読者の知りたいこと
一目見たら忘れられない、個性的なデザインが特徴の”KC,s ハンギングキーケース”。
バイカーズウォレットをそのまま小さくしたような外観が、バイカーズウォレット愛用者のみならず、お洒落好きの方からも好評を博しています。
KC,sが誇るロングセラーアイテムでもあり、レザー業界やアメカジ界ではよく知られた商品の1つです。
本記事では僕が愛用者の1人として、本商品をしっかりレビューしていきますので、ご購入を検討中の方は必見です。
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KC,s「ハンギングキーケース」の特徴は9つ
日本が誇るレザークラフトメーカー”KC,s(ケイシイズ)”から販売されている「ハンギングキーケース」。
ロングセラーの大人気商品であり、レザーやアメカジの愛好家からはもちろん、お洒落好きの方からも高い評価を得ています。
そんな「ハンギングキーケース」の特徴は下記の9つにまとめることができます。
- バイカーズウォレット風デザイン
- 10cm×5.5cmのコンパクトサイズ
- スタンダードな4連キーフック
- ナスカンにスマートキーも取り付け可能
- 簡易収納ポケットを装備
- レバー式ナスカンで鞄や腰に取り付け可能
- 経年変化が楽しめる本格派レザーを使用
- 本物のアンティーク5セントコンチョを使用
- カラー&レザーの展開が豊富
バイカーズウォレット風デザイン
まず一番の特徴はこのバイカーズウォレット風のデザインですね。
バイカーズウォレットをデフォルメしたデザインが新鮮で、小物にこだわる方々からは熱烈な支持を受けています。
このデザインを活かしてバイカーズウォレットとセットで揃えることが可能です。
後述しますが、同ブランドのライダースウォレット「アリゾナフローラルシリーズ」、「ブロンクスシリーズ」や、FUNNYから出ているライダースウォレットと一緒に使うことで、財布とキーケースに統一感を持たせることができます。
写真は両方とも私物ですが、僕はKC,sハンギングキーケースのパイソンと、FUNNYライダースウォレットのブラックを一緒に使っています。
レザーは別々ですが、バイカーズウォレットのデザインやコンチョに使われたアンティークコインなど、ところどころに関連性を見出すことができ、小物に統一感を持たせることができています。
当然、同じレザーのものを使っていればさらに統一感が高まります。
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10cm×5.5cmのコンパクトサイズ
高さ10cm×幅5.5cmのコンパクトなサイズ感も良いですね。
ポケットにもすんなり入るので、持ち運びに困ることはありません。
スタンダードな4連キーフック
キーケースを開くと4連のキーフックが現れます。
持ち歩く鍵の数がそう多くない方であれば、最大4個の鍵を収納できたら十分でしょう。
キーフックには可動域が十分に確保されているので、鍵を使う際もスムーズです。
ナスカンにスマートキーも取り付け可能
近年の車はスマートキーが主流になっています。
キーケースもスマートキーに対応した商品が多く発売されていますが、このハンギングキーケースはどうでしょう?
