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ラフ&タフの手入れにオイルやクリームはNG!モゥブレィデリケートスプレーが正解!

2024年9月25日

ラフ&タフレザーの手入れ

ラフ&タフの手入れに際し、次のような疑問をお持ちではないでしょうか?

質問者さん
質問者さん
  • オリジナルの風合いを保ったまま手入れがしたい。
  • オイルやクリームを塗っても大丈夫なの?

ラフ&タフはレッドウィングの中でも手入れが難しい革の1つです。
独特のドライな質感、色の濃淡とムラ感、オイルが走る感触といった他の革には見られない特徴があります。

当然、一般的な革と同じ手入れは推奨していません。
しかしその難しさゆえに、間違った手入れの方法が出回っているのが現状です。
そんな状況に一石を投じるべく、本記事でラフ&タフの手入れの最適解をご紹介します。

僕はレッドウィングの大ファンであり、大のレザー好き。ワークブーツの手入れには自信があります。
実際にお手入れを実演していきますので、ラフ&タフの手入れにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

ラフ&タフレザーの手入れにオイルやクリームはNG!

僕はラフ&タフレザーにオイルやクリームを使うことを推奨していません。
その理由はラフ&タフレザーが”オイルドヌバック”に分類されることから来ています。

この章では、なぜラフ&タフレザーにオイルやクリームを使わない方が良いのかを詳しく解説していきます。

ラフ&タフレザーはオイルドヌバックに分類される

ラフ&タフレザーは大分類ではヌバックに、細分類では”オイルドヌバック”に該当します。

オイルドヌバックとは

銀面(革の表面)をサンドペーパーなどで細かく擦って、短く起毛させたものを”ヌバック”。
スウェードとの違いは毛足の長さです。ヌバックはスウェードよりも短めに仕上げます。
ティンバーランドのイエローブーツなどが例にあがります。

そのヌバックに油分を含ませたものが”オイルドヌバック”です。
ヌバック特有の細かな毛羽立ちと、油分を含んでいることによるムラ感があり、一見するとヌバックに見えない独特の表情を持ちます。
また、起毛レザーとオイルドレザーの両方の特徴を併せ持っているとも言えるでしょう。

唯一無二のエイジングを見せるため、ファンからは根強い人気があります。

オイルドヌバックが分かったところで、”ラフ&タフレザー”についても詳しく知っておきましょう。

ラフ&タフ(ラフアンドタフ)レザーとは

ラフ&タフレザーはレッドウィングのレザーの1つで、銀面(革の表面)をわずかに擦って、オイルとワックスを加えたオイルドヌバックレザーです。
ムラ感、シワ感があり、最初から履き込まれたような風合いを持っています。履き込むことによってムラとシワが増し、さらに味わいが深まります。
油分が多く含まれているため、指先で押すとオイルが走るプルアップレザーでもあります。

カラー展開は「カッパーラフ&タフ」、「コンクリートラフ&タフ」、「チャコールラフ&タフ」の3種類です。
カッパーラフ&タフが銅茶色、コンクリートラフ&タフが焦茶色、チャコールラフ&タフが濃い灰色といったイメージです。

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オイルドヌバックにワックス(蝋)成分は厳禁

オイルドヌバックは多くのシューケア製品に含まれている「ワックス(蝋)成分」との相性が非常に悪いです。
ワックス成分は革の艶出しに効果的であるため、多くのクリームにこの成分が含まれています。
靴磨きの大半はビジネスシューズが対象であるため、艶出しが求められるのも仕方がないと言えます。

ワックス入りのクリームはワックス成分で革表面をコーティングして、つるっとした質感にすることで艶出し効果を発揮しています。
これを起毛レザーであるオイルドヌバックに使ってしまうと、毛羽立ちをワックスで抑えてしまい、ツルツルの表革のような質感になってしまいます。
結果的にラフ&タフレザーのマット感やムラ感を損なうことに繋がります。

ワックスを含まないクリームでも塗る時に毛羽立ちを寝かせてしまう

質問者さん
質問者さん

じゃあワックスを含んでいないクリームを使えば良いのでは?

これも正解とは言い難いですね。
いくらワックスを含んでいないとしても、クリームでは塗り込む時に毛羽立ちを寝かせつけてしまいます。

皆さんには真似をしないでいただきたいのですが、僕はクリームで検証をしてみました。
使用したのはワックス成分が含まれていない「モゥブレィのデリケートクリーム」。

クリームを塗ると塗った箇所の毛羽立ちが消えます。
これは指でクリームの油分と水分を毛に押し付けているから。
検証では一部分しかしていませんが、これを全体にしてしまうとかなり雰囲気が変わってしまいます。

実はレザーにある程度詳しい人でもこういった手入れをしてしまっています。
その理由はレッドウィング公式のYouTube動画でこのような手入れが紹介されているから。
動画では純正のレザークリーム(ワックス不使用)を使っています。
これが多くの人に誤解を与えている原因なのではないかと考えています。

スウェード用防水スプレーでは油分が補給できず、不十分

質問者さん
質問者さん

じゃあ通常のスウェードと同じように、防水スプレーを使えば良いのでは?

これも不正解です。
ラフ&タフレザーはオイルを含んだヌバック
手入れをするには油分の補給が必要不可欠です。

スウェードの場合は油分の補給は不要で、防水効果を付与して汚れを防止するのが目的です。
オイルドヌバックとは手入れの目的が違いますのでご注意ください。

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ラフ&タフレザーの手入れにはモゥブレィデリケートスプレーが最適!

