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【2022年】10/12はレッドウィングの日!成り立ちの真相と今年の皆の投稿11選

2022年10月16日

レッドウィングの日

読者の知りたいこと

質問者さん
質問者さん

  • SNSでハッシュタグ付きで投稿されている「レッドウィングの日」って何?
  • レッドウィングの日っていつから言われているの?
  • レッドウィングの日の参加条件は何?
  • レッドウィングの日に投稿されている皆のブーツを見たい。
  • 今年2022年の10月12日もSNSで大きな賑わいを見せた「レッドウィングの日」。
    昔からのレッドウィングファンからすると「近年言われだした謎の日」という感覚もあるかと思います。

    レッドウィングのファンである私が、実際にTwitterで「レッドウィングの日」に参加し、徹底調査してきました。

    レッドウィングの日は創業者チャールズ・ベックマンの命日!?

    毎年10月12日にSNSで大きな盛り上がりを見せる「レッドウィングの日」。
    レッドウィングファンとして当然僕も参加してきました。

    正確にはチャールズ・ベックマンの命日ではない

    「10月12日がレッドウィングの日なのは、レッドウィングの創業者チャールズ・ベックマンの命日だから。」
    そんな風に聞いていらっしゃる方も多いかと思います。

    しかし、実際のチャールズ・ベックマンの命日は1912年10月21日です。10月12日ではありません。

    レッドウィングジャパン元代表の投稿でそれが確認できます。

     

    この投稿をInstagramで見る

     

    Michiya Suzuki(@michiya186)がシェアした投稿

    質問者さん
    質問者さん
    え!?どういうこと…?

    ではなぜ日本では10月12日がレッドウィングの日として認識されているのか…?
    その理由はレッドウィングの日の成り立ちにありました。

    レッドウィングの日は2013年にブロガーのHoriさんが考案したもの

    レッドウィングの日のロゴ

    引用:2ndsole.net「10月12日【レッドウィングの日のお知らせ】」

    レッドウィングの日は公式のものではありません。
    2013年にブロガーのHoriさんが考案し、以降SNSで日本のレッドウィングファンたちの文化となっています。

    Horiさんは、「2ndsole.net」、「今日も晴れて幸せ!」という革靴&ブーツをテーマにしたブログを運営されている方です。

    2013年の2月10日に、SNSでベックマンブーツの投稿をする人が多く、不思議に思って調べたところ、レッドウィングシューカンパニーの設立日でした。
    これをヒントに、皆でレッドウィングを履いて投稿する日を作りたいと考え、チャールズ・ベックマンの命日(実際には異なるが)を「レッドウィングの日」と名付けたのでした。

    SNSで投稿を呼びかけたところ、これが大反響を巻き起こし、今ではレッドウィングファンのみならず、レッドウィングジャパンの元代表 鈴木理也さんや、有名YouTuberたちの投稿もあるほどです。

    コンセプトは、

    “レッドウィングの日”は、そんな彼(チャールズ・ベックマン)の偉業に敬意を表してみんなでレッドウィングを履こうじゃないかというイベント

    引用:2ndsole.net「10月12日【レッドウィングの日のお知らせ】」

    こういった素敵なイベントを作ってくれたHoriさんに感謝です。

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    レッドウィングの日にはレッドウィングを履いて出かけて、SNSで投稿しよう!

    レッドウィングの日の参加条件は下の2つです。

    条件①:レッドウィングを履く
    条件②:SNSに「レッドウィングの日」の#(ハッシュタグ)付きで投稿

    しかし実際には履かずに写真だけ投稿している人も多くいらっしゃいます。
    それでもチャールズ・ベックマン氏への敬意は同じです。
    履いての参加ができない人はスマホの中にある写真を投稿しましょう!

    ハッシュタグで検索をかけられるので、レッドウィングのファンの自慢のブーツたちが見られる良い機会でもあります。
    珍しいモデルが見つかれば投稿に返信するのも面白いです。
    レッドウィングの日を通じて、ファン同士の交流が生まれやすいのも良いですね!