結論を言うと、スマートキーを取り付けることも可能です。
大きな鍵はレバー式ナスカンに取り付けて対応します。
ただし、その場合は後述する鞄や腰に取り付ける使い方はできなくなります。
簡易収納ポケットを装備
キーフックの下には収納スペースがあるため、マネークリップのようにお札を挟んで出かけることも可能です。
お札だけでなく電車やバスの切符や切手など、使い方は自由自在です。
レバー式ナスカンで鞄や腰に取り付け可能
レバー式ナスカンを装備しているため、バッグやボトムスのベルトループなどにハンギングする(吊るす)ことが可能です。
これが商品名である「ハンギングキーケース」の由来ですね。
鍵が必要なときにすぐに取り出せる、便利なディテールです。
経年変化が楽しめる本格派レザーを使用
KC,sでは一流のクラフトマンが革を厳選し、細部までこだわりながら商品を制作しています。
そうして作られたアイテムは、使い込むほどに柔らかく、艶やかに変化していくため、長く使い続ける喜びを感じられるものになっています。
特にキーケースは毎日使うものですから、日に日に魅力的に変化し続けるのをご体感いただけると思います。
僕のハンギングキーケースはほとんど新品状態ですね。
これから使い込んで味のある姿にしていきたいです。
内側には牛革を使用。
見えない部分にも本革を使用することで、耐久性と高級感がグッと上がります。
もちろんこの部分も、使い込むことで艶やかに経年変化していきます。
コバ(革の断面部)も実に美しい仕上がりです。
すべてのコバを職人さんが手作業で丹念に磨き込んで仕上げています。
コート系樹脂で艶を出す方法とは異なり、丁寧に磨いて艶を出しているため別格の美しさがあります。
熟練のクラフトマンあってこそなせる技です。
本物のアンティーク5セントコンチョを使用
アメリカで1913年から1938年まで製造されていた本物の5セントコインをコンチョに加工して使用しています。
レプリカでは味わえない雰囲気があり、外観のカッコ良さをグッと引き立てます。
もちろんコンチョは交換が可能。
六角レンチを回すことでコンチョ部分を取り外せます。
おすすめをあげると、
まず候補に上がるのがFUNNYのビクターコンチョ21mm。
シルバー925のハイエンドコンチョであり、レザーと一緒にシルバーの経年変化を楽しめます。
25セント・ワシントンコインを使ったコンチョもおすすめです。
標準装備の5セントと同じアメリカンオールドコインであり、コインシルバー(900/1000)の銀貨です。
コインのグレードアップカスタムとしておすすめです。
直径が23mmと、5セントに比べて若干大きいですが、取り付け自体は問題なくできます。
コンチョの交換の際に意識してほしいことは、やはりお持ちのバイカーズウォレットとの統一感。
バイカーズウォレットにも、アンティークコインのコンチョやビクターコンチョがよく使われるため、同じテイストのコンチョで統一したいところです。
カラー&レザーの展開が豊富
豊富なカラー&レザーの展開も魅力の1つ。
次の章から1つずつ解説していきますが、プレーンタイプ8色、エキゾチックレザー6種類、起毛レザー2種類、クラフトレザー6種類という膨大な数が存在しています。
これだけ種類があれば、お好みのものが見つかることでしょう。
【プレーン】カラー&レザー展開とセットで揃えたい財布
まずは最もスタンダードなプレーンタイプからご紹介します。
プレーンタイプには上質なカウハイドレザーを採用。
カラー展開は下記の8色です。
ブラック
定番のブラックです。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、黒光りした魅力的なレザーに変化します。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのカウハイドレザー・ブラックや、FUNNYライダースウォレットのラティーゴレザー・ブラックなどがあげられます。
レッド
鮮やかなレッドです。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのカウハイドレザー・レッドや、FUNNYライダースウォレットのラティーゴレザー・バーガンディなどがあげられます。
FUNNYの方はやや沈んだ色合いのバーガンディなので、色味の差はあります。ただ同色系ではあるので、一緒に使うのもアリだと思います。
ブラウン
定番のブラウンです。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのカウハイドレザー・ブラウンや、FUNNYライダースウォレットのブライドルレザー・ブラウンなどがあげられます。
タン
定番のタンカラーです。
使い始めは薄いタンカラーですが、使い込むとツヤのある飴色に変化します。
経年変化が面白いレザーの1つですね。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのカウハイドレザー・タンや、FUNNYライダースウォレットのブライドルレザー・タンなどがあげられます。