どれだけNGを連発するんだ...という気難しい革であるラフ&タフレザー。
正解があるのかすら疑問に思うお気持ちも分かりますが、実はぴったりのケア製品があります。

それがモゥブレィから発売されている「デリケートスプレー」
先ほどご紹介したワックス不使用のデリケートクリームの”スプレーバージョン”です。

特徴は以下の3つ。

  • デリケートなレザーを手入れできるようにワックス成分を含んでいない。
  • スウェード用の防水スプレーと違い、油分の補給が可能。
  • スプレータイプなので毛羽立ちを押さえつけることなくお手入れできる。

これら3つの特徴がうまく噛み合い、ラフ&タフレザーの手入れに最適なケア製品に。

次の章では、実際にこのデリケートスプレーをラフ&タフレザーの手入れに使用していきます。

【実演】ラフ&タフレザーの手入れの手順を解説

この章ではデリケートスプレーを手入れを実演していきます。
今回お手入れをするのはレッドウィング8086。チャコールラフ&タフを使ったモデルです。
手入れせずに約1年履いていたため、油分が少なくなって色飛びが起きています。

レッドウィング8086の記事
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用意するもの

手入れにあたって用意する物はスウェードブラシデリケートスプレーの2つです。
クリックすることで画像を拡大できます。

それでは順を追って解説していきます。手順は以下の通りです。

①靴ひもを取る
②スウェードブラシでほこり落とし
③40〜50cm離してデリケートスプレーを吹きかける
④スウェードブラシで栄養分をなじませながら毛羽立出せる
★完了★

手順①:靴ひもを取る

ブラッシングの前に靴ひもを取りましょう。
こうすることで後工程のブラッシングがしやすくなります。
ひもで隠れているシュータンの部分には、見えないほこりや汚れがたまっています。

また、シュータンにスプレーをしやすくする効果もあります。
靴ひもで擦れるので革が乾いたり傷ついたりしやすい箇所です。

手順②:スウェードブラシでほこり落とし

スウェードブラシでほこりを落としてあげましょう。
後工程でスプレーをしますので、その際にほこりが乗っていると邪魔です。
ここでしっかりとオフしておきます。

ブラシはスウェード用を用意してください。
スムースレザーの場合にはこの工程で弾力のある馬毛ブラシを使いますが、スウェードやヌバックの場合は毛の奥の汚れもかき出す必要があります。
なので基本的にはコシの強い硬めのブラシで毛の奥までブラッシングを行います。
ただしブラッシング自体は優しめを心掛けてください。強くしてしまうと毛が抜けるなどのダメージに繋がります。ブラシが強いので優しい力でも十分にほこりが落とせます。

今回手入れに使ったのはColumbus×東急ハンズのコラボスウェードブラシです。全国の東急ハンズで買うことができます。ブラシの硬さがほどよいため、僕はこれを使っています。

シュータンやコバには汚れがたまりやすいので、しっかりとブラッシングしましょう。

手順③:40〜50cm離してデリケートスプレーを吹きかける

最初に注意点を書いておきます。

  • 使用方法をよく読むこと。」
  • 必ず外で行うこと。

4〜5回振ってから使用します。
また、スプレーを吸い込まないように必ず風通しの良い屋外で行ってください。

40〜50cm離してスプレーをします。
至近距離で振ると強く当たりすぎてしまったり、まんべんなく吹き付けられなかったりします。

手順④:スウェードブラシで栄養分をなじませながら毛を起こす

最後にスウェードブラシでスプレー成分を均一になじませましょう。
両足にスプレーした後1〜2分待ってから行うと良いです。

ここで使うブラシは汚れ落としで使ったものと同じで問題ありません。
スプレーは揮発性が高いのでブラシが汚れることはありません。

なじませるのと同時に毛羽を起こすイメージでブラッシングしてあげてください。

★完了★:毛羽立ちやマットな質感を残しながら、油分を補給できた!

これで完了です。
用意するものも工程も少なく、簡単ですね。

手入れ前後の写真を比べるとこんな感じ。
ラフ&タフのオリジナルの良さを保ったまま油分を補給することができました。
チャコールカラーの色飛びも直り、クールなグレーカラーが復活しています。

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【番外編】既に毛羽立ちがなくなっている場合の復活方法

この章は番外編です。
本記事のお手入れ方法を知らずにオイルやクリームを塗りこんでしまい、革の質感を変えてしまったという方もいらっしゃるでしょう。

そんな方は「真鍮のスウェードブラシ」を使って毛を起こすイメージでブラッシングをしてあげてください。
履いてはブラッシング、履いてはブラッシング...を繰り返すと、だんだんと元の質感に近づいていきます。
ただし急激には戻らないのでご注意を。

真鍮ブラシもスウェードブラシの一種ですので、本記事の手入れでも使用できます。
ラフ&タフユーザーは持っておいて損はないと思います。

まとめ

本記事をまとめます。

  • ラフ&タフレザーはオイルドヌバックに分類されるため、ワックス入りのクリームを使うと毛羽立ちがなくなってしまう。
  • ワックスなしのクリームも塗り込む際に毛を押し付けてしまうので、適しているとは言い難い。
  • スウェード用防水スプレーでは油分の補給ができず、オイルドヌバックには不十分。
  • モゥブレィのデリケートスプレーならワックスなしで毛羽立ちを押さえつけることなく油分を補給できる。
  • デリケートスプレーを私物のブーツに使ってみた。オリジナルの良さを保ったまま油分を補給でき、色飛びも直すことができた。
  • 既に毛羽立ちがなくなっている場合には真鍮ブラシを使って毛を起こすようにすると良い。

ラフ&タフレザーの手入れで悩んでいた方は、かなり参考になったのではないでしょうか。
オリジナルの良さを保ったまま手入れができる「モゥブレィデリケートスプレー」。
ラフ&タフユーザーの方はぜひ購入してみてください!

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