たなくなり、光沢感も増しました。
※靴ヒモも交換しています。

最初は傷が目立っており、光沢感が失われていましたが、
手入れを行うことでブラック・シャパラルレザー本来の魅力を取り戻しました。

定期的に行うことで光沢感を維持しやすくなります。

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ミルワンのエスカイヤレザーも同じ手入れでOK

ポストマンとよく似たモデルとして、ミル・ワン・ブルーチャー・オックスフォード(通称:ミルワン)があります。

使われているレザーはエスカイヤレザー。
ブラック・シャパラルと同様に、ガラスレザーに分類されます。

きめ細かい肌質のヘファーハイド(若い未経産の牝牛の革)を鞣して染色した後、銀面をレジンで固めて仕上げられます。
さらに、最終工程でバフがけを施すことで、表面に強い光沢感を持たせています。

ミルワンもツヤのある経年変化が好まれるため、手入れで革にツヤを出すのが流儀です。
エスカイヤレザーはガラスレザーでもあるので、モゥブレィ『レザーシャインクリーム』が使えます。
つまり、今回紹介した手入れの方法は、ミルワンの手入れにも使うことができます。

ミルワンについては詳細記事を書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

レッドウィング『ミルワン』の記事

まとめ

本記事をまとめます。

  • レッドウィングのブラック・シャパラルレザーはガラスレザーに分類される。
  • 光沢感を活かした手入れを行うことで、美しい経年変化が得られる。
  • ガラスレザー専用のモゥブレィ『レザーシャインクリーム』を使えば、ベタつかずに強い光沢感を与えられる。
  • ダメージがひどい場合には、最初に『デリケートクリーム』で革の状態を整えてから使用するのがおすすめ。
  • ガラスレザーに豚毛ブラシはNG。コーティング面に残ったクリームを弾き飛ばしてしまうので、必ずポリッシュグローブを使うこと。
  • 本記事の手入れ方法は、レッドウィング『ミルワン』のエスカイヤレザーにも使える。

ブラック・シャパラルは、一見すると普通のドレスシューズと同じ手入れで十分に思えますが、実は奥深い手入れが楽しめる、面白いレザーです。
ツヤツヤのエイジング・ポストマンを目指したい方は、ぜひ専用のクリームを使ってみてください。
ブラック・シャパラルレザーのポテンシャルを最大限に引き出せるはずです。

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