キャメル
定番のキャメルです。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
この色味に対応するバイカーズウォレットはありませんが、先ほどあげたブラウンとタンの中間的なカラーなので、それらのウォレットと一緒に使うのが良いと思います。
イエロー
鮮やかなイエローです。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
元が薄めのカラーなので、色が濃く変化していくのも特徴。
この色味に対応するバイカーズウォレットはありませんが、先ほどあげたタンカラーのバイカーズウォレットが、色味としては近い印象です。
ネイビー
個性的なネイビーです。
濃紺というよりも、青味の強い鮮やかなカラーが特徴です。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
この色味に対応するバイカーズウォレットはありません。
ネイビーのレザーというだけで面白いので、わざわざ合わせにいかなくても良いのではないでしょうか。
グリーン
個性的なネイビーです。
深緑というよりも、緑味の強い鮮やかなカラーが特徴です。
使い始めはややマットな風合いのレザーですが、経年でツヤが増し、魅力的な風合いに変化します。
この色味に対応するバイカーズウォレットはありません。
グリーンのレザーというだけで面白いので、わざわざ合わせにいかなくても良いのではないでしょうか。
【エキゾチック・起毛】カラー&レザー展開とセットで揃えたい財布
エキゾチックレザーと起毛レザーをご紹介します。
エキゾチックレザーは6種類、起毛レザーは2種類存在します。
これらにはそれぞれカラー展開がありますので、ラインナップの数は膨大です。
エキゾチックレザー
起毛レザー
エキゾチックレザーはメジャーどころを押さえていますが、コードバン(馬の臀部)、オーストリッチ(ダチョウ革)、スティングレイ(エイ革)はありません。
FUNNYからこれらの革を使ったライダースウォレットが販売されているだけに、コードバンセット、オーストリッチセット、スティングレイセットを実現できないのが悔やまれます。
しかしシャーク(サメ革)、バイソン(野牛)、ヘアーカーフ(牛毛皮)、カモフラージュ柄パイソン(迷彩柄の蛇革)といった、ブランドによってはラインナップされていないレザーがあることは見逃せないポイント。
エキゾチックレザーの取り扱いに長けたKC,sだからこそのラインナップです。
また、エキゾチックレザー中でもクロコダイル、パイソン、ヘアーカーフは個体差も大きいため、不安な方は店舗で購入されることをおすすめします。
クロコダイル
エキゾチックレザー界でもトップに君臨するクロコダイル(ワニ革)があるのが良いですね。
カラー展開はブラック、コニャック(薄茶)、ニコチン(焦茶)、シャングリラ(赤)の4色。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのクロコダイルレザーや、FUNNYライダースウォレットのクロコダイルレザーなどがあげられます。
パイソン
エキゾチックレザーの定番パイソン(錦蛇革)です。
カラー展開はナチュラルとウッドランドカモフラージュの2パターン。
素の模様を活かしたナチュラルは「腹割×ツヤあり×ホワイト」で仕上げ。
対照的に、ウッドランドカモフラージュは「背割×マット×プリントカラー」で仕上げています。
パイソンレザーについて詳しく書いた記事がありますので、購入をご検討中の方はは一度目を通しておくべきです。
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パイソンレザーの徹底解説!蛇革の種類、艶とマット、腹割と背割、めくれ、経年変化、手入れ、風水など
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対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのパイソンレザーや、FUNNYライダースウォレットのパイソンレザーなどがあげられます。
そしてなんとカモフラ柄のパイソン革バイカーズウォレットもKC,sから販売されています。
ナチュラル模様や黒染めパイソンのウォレットと合わせても良いですが、カモフラ柄で統一する選択肢があるのが嬉しいですね。
シャーク
エキゾチックレザーの中でもブランドによって取り扱いの有無が分かれるシャーク(サメ革)です。
KC,sやSAADでは取り扱いがありますが、FUNNYでは取り扱いがありません。
シャークレザーの取り扱いブランドであっても、カラーはブラックしか取り扱わないことが多いのですが、
KC,sではなんと、ブラック、ホワイト、レッドの3色を展開。
