読者の知りたいこと
ライダースジャケットの足元はブーツ一択だと思っていませんか?
なんとなくスニーカーは合わせづらいイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
本記事ではライダースコーデの足元にぴったりなスニーカー「ニューバランス M1300 AT」を紹介します。
実際に購入した私が徹底解説します。購入をお考えの方もぜひご覧ください。
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ライダースに合わせるには雰囲気の近いスニーカーがベスト!
「ライダースがの足元は絶対ブーツ!」
そういった方も少なくないと思います。
雰囲気に統一感を持たせるのはコーディネイトの基本です。
重厚感のあるライダースジャケットに軽やかなスニーカーは何となく合わない気がする気持ちもよく分かります。
しかし、スニーカーの中には「ライダースジャケットと合わせてください」と言わんばかりのものも存在します。
本記事ではライダースジャケットをモチーフにしたデザインの「ニューバランス M1300 AT」を紹介します。
ニューバランス M1300 ATはライダースジャケットをモチーフにしたスニーカー
高級感あふれるスムースレザーアッパーにバイカージャケットに着想を得た漆黒を纏ったニューカラー
引用:PRTIMES「ニューバランスMADE in U.S.A.「1300」バイカージャケットをイメージしたニューカラーを5月1日(土)より発売」
ニューバランス M1300 ATは2021年5月1日に発売されたモデルです。定価¥39,600。
ニューバランスの中でもハイエンドモデルに位置する1300シリーズであるため、販売されていたのはニューバランス直営店、オンラインストア、一部セレクトショップなどと限定的でした。
1300は人気シリーズのため、発売から数週間でゴールデンサイズ26.0~28.0cmは完売していました。
私は店舗で購入することはできず、ヤフーオークションで27.0cmを購入。
運よく定価以下の¥37,800で購入することができました。
実際にライダースジャケットと合わせた写真がこちらです。
違和感なく馴染んでいます。
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ニューバランス M1300 ATの特徴をまとめてみました
ニューバランス M1300 ATの特徴をまとめます。
- 1300シリーズならではの圧倒的な履き心地
- シューレースとジッパーの2WAY仕様
- スウェード×スムースレザー
- 茶芯
- Nロゴが取れやすい
- 現在は廃盤
それぞれ解説します。
ニューバランス1300シリーズは履き心地が抜群!【まるで雲の上を歩いているよう】
ニューバランスのM1300シリーズは非常に高い人気を誇っています。
その背景として最高峰の履き心地があります。
M1300シリーズは1985年にランニングシューズのフラッグシップモデルである1000番台の初代モデルとして誕生しました。
現在は1400、1500、1600、1700と1000番台の複数シリーズを展開していますが、1000番台の始まりは1300なのです。
当時のランニングシューズの最高級モデルであったという事実から分かる通り、M1300シリーズの履き心地は非常に良いです。
ラルフ・ローレン氏が「まるで雲の上を歩いているようだ」と言ったことは有名な逸話として残っています。
他にも「スニーカー界のロールスロイス」という異名を持つなど、その履き心地を評価する声は数多くあがっています。
私自身、履いた瞬間「まるで雲の上を歩いているようだ」とつぶやきました(笑)
その履き心地を生み出しているのは、衝撃吸収性と安定性を両立させた「ENCAP(エンキャップ)」というソールユニット。
1日履いていても疲れることがありませんでした。
普段から革靴やブーツが多い私も、ときどきスニーカーを履きます。
ナイキ エアマックス90、ナイキ フライニットマックス、エアフォースワン、エアジョーダン、アディダス スタンスミス、コンバースオールスター、ニューバランス 574…と履いてきたスニーカーの数は数多くありますが、その中でもダントツで履き心地が良かったです。
ちなみにこのソールはソール交換が可能です(ニューバランス福岡店にて確認済み)。
アッパーがボロボロにならない限り、使い続けることができます。
スニーカーのソールは加水分解を起こすため、ソール交換ができることはとても嬉しいですね。
アメリカの工場で職人さんが手作業で作っています。Made in USAなのも愛着が湧くポイントです。
M1300シリーズの履き心地は機械生産では実現が難しいと、ニューバランス福岡店の店員さんに伺いました。
専用のジッパーユニットが付属!シューレースとジッパーの2WAY仕様
M1300 ATには専用のジッパーユニットが付属します。
これを取り付けることでライダースジャケット風のデザインになります。
縦に1本走ったシルバーのジッパーが、さもやライダースジャケットのフロントジップを連想させます。
もちろん、シューレースにして通常のスタイルを楽しむことも可能です。
嬉しい2WAY仕様です。
これから購入される方に1つだけ注意点があります。
それは、「ジッパーユニット装着時の紐の通し方」です。
公式画像では以下のように紹介されていますが、この通し方ではフィット感が緩くなってしまうため、おすすめしません。
紐穴の数の関係上、通せない穴が必ず1つ出てしまうことが原因です。
引用:PRTIMES「ニューバランスMADE in U.S.A.「1300」バイカージャケットをイメージしたニューカラーを5月1日(土)より発売」
おすすめなのは紐を一番下から縦に通し、すべて平行になるように通していく方法。
この方法であればすべての紐穴に通すことができ、フィット感が向上します。
見た目もスッキリするのでおすすめです。
オールブラックのカラーリング!スウェードとスムースレザーが男らしい雰囲気
レザーはスウェードとスムースレザーの切り替えになっており、両方ブラックを採用しています。
オールブラックのレザースニーカーになるため、男らしい雰囲気が漂います。
これがライダースジャケットと合わせやすい理由の1つです。
ブラックレザーかつスウェードを使っているため、秋冬におすすめしたい1足です。
夏だと若干重苦しさを感じるかもしれません。
私は夏に履くことが多いですが、とくだん暑いということはありません。
コーディネイトでうまく馴染むようにできれば夏に履くのもアリです。
実は茶芯!レザーの経年変化が魅力!
