こんな人におすすめの記事です。
FATのTシャツはFATの商品の中でもアイコン的なモデルであり、定番として毎年ラインナップされています。
僕自身大学時代から8年間もFATのTシャツを愛用しており、僕の中で夏の定番アイテムになっています。
今回はそんな魅力について解説していきます。
FATのTシャツの魅力とは
FATとは
2002年にスタートしたアメカジベースのストリートブランドです。
少し古く感じるようなオールドアメリカンスタイルをあえて取り入れることで、トレンドと逆行しながらも人気のある独自のスタイルを作り上げています。
基本スタイルはルーズシルエットですが、オールドアメリカンのアイビールック要素をプラスしているため、落ち着いた大人のストリート感が出せるのがポイントです。
分厚い生地
FATのTシャツの一番の魅力はなんといっても生地の厚さにあります。
8/-(8番手)の極太糸で編んだその生地は、13oz(オンス)の重みがあります。手に取った瞬間に普通のTシャツとは一線を画していることが分かります。
洗いを繰り返しても全くへたれません。僕のものも着続けて洗い続けて何年も持っているので非常に長持ちすると言えます。
下の写真はTシャツの中でも比較的厚いとされているチャンピオンTシャツとの厚み比較です。左がFAT、右がチャンピオンですが、FATのTシャツがどれだけ厚いかが一目で分かります。
ストリート、カジュアル、アメカジなどの幅広いスタイルに対応!
僕の記事では珍しいストリートブランドからの紹介です。ストリートブランドならではの雰囲気がありますので、ピストバイク、BMX、スケートボードをされる方にはよく合うと思います。
ストリート以外のコーデにも対応しています。アメカジがベースになっているため、デニムジャケットなどのアメカジアイテムとも馴染んだり、Tシャツ1枚やパーカーと合わせることでカジュアルな印象を持たせたりと変幻自在です。
このように幅広いスタイルで着られるのは、次に解説するデザインの豊富さもあってのことです。
デザインが豊富
デザインの豊富さも魅力です。FATでは毎期Tシャツのデザインを一新し、多種多様なデザインで販売しています。2022年秋にリリースされたデザインは40種類近いものでした。
カラーも1デザインにつき2~3色あるので、これだけでもかなりの数と言えます。
また、これまでエバーラスト(ボクシング)やハーレー(オートバイ)などのブランドとコラボしています。
買い逃してしまうと入手が難しくなるため、好きなブランドとのコラボは要チェックですね。
分厚い極上の生地であなたの心をつかむデザインのTシャツが見つかるかもしれません。
サイズ感について
ジャスト~ビッグサイズまで選べる豊富なサイズ展開
FATは変わったサイズ表記をしていまして、S=PINO、M=TITCH、L=SKINNY、XL=FAT、XXL=JUMBO、XXXL=MAXといった感じです。
僕の場合は172cm、63kgでM=TITCHがジャストサイズです。
過去にはTシャツにもS(=PINO)とXXXL(=MAX)が用意されていましたが、近年作っていないようです。しかし中古で探せば見つかることもあります。
大き目サイズはとにかくデカいです!FATやJUMBOともなれば、ルーズなシルエットがより際立ちます。コーデによってはビッグサイズを買うのもアリです。
2022年夏のサイズ表は次の通りです。
サイズ | 着丈(cm) | 身幅(cm) | 肩幅(cm) | 袖丈(cm) |
TITCH | 64.5 | 50 | 43 | 21 |
SKINNY | 67.5 | 53 | 46 | 22 |
FAT | 70.5 | 56 | 49 | 23 |
JUMBO | 73.5 | 59 | 52 | 24 |
【注意】年によってサイズ感が違う!