ここまで豊富にカラーを展開することは革小物ブランド界でも稀です。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのシャークレザーや、SAADライダースウォレットのシャークレザーなどがあげられます。
エレファント
エキゾチックレザーの定番エレファント(象革)です。
カラー展開はグレー、ブラウン、ブラックの3色。
ブラウン以外は表の象革と裏の牛革に異なるカラーを使っており、グレーの裏はタン、ブラウンの裏はブラウン、ブラックの裏はレッドとなっています。
グレーの裏にヌメ革のタンを、ブラウンの裏に同色のブラウンを使うことは、このキーケース以外でもよく見られる配色ですが、ブラックの裏をレッドにするのは珍しいですね。一気に個性的な印象になります。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのエレファントレザーや、FUNNYライダースウォレットのエレファントレザーなどがあげられます。
アメリカンバイソン
エキゾチックレザーの中でもブランドによって取り扱いの有無が分かれるアメリカンバイソン(野牛革)です。
KC,sやFUNNYでは取り扱いがありますが、SAADでは取り扱いがありません。
一般的な牛革との違いはシボの荒さ。目の詰まった肉厚レザーに、荒々しいシボが見られるのが特徴です。
バイソンは放牧で育てられるため、野生生活下で傷が付くことが多く、図体の大きさに割に革製品に使える面積が小さいです。
そのため革の供給量が少なく、希少で高価な素材となっています。
カラー展開はブラック、チョコレート、ブラウンの3色。よく使われる定番の3色ですね。
対応するバイカーズウォレットは、FUNNYライダースウォレットのタタンカ(=アメリカンバイソン)レザーなどがあげられます。
ヘアーカーフ(アンボーン、ハラコ)
エキゾチックレザーの中でもブランドによって取り扱いの有無が分かれるヘアボーン(牛毛皮)です。
KC,sでは現在も取り扱いがありますが、FUNNYでは現在取り扱いがありません(過去には取り扱いがありました)。
KC,sで使われる素材は生後6ヶ月以内の仔牛毛皮です。
これに染色を行って色味を整えているので、商品の柄と色は完全に天然のものというわけではありません。
当然、商品によって個体差はあります。
元来ハラコ(腹子)とは、母牛の体内で死亡した胎児のことを指し、アンボーン(unborn=生まれていない)という別名も持っています。
しかしKC,sで使われているヘアーカーフのように、既に生まれているカーフ(仔牛革)に毛を残して、ハラコ風に加工したものも存在しています。
外観や手触りが非常に似ているため、ヘアーカーフとハラコ(アンボーン)は同一視されています。
KC,sのヘアーカーフのカラー展開はブラック×ホワイト、ブラウン×ホワイトの2色。
非常に美しい色合いで、その質感も相まって人気の高いレザーとなっています。
KC,sから同一のレザー・カラーのライダースウォレットが販売されているので、合わせて使うのならそちらが良いでしょう。
スウェード
起毛レザーの代表格であるスウェードです。
フサフサとした見た目と優しい手触りがクセになる、人気の高いレザーです。
カラー展開はピンク、エメラルド、レッド、イエロー、ブルー、アーモンドの6色。
アーモンド以外は珍しい色味のレザーを使っています。
この素材に対応するバイカーズウォレットはありません。
セットで持つのであれば色味で合わせるのが良いでしょう。
例えば、FUNNYライダースウォレットではシュリンクレザーやオーストリッチのモデルの中に、グリーンやブルーの色味を持つモデルが存在しています。
それらと合わせることで同色・異素材を楽しむことができ、セットで持ち運ぶ意味も感じ得ますね。
当然、単体で持つのもアリです。スウェードの可愛らしさは女性にも似合うので、プレゼント用としても候補に上がるでしょう。
ヌバック
スウェードよりも毛足の短い起毛革のことを指します。
手触りが良いことから、愛好家も多いレザーです。
基本的にブーツなどにはよく使われますが、小物に使われるのはややレアですね。
KC,sらしい「革への挑戦」が見て取れるモデルです。
カラー展開はブラック、ブラウン、レッド、グリーン、ピンク、ターコイズの6色。
スウェードと同様にヌバックのライダースウォレットはありません。
色味で合わせて同色・異素材を楽しむのが良いでしょう。
こう考えると、そろそろスウェードやヌバックのライダースウォレットが出てきても良い気がしますね。
ライダースジャケットやエンジニアブーツには起毛革モデルが存在していますので、これらに合わせるバイカーアイテムとして、起毛革のライダースウォレットは面白いです。
どこかのブランドにぜひ作ってほしいですね。
【クラフト】カラー&レザー展開とセットで揃えたい財布
ライダースウォレットといえば、バスケットスタンプやフェザーカットなどの”クラフト”も有名ですが、KC,sのハンギングキーケースにもちゃんとクラフトモデルが存在していますよ!
