読者の知りたいこと
FUNNYブランドなどのバイカーズウォレットをカッコ良くカスタムしたいという方には、シルバー925パーツをおすすめしています。
FUNNY純正パーツの中でも僕が特に気に入っているのが、シルバー925にエングレーブ加工を施したD.E.OSCARシリーズ。
カスタムパーツは2020年頃に一度廃盤になりましたが、現在はFUNNYオリジナルとしてマイナーチェンジ版が再販されています。
D.E.OSCARのカスタムパーツをコンプリートしている僕が、ハイエンドなシルバーエングレービングの世界へ招待します。
-
FUNNYの名作財布「ライダースウォレット」全種類まとめ!経年変化、カスタムパーツ、評判、取扱店なども解説!
続きを見る
FUNNYの財布はカスタム可能な構造である
バイカーズウォレットブランドの中でも高い人気と圧倒的なクオリティを誇るFUNYY。
FUNNYの財布はパーツをカスタムすることを前提に作られており、ウォレットチェーンなどのカスタムパーツが別売りされています。
実は他社品のバイカーズウォレットにもそういった特徴が見られます。このことから財布カスタムはアメカジ系ウォレットの文化であることが分かります。
財布は常に持ち歩くものなので、レザーがエイジングして味わい深い表情になっていきます。
ここでレザーだけをエイジングさせるのは少々もったいありません。
できれば財布の付随パーツも一緒に。そしてできればシルバー925のエイジングを楽しみたいものです。
D.E.OSCARはFUNNYのシルバー925手彫りライン
D.E.OSCARとは
FUNNY メキシコ工房で製作されるオリジナル・ブランド「D.E.Oscar(ディー・イー・オスカー)」は、伝統的なカウボーイの技術を継承する職人による素材作りから一貫した手作業で行われるモノ作りが最大の特徴であります。FUNNYとの共同開発により、日本市場に向けたサイズ感やデザイン、品質に至るまで、常に新しいアイデアやデザインを高次元で具現化しています。
引用:FUNNY 公式サイト
D.E.OSCARという海外っぽいブランド名ですが、FUNNYのメキシコ工場で生産されています。つまりはFUNNYの中のブランドの1つという位置付けです。BohlinやSilverKingのようなインポートブランドではありません。
D.E.OSCARはシルバー925製のジュエリー&カスタムパーツのブランドです。
その最大の特徴はアラベスク(唐草模様)をエングレービングしているところ。
高い加工技術を持つ職人さんが1点1点手作業(手彫り)で制作しています。
元々シルバーは光の反射率90%を誇る金属ですので、エングレーブの溝が光を乱反射させ、複雑な輝き方をもたらします。
また、エイジングすると溝部分に強めの燻加工が入ります。この銀と黒のコントラストも雄々しさを感じさせます。
長年D.E.OSCARというブランド名で展開していましたが、2020年頃にFUNNY ORIGINAL HAND ENGRAVED JEWELRYと名称を変更しています。
その際に、財布のカスタムパーツやzippoなどの複数の品番が廃盤になりました。
しかし人気が高かったからか、2023年にはカスタムパーツがマイナーチェンジして再販されました。D.E.OSCAR時代の良さは継承しつつ、顧客の声を受けて改良を加えており、後継モデルとして正統進化を遂げました。
しかしzippoやカフスボタンなど、一部のモデルは廃盤になったままです。いつかマイナーチェンジして戻ってくることを期待しています。
D.E.OSCARが織りなすハイエンドなカスタム
ここからは実際に僕の私物をカスタムしたものをお見せしていきます。
僕が愛用しているのはFUNNYライダースウォレットラティーゴレザー。
肉厚なブラックレザー×美しいシルバーパーツにより、クロムハーツのような雰囲気になりました。
その外観はクールでラグジュアリー。大満足の仕上がりです。
SE-1(現REV-1)エングレーブ・ウォレットチェーン
D.E.OSCARのカスタムアイテムの中では最も大きなパーツです。
そのためパーツの中では最も高価であり、発売当時は12万円程度で売られていました。
