こんなことでお悩みの方
エンジニアブーツの大多数は海外ブランドのため、日本人の甲高足には合わないと言われています。実際に僕も甲高足なのでめちゃめちゃ痛いです・・・
シャフトの細いブーツの場合はそもそも足が通らないなんてことも。
こんな悩みに応えるべく、僕が実際に甲の痛みを解消できた方法をお伝えします。
本記事で紹介するブーツストレッチャーはレッドウィングジャパンの公式FaceBookでも紹介されたことがあります。
主に靴修理店などで取り扱いがあり、安心かつ効果的な方法であると言えます。
実際に僕もこの方法で甲の痛みを解消したり、ブーツの脱ぎ履きを楽にしたりできたので、効果を実証済みです。
足の甲が痛いときはブーツストレッチャーで伸ばそう
甲が痛い、履きづらい・・・そんなときにはブーツストレッチャーを使いましょう!
ブーツストレッチャーとは
本記事で紹介する「甲を伸ばすタイプ」は、正式にはウェスタンストレッチャーと言います。ブーツの中に入れて甲を押し広げる器具です。
これを使うことで甲に余裕ができ、痛みの解消、着脱しやすさUPができます。
※他にもワイズを伸ばすタイプ、履き口を広げるタイプ、シャフトを広げるタイプと様々なバリエーションがあります。
ハンドルを右に回す(時計回り)と甲が開き、左に回す(反時計回り)と甲が閉じます。
閉じた状態
開いた状態
ブーツストレッチャーの使い方を解説
準備するもの
まず準備するものは下の通りです。クリックすることで画像を拡大できますので必要な方は見てみて下さい。
それでは手順を追って解説していきます。手順は以下の通りです。
②靴伸ばしフォームを甲の裏側に塗り、よく揉む
③ストレッチャーをブーツに入れる
④甲を伸ばす
⑤伸ばした状態で1日置く
⑥ストレッチャーと雑巾を取り出す
★完了★
①ブーツのベルトを外す
まずはブーツのベルトを外します。ストレッチャーを入れるときに入りやすく、甲を伸ばすときに干渉しないように外してから行いましょう。
②靴伸ばしフォームを甲の裏側に塗り、よく揉む
一度に取るフォームの量は写真を目安にしてください。ピンポン玉より少し大きいくらいです。
ブーツの中に手を入れて、フォームを甲の裏側に塗っていきます。
フォームを表に塗らないようにしましょう。表に塗ると革の色が薄くなるとの意見があります。
塗ったら甲をよく揉みます。
このフォーム塗布&甲を揉む作業を2~3回繰り返せばOKです。
③ストレッチャーをブーツに入れる
まずはきれいな雑巾をストレッチャーの底に当てます。
これは必ず行いましょう。雑巾を当てないとブーツの中底にストレッチャーの底の跡が付いてしまいます。
雑巾を当てた状態でストレッチャーをブーツの中に入れます。
ここでポイントとなるのが、ストレッチャーの向きがブーツの甲に対してまっすぐにになっていることです。変な方向に伸ばさないように注意しましょう。
④甲を伸ばす
ハンドルを右(時計回り)に回し、甲を伸ばしていきます。
伸ばす前と後で甲の部分が伸びていることが分かります。
⑤伸ばした状態で1日置く
この状態で1日置きます。
⑥ストレッチャーと雑巾を取り出す
ストレッチャーと雑巾を取り出して完了です。
【補足】:ブーツストレッチャーは1個あればOK
ブーツストレッチャーは両足に使えるので片足分(1個)あれば問題ありません。ただし片足に1日ずつかかってしまうため、すぐ履きたい人は両足分(2個)買うと良いでしょう。
【注意】:伸ばしすぎに注意
伸ばしたら元には戻りません。初めから伸ばしすぎず少しずつ伸ばしていくことをおすすめします。1回やってまだきつければもう1回やるといった感じですね。時間はかかりますが、緩くなってしまうよりは良いと考えています。
自分でもお店でもできる
自分でする場合にはネットでブーツストレッチャーを購入しますが、お店で対応してくれるところもあります。お店でしてもらう場合には有料となり、納期が1週間程度かかると想定されます。どうしても自分でするのが心配な場合はお店に相談するのもアリですね。
まとめ
本記事のまとめです。
- ブーツストレッチャー1つ、靴伸ばしフォーム、きれいな雑巾があれば自分でできる。
- 自分でする際には伸ばしすぎに注意。
- 自分でするのがこわかったらお店に相談しても良い。ただし金額と納期がかかる。
履かなくなってしまうのはもったいない!
エンジニアブーツは本来20年以上使えるブーツです。長年履いたときの経年変化の魅力はブーツの醍醐味です。それなのに甲の痛みや脱ぎ履きの面倒くささから履かなくなってしまうのはもったいないです。
皆さんもぜひブーツストレッチャーを使って、しまいっぱなしだったブーツを履けるようにしましょう!
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