クラフト系のライダースウォレットとお使いの方には朗報と言えるラインナップです。
KC,sのクラフト技術は日本でもトップレベルであり、これを見て「ウォレットはプレーンだけど、キーケースはクラフトを使いたくなった!」という方も続出すると思います。
クラフト系には下記の6種類が存在し、それぞれにカラー展開もあります。
基本モデル
上級モデル
クラフト
きめ細かなカービングはまさにライダースウォレットそのもの。
使い続けて経年変化を楽しみたくなる圧巻の仕上がりです。
カラー展開はブラック、ブラウン、アーモンド、タンの4色。
定番の唐草模様彫りには、こういった革らしい色いが似合いますね。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのクラフトや同クラフト&バスケット、FUNNYライダースウォレットのクラフトLなどがあげられます。
カラーも同じブランドのKC,sはもちろん、FUNNYのブラック、ブラウンアンテーク、タンアンティークともバッチリ合うので、ぜひセットで持ってほしいアイテムです。
バスケット
こちらもレザーカービングでは定番のバスケットスタンプ。
熟練のクラフトマンが1つ1つ丁寧に手打ちでスタンプを施し、バスケットカゴのような編み込み柄に仕上げます。
等間隔に同じ力加減で手打ちする作業は、一流のクラフトマンだからこそなせる技。
その圧倒的なクオリティを、ぜひ手に取って体感してください。
カラー展開はブラック、ブラウン、アーモンド、タンの4色。
革らしい色合いがバスケットスタンプのデザインにマッチします。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのクラフト&バスケット、FUNNYライダースウォレットのバスケットLなどがあげられます。
フリーカット
こちらもレザーカービングでは定番のフリーカット(フェザーカットとも)。
熟練のクラフトマンが1つ1つ丁寧に唐草模様を手彫りします。
先述した「クラフト」とはモチーフは同じであるものの、カービングするスタイルの違いで全く異なる印象を与えていますね。
フリーカットは繊細かつシンプルなイメージです。
カラー展開はブラック、ブラウン、アーモンド、タンの4色。
革らしい色合いがフリーカットのデザインにマッチします。
対応するバイカーズウォレットは、KC,sライダースウォレットのフリーカット、FUNNYライダースウォレットのフェザーカットなどがあげられます。
クラフトデラックス
豪快な手彫り×鮮やかな染色で、職人技術の結晶とも言えるデザイン。
カラー展開はタン3トーン、ブラウン3トーン、ブラック3トーンの3パターン。
バイカーズウォレットでは、KC,sライダースウォレットのクラフトデラックス、モンタナアルチザンシリーズ、FUNNYライダースウォレットのクラフトL、窪田クラフトなどが近い雰囲気を持っています。
中でも僕が推したいのがKC,sのフラッグシップモデル「モンタナアルチザンシリーズ」とFUNNYの最高級クラフトレザー「窪田クラフト」の2つ。
クラフトデラックスの特別感に追いて来られるのは、同じく特別なウォレットだと考えています。
バスケットデラックス
デザイン自体は通常のバスケットと同様のものですが、グラデーションカラーで差をつけた特別なモデル。
カラー展開はイエローグラデーション、レッドグラデーションの2パターン。
バイカーズウォレットでは、FUNNYライダースウォレットのバスケットLぼかし染めシリーズが非常に近い雰囲気を持っています。
ウォレットのカラーもブラウンブレッドがイエローグラデーションに、ブラックチェリーがレッドグラデーションにそれぞれ対応し、まるで狙って作ったかのようなシンクロ具合です。
KC,sとFUNNY。日本が誇る2大バイカーズウォレットブランドを異アイテム・同デザイン・同色で持つことができる、奇跡のセットとなっております。
フリーカットデラックス
デザイン自体は通常のフリーカットと同様のものですが、グラデーションカラーで差をつけた特別なモデル。
カラー展開はイエローグラデーション、レッドグラデーションの2パターン。
バイカーズウォレットでは、KC,sライダースウォレットのフリーカットデラックスモデルが存在します。