高いとお思いになるかもしれませんが、この太さのシルバーにエングレーブまでしてあって12万円ならむしろお買い得です。ブランド系だともっと細いものでも倍近い値段がします。
ウォレットチェーンはシルバーアクセサリーの定番アイテム。財布のいちパーツという使い方だけでなく、単純にアクセサリーとしてもお使いいただけます。
腰回りで輝くシルバーエングレーブは見る者を圧倒します。
長らく廃盤のままでしたが、2024年5月にFUNNYオリジナルとして復刻モデルが登場。
過去作のSE-1は全長45cmでしたが、復刻版のREV-1は全長39cmと短めで現代的に。
さすがに前と同じ金額では作れなかったそうですが、せっかく復刻するならとアップグレードが行われました。(FUNNYスタッフ談)
レバースナップを過去作よりも大きくすることで、エングレーブによって起こるシルバーの歪みを軽減し、スムーズな開閉を可能としています。
エングレーブ・ドロップハンドル
D.E.OSCARのドロップハンドルです。
ドロップハンドルはカスタムの敷居が低く、FUNNYスタッフさん曰くこのパーツからカスタムを始める人が多いとのこと。財布裏の留めネジを回すだけなのでセルフで付け替えができます。
カスタムパーツとしては最小ですが、常に財布に付いているパーツなため、この部分をシルバー925にすると財布そのものが一気にグレードアップします。
D.E.OSCARとしては廃盤になりましたが、現在はFUNNYオリジナルとしてマイナーチェンジ版が販売されています。
エングレーブ・レバースナップ
FUNNYのキーホルダーをカスタムするパーツです。他のアイテムはFUNNY以外の財布にも取り付けられますが、こちらはFUNNY専用の設計となっているので注意してください。
また、取り付けるにはキーホルダーのメス側スナップのカシメを壊してネジ締め式にしないといけません。スナップの箇所に別途でコンチョも新たに必要になります。セルフで取り付けるのは難しいのでFUNNY店舗か革財布専門店でしてもらいましょう。
キーホルダーのレバースナップはウォレットチェーンを繋ぐ箇所です。できればスナップとチェーンには統一感がほしいところ。
両方D.E.OSCARにするとこんな感じ。シルバー925のエングレーブで揃えるというなんとも豪華な仕様になります。
D.E.OSCAR時代はサイズ展開があり、S,Mの2サイズが販売されていました。
Sサイズはウォレットチェーン修理用、Mサイズはこのキーホルダーカスタム用です。
D.E.OSCARとしては廃盤になりましたが、現在はFUNNYオリジナルとしてマイナーチェンジ版が販売されています。
しかもこちらはマイナーチェンジにあたって改良が加えられました。
繊細なパーツをシルバー925で作っているため、スナップが外れたり、動かなくなったりといった修理が多かったと聞きます。
現行品はD.E.OSCAR時代のものよりも稼動箇所を太く作っており、壊れにくくしております。
エングレーブ・ダブルリング
鍵をまとめるダブルリングにもシルバー925エングレーブモデルが存在します。レバースナップとも統一感を持たせられますね。
僕が所有しているFUNNYのシルバー925エングレーブアイテムで唯一の現行品です。他のものはD.E.OSCAR時代のものですが、こちらのみFUNNYオリジナルのマイナーチェンジ版となっております。
D.E.OSCARがFUNNYオリジナルとして生まれ変わっただけなので、一緒に付けても違和感ゼロです。
カスタムパーツだけでなくジュエリーも美しい
FUNNYのシルバー925エングレーブアイテムはカスタムパーツだけではありません。
当然ジュエリーも作っています。リング、ブレス、ペンダントトップ、どれをとっても美しい仕上がりです。シルバーに施されたエングレーブがどこかウェスタンな雰囲気を醸し出しています。
あとマネークリップ、シガレットケース、ベルトバックルなんかもあります。
先述したように過去にはzippoやカフスボタンもありました。
今後も新しいアイテムが発売されるかもしれませんね。
まとめ
本記事をまとめます。
本記事ではFUNNYのD.E.OSCARが織りなすシルバーエングレービングの世界をお見せしました。
常に持ち歩くアイテムだからこそ、こだわりのカスタムで自分だけの財布を作り上げたいですね。