ここで1点注意点があります。それは年によってサイズ感が違うことです。
FATのTシャツはFATの中でもアイコン的な存在であり、長年定番としての地位を確立しています。そんなTシャツもその年によって微妙にサイズ感やシルエットを変えています。
同じサイズでも着用感が違ってくるため、買う際には注意が必要です。
ここでは僕の所有しているFAT TシャツのTITCHサイズで比較を行います。
かなり新しめの年に発売されたもの
サイズ | 着丈(cm) | 身幅(cm) | 肩幅(cm) | 袖丈(cm) |
TITCH | 64.5 | 46.5 | 44 | 23 |
Tシャツに発売時期が明記されているわけではないため、正確な発売時期は不明です。メルカリで新品で購入した時期が2021年9月であり、すぐに出品されたことを考えると、2021年夏ごろの商品であったのではないかと想定されます。
特徴として、紹介する4つの中で最もタイトです。MサイズではなくSサイズといっても過言ではありません。
身幅は46.5cmと細いです。紹介する4つのうちの最大が50cmなので、同ブランド同サイズで3.5cmも差が生じていることになります。
肩幅にも特徴があり、こちらは44cmと4つ中最大です。肩幅かた身幅までのサイズ差が小さい、長方形に近いシルエットと言えます。
タイトなTシャツを好む方にはおすすめのシルエットです。
2015年頃に発売されたもの
サイズ | 着丈(cm) | 身幅(cm) | 肩幅(cm) | 袖丈(cm) |
TITCH | 65 | 50 | 42 | 21 |
こちらも年代が不明ですが、2015年頃に発売されたものだと想定されます。
この頃はロゴをブラックの刺繍で描いたTシャツが発売されていたことを覚えています。
肩幅と袖丈が4つ中最小ですが気になるほどではありません。全体的に大きな特徴が見られず、平均的なシルエットであると言えます。
廃盤になって久しい鮮やかなブルーのモデル
サイズ | 着丈(cm) | 身幅(cm) | 肩幅(cm) | 袖丈(cm) |
TITCH | 63 | 49 | 43 | 22 |
元々FATのロゴTシャツにはブルーやレッドなどのビビッドなカラーも発売されていました。しかし近年はブラック、ホワイト、グレー、イエローの4色展開であることが多く、こういったカラーは希少です。中古では入手が可能です。
やや短い着丈とやや細い身幅のおかげでタイト寄りなシルエットです。しかし身幅は誤差の範囲とも取れるので、着丈以外は平均的であると言えます。
エバーラストコラボモデル
サイズ | 着丈(cm) | 身幅(cm) | 肩幅(cm) | 袖丈(cm) |
TITCH | 69 | 50 | 43 | 22 |
FAT12周年を記念して2014年4月19日に発売されたエバーラストとのコラボモデルです。
エバーラスト(EVER LAST)といえばボクシンググローブなどを手掛けるボクシング用品のトップメーカーですね。世界タイトルマッチでも長年の使用実績があります。
そんなエバーラストとのコラボモデルは着丈が69cmと最長でした。他は平均的です。
このように、同ブランド同サイズでも発売時期によってサイズ感が異なることが分かります。
4つ中3つは大きな差ではないですが、新しめのものは明らかに差を感じます。基本的に同じサイズを選べば間違いないですが、サイズの確認はしっかりと行ったうえで購入した方が良いです。
【画像解説】着こなし例8選
この記事ではFATのTシャツをカッコよく着こなしている画像を8枚ご紹介しています。
Tシャツメインコーデ
左(①)はカモフラロゴのTシャツを大き目(Lサイズ=SKINNY)で着ています。夏のストリートスタイルには大き目のサイズ感が良く合います。キャップの緑とカモフラロゴの緑を合わせた小物使いも気に入っています。
右(②)のように、Tシャツが大き目サイズだと中に1枚着られますね。今回はジャスト+1サイズなのでロンTですが、+2サイズならパーカーも中に着られます。ロンTのカラーをカモフラロゴのカーキと合わせました。他のアイテムをブラックで統一しているので、とてもシンプルなコーデに仕上がっています。
アメカジアイテムと重ね着
左(③)はschottのオールブラックライダース(513UST)とFATのオールブラックロゴTシャツを合わせたコーデです。タイトなサイズ感とオールブラック同士の組み合わせがクールです。FATのTシャツは厚手でヘビーデューティーなアイテムです。バイク乗りにもおすすめしたいですね。
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右(④)はデニムジャケット、ワークブーツというアメカジアイテムと合わせたコーデです。インナーとボトムスをブラックにしていますが、ロゴが良い味付けをしてくれています。
ブルゾンと重ね着
左(⑤)のFATのスタジャンはFAT ALL STARS Ⅱ(FAS Ⅱ)というモデルです。FATのブランドがスタートした2002年に1stモデル、2009年に復刻版として2ndモデルが発売されています。
そのスタジャンに、FATのTシャツの定番であるロゴTシャツを合わせてみました。ブラック×イエローはFATのアイコン的配色で、クールさの中にも目を引くものがあります。今回はタイトなサイズ感のコーデですが、ルーズ目だとよりストリート感が出せます。
右(⑥)のFATのスタジャンはONXY STADIAM JACKETというモデルです。2015年に発売されました。インナーのTシャツはロゴがブラックの刺繍のモデルで、こちらもまた2015年~の発売です。
オールブラックのストリートコーデにスウェードレザーシューズが良く合いました。とてもクールなコーデでおすすめです。
左(⑦)はストリートの定番、コーチジャケットと合わせたコーデです。配色をモノトーン、全体をジャストにしてラグジュアリー感を出しました。中に着ているTシャツは④で紹介したブラック刺繍ロゴです。シンプルなデザインは対応するスタイルの幅が広いので、1枚持っているとヘビロテできます。
右(⑧)はネイビーのスタジャンにブルーのTシャツを合わせたコーデです。青系×グレー×ブラックの組み合わせは好相性です。コーデの一部(今回は袖や靴)にレザーを使うと、表情が引き締まって良いですね。
まとめ
FATのTシャツは長年ブランドのアイコンとなっている定番アイテムです。
他に類を見ない肉厚な生地と豊富なデザイン数が魅力ですね。
ただし発売時期によってサイズ感が違うので購入の際には注意してください!
コーデを8種類紹介しました。実に多種多様なコーデが可能です。
ぜひ買って自分だけのコーデを楽しんでみて下さい!