こちらががハンギングキーケースのフリーカットデラックスモデルの財布版ということになります。
ウォレットの方はキーケースにもある2パターンに加え、ブルーグラデーションとグリーングラデーションもラインナップ。
革らしからぬ青や緑のカラーが黒とのグラデーションで表現されており、ウォレットの領域を超えたアートのような存在です。
ぜひセットで持ってほしい2つです。
ウォレットとキーケースでカラーを変えて楽しむのも良いですね。
類似商品のご紹介(KC,s、REDMOON 他)
最後にKC,sハンギングキーケースの”類似商品”を紹介します。
バイカーズウォレットをモチーフとしたデザインという点で似通っており、それぞれに細かい違いが見られます。
知名度ではハンギングキーケースに及びませんが、ほとんど同じ使い方ができますので、それぞれの特徴を踏まえた上で最終的に購入する商品を決めていただけたら良いと思います。
KC,s アパルーサシリーズ
同じくKC,sから、ハンギングキーケースとよく似た「アパルーサシリーズ」が発売されています。
バイカーズウォレットモチーフであることや、4連キーフックであるこなどは同じですが、ストラップの形状と簡易収納ポケットに違いがあります。
フラップの形状は中間がシェイプされており、キーケースの背面に縫い付けてあります。
シェイプがなく、背面と一体化していたハンギングキーケースとは異なる箇所ですね。
この特徴から、アパルーサキーケースの方がハンギングキーケースよりも、バイカーズウォレットに近いデザインであると言えます。
また、こちらの簡易収納ポケットはカードポケット型です。
ハンギングキーケースの帯型に比べて入れたお札などが落ちにくいというメリットがあります。
カラー展開はハンギングシリーズに比べて圧倒的に少ないです。
プレーンタイプにはブラック、ブラウン、コニャック(薄茶)、タン、レッドの5色が、
クラフトタイプにはブラック、ブラウン、タン、レッド、ネイビー、グリーンの6色が存在しています。
クラフトタイプはハンドスタンプ部分が地のタン色になっており、各種カラーとタン色とのコントラストを楽しむことができます。
レザーらしい色合いであり、ハンギングキーケースにはないクラフトデザインでもあるので、もしデザインが気に入ればこちらを選択するのもアリです。
KC,s ココペリシリーズ
ネイティブアメリカンに伝わる精霊”ココペリ”を刻印したモデル。
カラーはブラック、ブラウン、キャメル、タン、レッド、ブルーの6色です。
コンチョはKC,sオリジナルコンチョが付いていますが、アンティークコインコンチョなどに交換も可能。
ココペリの絵があるだけで、可愛らしいデザインへと昇華しています。
コンチョもきれいめなものを使っているため、無骨でハードなデザインを避けている人にもおすすめです。
REDMOON S-KCNCWシリーズ
REDMOON(レッドムーン)とは
1993年に後藤惠一郎氏が創業したレザーファッションブランドです。
それまでファッションの脇役でしかなかった財布を「レザーウォレット」の名で世の中に認知させ、主役の座にまで押し上げた先駆者ですね。
革小物はすべて職人の手によるハンドメイドで制作されています。
過去には雑誌Lightningでも取り上げられていました。
ここからはREDMOONの製品が続きますが、まず最初にご紹介するのは「PS-KCNCWシリーズ」です。
他社ブランドのキーケースではありますが、KC,sのものと同じ特徴を持ち、デザインも非常に似ています。
違いは鋭角なフラップとオリジナルコンチョくらいです。
レザーはブラック、コードバン(茶色 ※馬の臀部の革ではありません)、タン(薄茶)に混合鞣しのオイルレザーを、
ナチュラル(一般に言うタン)に渋鞣しのサドルレザーを採用しています。
オイルレザーは使い始めから柔らかくしなやかな革です。基本的にメンテナンスフリーでお使いいただけます。また、オイルを含んでいるため、経年変化でツヤが増していきます。
サドルレザーはベジタブルタンニン鞣しのヌメ革で、ナチュラルカラーの場合は使い込むと飴色に経年変化します。
鞣しに時間がかかるため、大量生産ができない貴重な革でもあります。
