読者の知りたいこと
- アイアンレンジ8117ってどんなブーツ?
- いつ発売されたモデル?
- ネイビーラフアウトって経年変化するとどうなるの?
『アイアンレンジャー』は言わずと知れたレッドウィングの定番モデルですが、実はネイビーラフアウトのモデルが存在することをご存知でしょうか?
それが本記事で紹介するアイアンレンジ8117です。
2018年秋に発売されたモデルで、古参ファンならば記憶に残っている人も多いかと思います。
8117の魅力はネイビーラフアウトだけではありません。
実は、ステッチやシューレースにピンクを取り入れ、差し色としているのも特徴です。
そんなアイアンレンジ8117の魅力を、本記事で存分に紹介していきます。
アイアンレンジ8117の外観・ディテール

まずはアイアンレンジ8117の外観とディテールを見ていきます。
現行のアイアンレンジャーにはないディテールも満載なので、1つずつ詳しく解説していきます。
アイアンレンジ8117の外観
アイアンレンジ8117の全体写真をお見せします。
ネイビーのラフアウトが都会的で洗練された印象です。
ネイビーラフアウトは光の当たり方で色味が変わる特徴があります。
外で履くとまた違った印象になるのが面白いですね。







ネイビーアビリーンラフアウト

8117最大の特徴は、なんといってもネイビーのラフアウトレザーです。
正式名称はネイビー・アビリーン・ラフアウトといいます。
元々ビームス別注モデルなどで使われることの多かったレザーで、レッドウィングの中でも使用モデルは限られています。
8117は非ビームス別注モデルとして販売されましたが、ビームス別注の8254や8803を思い出した方も多かったでしょう。

このネイビーカラーが、アイアンレンジャーのやや綺麗めなシルエットによく合っています。
ネイビーのラフアウトはドレス系のシューズにもよく用いられるため、シャープなシルエットとは相性の良いレザーです。
ネイビー系のラフアウトと聞くと、2026年7月31日に発売された8809が記憶に新しいですね。
こちらにはタイダル・ミュールスキナー・ラフアウトが使われており、正確には「青緑色」です。
ミュールスキナーはオイルドラフアウトなので、ドライレザーのアビリーン・ラフアウトとはまた少し異なるタイプのレザーです。
8809の発売により、ビームス別注をはじめとした、レッドウィングのネイビーラフアウトモデルに再び注目が集まっています。

マホガニーカラーのステッチ
8117の魅力はネイビーラフアウトだけではありません。
実は、ステッチやシューレース(後述)にピンク系カラーを取り入れ、差し色としているのも特徴です。



ステッチはまさかのマホガニーカラー。
本来は赤褐色を意味しますが、8117のステッチは淡いピンクといったところでしょうか。

ネイビーにピンクを取り入れるという独自の発想が光ります。
これがレッドウィングのどのブーツとも似ていない、ビームス別注モデルとも少し違う、8117だけが持つ魅力です。
黒/茶のタスランレース

シューレースも差し色になっています。
使われているのはブラック/ブラウンのタスランレース。
本来はブラウンの色味が強いレースですが、8117に取り付けると、不思議とピンク色に見えてきます。
先述のステッチと相まって、ネイビー×ピンクの配色が際立ちます。
ブラウンニトリルコルクソール

8117は2018年秋に発売されたモデルで、『アイアンレンジ』最後期のモデルの1つです。
僕が紹介文で「アイアンレンジャー」ではなく「アイアンレンジ」と表記しているのも、これが理由です。
2018年に品番整理が行われた際に、『アイアンレンジ』は『アイアンレンジャー』へと名称を変えました。
元々日本以外の国では「アイアンレンジャー」で統一されていましたが、レッドウィング・ジャパンが「戦隊モノっぽい」という理由で「アイアンレンジ」にしたようです(笑)
なので、日本が海外標準に合わせたということですね。
なので『アイアンレンジ』と『アイアンレンジャー』は同じモデルです。
ただ1点違うのは、『アイアンレンジャー』統一後は、ソールがビブラムソールに変更されていること。
『アイアンレンジ』時代には、ニトリル・コルク・ソールが使われていました。
8117のソールがコルクになっているのはこれが理由です。
発売された2018年は、ちょうど品番整理のタイミングに当たりますが、8117は『アイアンレンジ』仕様で発売されました。
カラードアイアンレンジャーの先駆け的存在
近年、黒や茶色以外のアイアンレンジャーが連続して登場しました。
2021年に8086チャコール・ラフ&タフ、2022年に8087スレート・ミュールスキナー・ラフアウト、2024年に8078アルパイン・ポーテージがそれぞれ発売。



寒色を中心とした洗練された都会的なカラーが、アイアンレンジャーのシルエットにマッチし、カラードアイアンレンジャーは大きなヒットを収めました。
しかし、それ以前にも2017年秋冬に赤色の8119オックスブラッド・メサ、2018年に紺色の8117ネイビー・アビリーン・ラフアウトが発売されています。

このことから、8117と8119は、カラードアイアンレンジャーの先駆け的な存在と言えます。
ネイビーラフアウトの経年変化(エイジング)
レッドウィングのネイビーラフアウトは、経年変化するとグレーっぽく変色します。
履いていくうちに徐々に青が抜けていくため、このような変化が生まれます。
グレーに近づいた8117は、スレート・ミュールスキナーの8087にそっくりです。
両方ともグレー系のラフアウトになるので、よく見ないと間違えてしまうくらい似てきます。
経年変化後の手入れとしては、ネイビーのスウェード用補色剤も使えますが、ラフアウトの手入れの基本は防水処理です。
防水スプレーを振ることで、雨の日に履けるようになる他、汚れ防止の効果も期待できます。
ラフアウトレザーの手入れの記事も書いていますので、そちらも合わせてご覧ください。
入手難易度は高め。中古市場で探そう!

2018年秋の限定生産モデルなので、入手難易度は高めです。
しかし、2020年頃まで公式サイトのラインナップに載っていた(売れ残りがあった)ためか、中古市場では割と流通しています。
実際に、2025年10月にはラクマで新品が出品されていたほか、同年12月には名古屋の取扱店『DENVER』にUS7.5とUS7の2サイズがデッドストックとして残っていることを確認しています。
『HOPES MORE』でもたまに見つかりますね。
僕も2026年9月に、メルカリで使用回数が4回程度の美品を購入しています。
越境EC系だとセカイモン(e-bay公認の日本語版サイト)あたりもオススメです。
ここでも8117が出品されていました。高いですが(苦笑)
根気探していれば、いつかは入手できるモデルなので、欲しい方は気長に待ってみることをオススメします。
まとめ
本記事をまとめます。
- レッドウィング8117は、ネイビーのラフアウトを採用したアイアンレンジ(現アイアンレンジャー)である。
- ステッチとシューレースにはピンク系のカラーが採用されており、差し色になっている。
- 発売は2018年秋。アイアンレンジ最後期に登場したため、ニトリル・コルク・ソールが使われている。
- 8117の発売以降、チャコール、スレート、アルパインといった寒色系のアイアンレンジャーが発売された。8117はそれらの先駆け的な存在と言える。
- レッドウィングのネイビーラフアウトは経年変化でグレーっぽく変化する。なので同じラフアウトの8087そっくりになる。
- 入手難易度は高いが、2020年頃まで公式サイトに載っていたためか、中古市場での流通量は少なくない。
近年、アイアンレンジャーに魅力的なカラーが追加されたためか、8117の人気も高まってきています。
入手困難なモデルですが、現行モデルにはない魅力が詰まったブーツなので、もし見つけたら購入するのも良いでしょう。