茶芯とは
茶色い革の表面を黒く染色した革を「茶芯」と言います。
茶芯はヴィンテージのレザーアイテムによく見られる特徴です。元々茶芯とは生産性の合理化のためになされていたもので、一旦すべての製品の革を茶色で作り、黒い製品を作るときはその上を黒く染色する手法です。
茶芯のレザーは使い込むほどに表面の黒い部分が擦れて地の茶色が浮き出してきます。この黒と茶色のコントラストが美しい経年変化をもたらすのです。
実はスムースレザーが茶芯仕様となっています。
ニューバランスが茶芯レザーを使ってくれるとは思いませんでした。
アメカジ好きや経年変化好きには嬉しいサプライズです。
スムースレザーの経年変化も魅力的です。
歩くたびにアッパーのレザーにしわが入り、新品時よりもレザーの表情が豊かになります。
レザーが柔らかいため、比較的すぐに変化が出てきます。
後の章で経年変化したM1300 ATの写真を載せています。
ご覧になりたい方はこちら。
Nロゴが取れやすい
Nロゴが取れやすいことが難点です。
Nロゴは縫い付けではなく接着。
新品時から若干端のはがれが目立ちます。
せっかく買ったのに…
Nが剥がれたら無印になっちゃうじゃんか😭#Nは貼ってあるだけ#ニューバランス#M1300AT#高かったのに pic.twitter.com/5bFJblTeud— しばた@猫アレルギー (@shibata_36) May 12, 2021
そう簡単に取れるものではありませんが、使用時に少し気にしてしまうところです。
現在は廃盤。購入したい場合は中古で探そう!
2021年のモデルのため現在は廃盤です。
購入するときはネットで中古品を探しましょう。
リンクを貼っておきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
約3年半履いたエイジング(経年変化)をお見せします。
履き始めてから約3年半が経過しましたので、経年変化したM1300 ATの写真をお見せします。
スムースレザーにはシワが入り、スウェードは緑色っぽく変化。
茶芯はまだまだですが、履き続けていくともっと出てくるでしょう。
M1300 ATは育てがいのある一足ですね。
【紅蓮のM1300 AT!?】ニューバランス M1300 AWという亜種が存在する!
あまり知られていませんが、M1300 ATには、海外限定モデルのM1300 AWという亜種が存在します。
M1300 ATよりも先行して海外で発売されています。
レザーがバーガンディカラーであること以外はM1300 ATと全く同じです。同型別色といった感じですね。
ブラックと比べてライダースジャケット感は薄れますが、暖色カラーが秋冬のコーディネイトに温かみをプラスしてくれます。
高級感のある暗めの色合いもgoodです。
残念ながら日本への上陸はなく、入手方法が限られた激レアモデルとなっています。
私もチャンスがあれば購入したいと考えています。
現物を紹介している動画がYouTubeに上がっていますので、興味のある方はご覧ください。
まとめ
本記事をまとめます。
- 重厚感のあるライダースジャケットには似た雰囲気を持つシューズを合わせるのが基本。
- ニューバランス M1300 ATはライダースジャケットをモチーフにしたスニーカー。
- ニューバランス M1300 ATには最高級の履き心地、ジッパースタイル、スウェード×スムースレザー、茶芯、Nロゴが取れやすいといった特徴がある。
- 経年変化するとスムースレザーにはシワが入り、スウェードは緑色っぽく変化。擦れやすい踵部分に茶芯が現れる。
- ニューバランス M1300 AWというバーガンディカラーの同型別色が存在する。ただし海外限定。
本記事でニューバランス M1300 ATの魅力が伝わったら幸いです。
ライダースコーデの足元にぴったりのスニーカーですので、ライダースがお好きな方はぜひ購入してみてください!