    レッドウィングジャパン元代表「鈴木理也さん」の投稿

    レッドウィングジャパン元代表の鈴木理也さんの投稿です。
    鈴木さんが代表をされていた頃は9268、2966、9269、ベックマンフラットボックス、ハンツマンなど、ヴィンテージから着想を得たモデルの発売が多かった時期です。
    レッドウィングジャパンの引退後はフリーランスで革靴やブーツに関わる仕事をされています。
    そのセンスの良さと博識さから今日でも多数のYouTubeチャンネルでゲストとして出演されています。

    そんな鈴木さんがレッドウィングの日に選んだのはレッドウィング9060 ベックマンフラットボックスです。
    旧い時代のブーツには先芯がないものが見つかることがあり、ベックマンで先芯なしヴィンテージ仕様を形にできないか模索。
    その模索から10数年後に発売されたモデルがベックマンフラットボックスでした。

    レッドウィングジャパン時代に自ら企画した商品を投稿する…。とても素敵です。

    ベックマンフラットボックス誕生秘話は下の記事でみられます。

    Dig-it「思わずため息……。レッド・ウィング・ジャパン代表が愛するこの世に一足しかないブーツ。」

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    YouTuberたちの投稿

    ここではうなさん(革靴小説うなブロ)、Heritage R.W.さん、ふくろうさんの3名の投稿を見ていきます。

    うなさん(革靴小説うなブロ)

    うなさんと言えばベックマンフラットボックスを連想される方が多いかと思います。
    レッドウィングジャパン公式とのコラボ企画で、動画に登場していたものをレッドウィング福岡パルコ店にエイジングサンプルとして貸し出し、サイズ違いでもう1足新品から履いてどういうエイジングになるのか検証をしています。
    これらを壱号機と弐号機という言葉で表現されているうなさん。同時に並べた写真はエイジングbefore & afterのようで面白いです。

    こちらのアイリッシュセッター875もレッドウィング福岡パルコ店に貸し出し中です。
    使われているオロレガシーレザーは表面加工をしていないオイルドレザーであり、雨の日に履くと染みになりやすく、公式でも推奨していません。
    そこで本コラボでは「あえて雨の日にだけ履く」ことを前提にした検証企画です。こちらももちろん新品からスタート。どういうエイジングを見せるのか楽しみです。

    レッドウィング福岡パルコ店×うなさんのコラボ企画についての記事も書いていますので、ぜひご覧ください。

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    うなさん(革靴小説うなブロ)の私物がレッドウィング福岡パルコ店に展示中!圧巻のエイジングを見逃すな!

    続きを見る

    Heritage R.W.さん

    レッドウィング愛好家のHeritage R.W.さん。動画で登場する部屋一帯はレッドウィングのブーツで埋め尽くされており、かなりの収集家であることが伺えます。
    既に廃盤になったモデルや限定コラボモデルも多数お持ちで、レッドウィングマニアにはたまらない動画です。

    そんなHeritage R.W.さんが投稿したのはレッドウィング875のビームス別注半円犬タグ復刻モデル

    1990年代初頭に右足のベロの表側に縫い付けられていた半円形のアイリッシュ・セッター・タグを復刻したモデルです。
    つまり当時物のヴィンテージではありません。

    2016年9月にビームス40周年企画の一環として限定発売され、瞬く間に完売。
    それを受けて2017年6月に再販されました。

    それでも売れ行きはすさまじく、なかなか持っている人が少ない珍しいモデルです。
    Heritage R.W.さんのTwitterではこういったレアモデルが多数みられるので、マニアは必見です。

    ふくろうさん

    2021年10月28日にYouTube初投稿。
    ベックマンフラットボックス、アイリッシュセッター6インチラウンドトゥ、ポストマンなどの動画を投稿されています。

    こちらはアイリッシュセッター6インチラウンドトゥ9111です。
    カッパーラフ&タフというオイルドヌバックレザーを採用したモデルです。

    ブーツの手入れについて詳しくなかった時期に入手した古参ブーツであることから、色々な種類のオイルやクリームを塗っていたそうです。
    新品時の毛羽立ちやマットな質感は消え、ツヤ革のような光沢が出ています。
    また、靴紐をレザーにされています。
    光沢感の持つドレッシーさと革紐の持つ無骨さの組み合わせが面白いです。

    カスタム品の投稿

    カスタムの幅が広いのもワークブーツの利点です。
    自分好みのカスタムを施したオリジナルレッドウィングたちを紹介します。

    ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトをモフモフに!?

