読者に知りたいこと
お気に入りのジーンズが小さくなってしまった…。ウエストを広げたいんだけど。
こんなお悩みをお持ちの方もおられると思います。
特にアメカジファンの方々からよく聞くのが、
のようなお悩み。
でも安心してください!
そのジーンズ、まだまだ履けます!しかも快適に!
本記事ではジーンズのサイズを大きくする「洋服直しサービス」を紹介します。
ジーンズが小さい…。サイズを大きくしたいのはこんなとき!(4つのパターン)
ジーンズのサイズ(特にウエスト)を大きくしたいときは下記の4パターンのいずれかになるのではないでしょうか?
パターン2:サイズを間違えて買ったとき
パターン3:欲しいパンツが小さいサイズしか売ってなかったとき
パターン4:リジッドデニム(生デニム)を洗って縮ませてしまったとき
本記事で紹介するサイズ直しサービスは、どのパターンにも対応してくれます!
パターン1:太ってしまったとき
最も多いのがこのパターンです。
ウエストとわたりがキツくなります。
パターン2:サイズを間違えて買ったとき
ネットで購入したときや試着せずに購入したときに起き得ます。
ウエストだけでなく、丈が短すぎたなんてことも…。
パターン3:欲しいパンツが小さいサイズしか売ってなかったとき
本記事のお話はこのパターンです。
小さいことを承知で購入しましたが、蛇柄のパンツというのがなんとも珍しく購入。
どうしても履きたいという願いをかなえるために、サイズ直しを行っています。
僕が購入したパンツについても紹介します。
僕が購入したのはBISONの蛇柄パンツ。ブラウンとグレーの2色で、ジーンズに似た質感と微光沢を持ちます。
正確に言えばグレーはBISONのものではありませんが、ほぼ色違いと言っても良いほど似ています。
両方ともヴィンテージなので同じもので丁度良いサイズのものが出てくることは期待できません。
伸ばす前のサイズと、僕がいつも履いているパンツのサイズは下記の通り。
伸ばす前のサイズ | いつも履いているサイズ | |
ウエスト | 71cm | 86cm |
ヒップ | 92cm | 98cm |
わたり | 28cm | 28cm |
特にウエストが小さいことが分かります。
実際に履いてみるとジッパーとボタンが閉まらず、ヒップやわたりまでもキツく感じてしまいます。ウエストのサイズは重要なのです。
パターン4:リジッドデニム(生デニム)を洗って縮ませてしまったとき
アメカジファンの方ならご経験された方もいらっしゃるでしょう。
リジッドデニムはファーストウォッシュ(糊落とし)するときに縮みます。
ものによっては収縮防止加工が施されたものもありますが、リジッドデニムのサイズ問題には頭を悩ませる人が多いです。
【結論】ジーンズのウエストを伸ばすならサイズ直しが最善策!
結論を言うと、ジーンズを大きくしたいのなら、サイズ直しサービスを利用するのが最善策です。
他の方法として、突っ張り棒を使って伸ばす方法や、ミニノビル/めっちゃノビルというアイテムを使う方法もありますが、洋服に余計な負荷をかけて傷みの原因を作ってしまったり、根本的な解決に至らなかったり、効果が薄かったりと、全員におすすめできるものではありません。
しかし、サイズ直しサービスを利用すれば、洋服を無理なく丁寧に大きくすることができます。
デメリットとしてお金がかかりますが、お気に入りのものやどうしても履きたいものであれば悪くないと考えています。
福岡の三光サービスを利用してみた!/手順も解説
僕が実際に利用したのは、福岡に拠点を置く「洋服直しのリフォーム三光サービス」です。
どのような手順でサイズ直しを依頼すれば良いのかを順番に解説します。
②要望を伝える(どこを伸ばしたいか等)
③伸ばすサイズを計測してもらう
④預けてから2週間程度で納品
サイズ直しを頼むときに用意するもの
まず、頼むときに必ず用意しておくものがあります。
これらは店舗に持って行きますので、忘れないように注意してください。
ここで重要なのがサイズの参考にするパンツを持参する点。
ウエスト出しの場合は参考サイズのパンツを持って行き、平置きで計測します。
着た状態で測るとどうしても誤差が生じてしまうため、このように対応します。
サイズを大きくする場合、パンツに伸ばし代(折り込んで縫ってある部分)があるかないかでハギレの要否が決まります。
ない場合は生地を付け足さないとサイズを大きくできないため、ハギレを使うことになります。
通常のジーンズや黒、ベージュ、カーキなどのよくあるカラーならお店側で追加する生地を用意してくれます。
しかし本記事の蛇柄など、珍しい柄の場合は似たものを用意することができません。
そういった場合にはこちらで追加生地として使用してもらう生地を持ち込みましょう。