REDMOON S-KCCWシリーズ
先ほどのS-KCNCWシリーズのフラップを丸くしたのがこの「S-KCCWシリーズ」。
仕様、レザー、カラー展開はS-KCNCWと同一のものになっています。
REDMOON S-KCFFシリーズ
フルフェイスモデルです。
先ほどのS-KCCWシリーズのフラップを幅広の革に変更し、前面までガッツリ覆うようにしたデザインが特徴。
カラー展開はブラック、コードバン(茶色 ※馬の臀部の革ではありません)、ナチュラルの3色で、レザーは全てサドルレザーを採用しています。
REDMOON CW-KC-RMシリーズ
フラップ留めのコンチョを排して「RM」の焼印を施したモデル。
簡易収納ポケットも排しているため、全体的にシンプルな外観になっています。
カラー展開はブラック、コードバン(茶色 ※馬の臀部の革ではありません)、ナチュラルの3色で、レザーは全てサドルレザーを採用しています。
同じ焼印仕様のバイカーズウォレットも販売されているため、セットで揃えて統一感を持たせることも可能です。
REDMOON TX-KCシリーズ
フラップにギボシ留めを採用したモデル。
元ネタは1995年に販売された同ブランドビンテージウォレットシリーズ「テキサス」。
テキサスウォレットと同じく真鍮製のスナップロックを採用。
真鍮が持つ鈍い輝きの高級感と経年変化の楽しさを存分に味わえる贅沢仕様です。
レザーにも注目してください。
厚みを3mmに設計し、表面にステッチも廃しています。
レザーの経年変化にとことんこだわった仕様ですね。
レザーはもちろんベジタブルタンニン鞣しのサドルレザー。
カラー展開もブラック、コードバン(茶色 ※馬の臀部の革ではありません)、ナチュラルの3色を揃えています。
つまみを軽く引くだけでロックが外れ、軽く押し付けるだけでパチっと閉まるため、使い勝手も十分です。
PAILOT RIVER PR-HRKC-Aシリーズ
PAILOT RIVER(パイロットリバー)とは
2011年にREDMOON創業者の後藤惠一郎氏が、REDMOONとは異なるアプローチで表現するために立ち上げたブランドです。
REDMOONと同じ「VILLAGE WORKS」という製作工房で、職人によるハンドメイドで制作されています。
当ブランドは「REDMOONを超えるブランド」として存在しており、REDMOONがコバ磨き工程を革の断面だけに行う中、PAILOT RIVERは革の裏面全体に行っている。
オーバークオリティとも言える完成度を誇る、同社の集大成のブランドです。
そんなPAILOT RIVERから出ているバイカーズウォレット型キーケースは「PR-HRKC-Aシリーズ」。
一見REDMOONの「S-KCCW」にそっくりですが、フラップの形状が微妙に異なるなどの差異が見られます。
スタンダードなデザインながら、手間と時間を惜しまず作り上げたプレミアムモデルです。
カラー展開はブラック、コードバン(茶色 ※馬の臀部の革ではありません)、ナチュラルの3色を揃えています。
TWOFOLD キーケース アシメデザイン
唯一カスタムオーダーできるのがTWOFOLDのキーケースです。
楽天市場で注文をする際に、ベースレザーカラー・バックレザーカラー・ステッチ・メタルパーツカラー・コンチョを組み合わせて、自分だけのオリジナルキーケースを作ることができます。
レザーのカラー展開はスミブラック・アーモンドブラウン・ハニーキャラメル・ナチュラルベージュ・インディゴネイビー・チェリーレッド・アクアターコイズ・フラミンゴピンク・ライムグリーン・マスタードイエロー・スモーキーグレー・オリーブカーキの12色を用意。
もちろん本牛革で、経年変化もばっちり楽しめます。
ターコイズやグレーなど、本記事で紹介してきた他のモデルにはない色味があることが強みですね。
2つオーダーしてペア仕様にすることもできるので、プレゼント用にもおすすめです。
まとめ
本記事をまとめます。
僕と同じバイカーズウォレットユーザーにはぜひ使ってほしいアイテムです。
革や色を統一するも良し、異素材・異色を楽しむも良し、幅広いコーディネイトを楽しむことができます。
お気に入りのモデルをゲットして、レザーライフをもっと楽しんでいきましょう。