    こちらはレッドウィング8083 アイアンレンジャーです。
    ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトというオイルドラフアウトレザーを採用したモデルです。
    オイルを含んであるため、本来はやや暗めの色合いや毛羽立ちの少ない起毛感をを持っています。

    これをハードに水洗いし、乾ききる前にミンクオイルを入れたらこのように、

    • 黄土色味が強い
    • 毛足が長い
    • 毛の長さにバラツキがある

    という特徴が出たようです。

    この特徴はさながらタン・ラフアウト・ブルハイドレザーのようですね。
    9269と9211に採用され、80~90年代に見られるラフアウトの特徴を上手く再現していると好評のレザーです。
    9269の方は残念ながら廃盤になってしまいました。

    なかなか勇気の要るカスタムですが、他にない自分だけの一足にした人に検討してほしいカッコいいカスタムです。

    ミュールスキナーのケア方法はラフアウトのケア方法と一緒に下の記事で解説しています。
    興味のある方はご覧ください。

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    ラフアウト・スウェードの手入れ用品一式
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    ラフアウトをブルーにリカラー!

    レッドウィング8173 6インチモックトゥのリカラーカスタムです。

    ホーソーン・アビレーン・ラフアウトというベージュのラフアウトを採用しています。

    これをまさかのブルーにリカラー。靴紐をネイビーにしてコバまで青く染め上げる徹底ぶり。
    さながら児島インディゴ染めアイリッシュセッターのようですね。
    インディゴカラーよりも原色の強い青味が表現されており、魅力的なカスタムです。

     

    ただし注意点が1つあります。

    ホーソーン・アビレーン・ラフアウトは元々は通気性の良いレザーです。

    • オイルを含まないドライレザーである
    • 内側にライナーを設けていない(モデルによって異なるが8173はライナーなし)
    • 内側の厚い部分は擦って通気性を良くしている

    これらの特徴を持つホーソーン・アビレーン・ラフアウトに対して、外側からカラースプレーを塗ってしまうと、通気性が悪くなります。

    それでもリカラーには「公式から出ていないカラーを自由に選択できる」という、車のリカラーに似た魅力があります。
    自分好みのカラーを優先したい方にはおすすめできるカスタムです。

    8インチブーツのアイレットをフックに!

    アイリッシュセッター8インチのゴールドラセットセコイアモデルです。品番は9877

    シュータンの先に見えるレクタングル・バータック・ステッチやゴールドに近いカラーなど、ヴィンテージのアイリッシュセッターの特徴を再現したモデルです。

    8インチブーツは履きづらいのが難点ですが、アイレットの上の方をフックにすれば脱ぎ履きが楽になります。
    実用的なカスタムです。

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    廃盤品の投稿

    レッドウィングは廃盤になったモデルも中古市場で人気があります。
    ヴィンテージやデッドストックとなればその人気は絶大です。
    そんな廃盤モデルの投稿を見ていきます。

    アイアンレンジャー8117(ネイビー・アビーレーン・ラフアウト)

    こちらは2022年頭くらいまではレッドウィングジャパンの公式HPに掲載されていたモデルです。

    現行のアイアンレンジャーにはビブラム・430ミニラグソールが採用されていますが、このモデルは旧仕様のニトリルコルクソールですね。
    発売時期が古く、新ソールへの移行時には廃盤が決定していたため、新ソールでの販売はありませんでした。

    ネイビーのラフアウトが美しい、レッドウィングでは珍しいモデルです。

    16インチ丈ロガーブーツ650

    投稿文ではラインマンとなっていますが、正確にはロガーブーツです。
    長い丈はなんと16インチ

    脱ぎ履きを考慮してアイレットの中間部がフックになっています。
    玉数が少なく、持っている人も少ないレアモデルです。

    ペコスブーツ

    レッドウィングで廃盤になってしまったペコスブーツです。
    過去にはブラッククローム、ホーソーンアビレーンラフアウト、オロレガシー、オロラセット、ゴールドラセットセコイアなど、多数のレザーで作られていました。
    ワイズも日本人の足に合いやすいEワイズであり、廃盤決定を残念に思う人も多かったようです。

    投稿者の方は複数カラーのペコスを所有しています。色違いで履けるのが羨ましいモデルです。

    まとめ

    本記事をまとめます。

    • レッドウィングの日は、ブロガーのHoriさんがSNSで呼びかけて作った日。
    • 正確には創業者チャールズ・ベックマンの命日ではない。
    • 2013年10月12日が初で、以降日本のレッドウィングファンの文化となっている。
    • 10月12日にレッドウィングを履いて、ハッシュタグ付きで投稿すればOK。
    • レッドウィング元代表やYouTuberたちも投稿している。
    • カスタム品、廃盤品など、なかなか見られないブーツが多数見られる。

    今回はタイムリーな話題で記事を書きました。

    日本のレッドウィングファンにとっては大事なイベントとなっている「レッドウィングの日」。
    自慢の相棒を皆に見てもらえる良い機会になります。
    今年参加できなかった人は来年ぜひ参加をしてみてください。

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