せっかくの機会なのでカスタムも兼ねて色合い異なる蛇柄を用意。
Vida Roseo(ヴィダロゼオ)の蛇柄パンツを別途用意しました。
レディースで小さめですが、ハギレとしての使用であれば十分。1本あればパンツ2本分の追加生地として使用できます。
注意点として上にもある通り、大きくするサイズに対して十分な面積のハギレを用意すること。
場合によっては足りないこともあるため、追加生地には別途パンツを用意することをおすすめします。
①洋服直し店にパンツを持って行く
サイズ直しをするパンツと他準備物を持って洋服直し店に行きます。
三光サービスは福岡県内に多数の店舗を出店しているため、福岡にお住まいの方であればすぐ近くにお店があるかもしれません。
どこの店舗でもサービスや料金は変わりません。
②要望を伝える(どこを伸ばしたいか等)
パンツサイズの「どこをどう直してほしいか」を伝えましょう。
本記事ではウエスト伸ばしを頼みましたが、裾を伸ばしたいという方もいます。逆にサイズを小さくしたいというケースもあります。
先述したハギレについての相談もここでしましょう。
③伸ばすサイズを計測してもらう
伸ばす(または短くする)サイズを計測するために、サイズを直すパンツと参考サイズのパンツの差を測ってもらいます。
④料金支払い
料金は前払いです。クリーニング店と同じですね。
今回かかった料金は、ウエスト出しが¥5,500(税込)×2本、リベット¥660(税込)の合計¥11,660(税込)でした。
グレーの方はリベットがあります。縫製を解いてバラすときにリベットも一緒に外す必要があります。
なので、リベット付きのパンツの場合はリベットを新調することになります。
リベットにこだわりがある方は要注意です。
⑤預けてから2週間程度で納品
2週間程度の納期で完成です。サイズ直しは工場で行います。
GW、お盆、年末年始などの長期休暇前後は、納期が長くなる可能性があります。
サイズ直しのビフォー&アフター
結果、ウエストが広がり、ちゃんと履けるようになりました。
生地を追加したのはウエストからわたりにかけてのラインと、ウエストの後ろ側です。
後ろはベルトをすれば見えなくなりますが、横の生地は見えます。今回はカスタムも兼ねていますのでこれも狙いでした。
蛇柄でも色が違うだけで異なる印象を受けますね。
横に入ったライトグレーの蛇柄が良いアクセントになっています。
ジーンズのカスタムやリペアにも利用できる!
今回の主目的はサイズ直しでしたが、専らカスタムやリペアにも対応してくれます。
生地を持ち込んでアクセントを作ったり、破れた箇所の補修をしたり、洋服リフォームに関するあらゆる相談を聞いてくれます。
【番外編】応急処置ならミニノビル/めっちゃノビルの使用もアリ!
八商商事(株)から「ミニノビル」、「めっちゃノビル」というアイテムが販売されています。
これでジーンズのボタン位置を延長させると、ウエストがキツいパンツでも履けるようになります。
まるで延長コードのような商品ですね。
バリエーションが豊富で、ジーンズ用だけでも2種類あります。
ジーンズ用ミニノビル
延ばせる長さ:20mm
ボタン直径:16mm
ボタンの仕様:アンティークゴールドのデニムボタン
ゴムのカラー:ネイビー、ブラック、ホワイト
ベーシックなアイテムです。ボタン部分がさながらデニムボタンのようで違和感がないですね。
ジーンズ用めっちゃノビル
延ばせる長さ:40mm
ボタン直径:16mm
ボタンの仕様:アンティークゴールドのデニムボタン
ゴムのカラー:ネイビー
ミニノビルと比べると2倍の40mm伸ばせます。ボタン部分はミニノビルと同じ仕様で、ゴムのカラーはネイビーのみ。
ぶっちゃけこちらの方がおすすめです。
輪が2つあるため、ボタンのすぐ手前の方の輪に通すことで20mmだけ伸ばすこともできます。
よって、ミニノビルの機能も兼ねていることになります。
応急処置やお金をかけたくない場合に使うのならアリですね。
しかし、ジッパーが上の方まで閉まらないというデメリットがあるため、僕個人としてはパンツサイズそのものを直すことをおすすめします。
まとめ
本記事をまとめます。
- ジーンズのウエストを伸ばす方法はいくつかあるが、僕はサイズ直しをおすすめする。
- サイズ直しのときには、参考サイズのパンツとハギレ(任意)も用意することを忘れずに。
- 洋服直し店ではパンツのカスタムやリペアの可能。
- 応急処置として使えるミニノビル/めっちゃノビルという商品がある。
小さいジーンズでもサイズを直すことで、まだまだ履くことができます。
お気に入りのジーンズを履くのを諦めていた方は、ぜひ洋服直しサービスを利用することをおすすめします!