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ブラックプレーリーの手入れにはサフィールノワール オイルドレザークリームがおすすめ!

2022年9月14日

レッドウィングのブーツをケアする

読者の知りたいこと

質問者さん
質問者さん

  • ブラックプレーリーの手入れにはどのクリームがおすすめ?
  • ブラックプレーリーの手入れに使わない方が良いものってあるの?
  • こういった疑問に答えます。

    ブラックプレーリーは、レッドウィングでも使われている品番が少なく、手入れの方法を調べてもなかなか出てこないのが現状です。
    今回はそんなブラックプレーリーの手入れをしてみました。

    僕はアメカジファンとしてワークブーツの手入れには自信があります。
    実際に手入れした写真をお見せするので、参考になるかと思います。

    ブラックプレーリーの手入れにはサフィールノワール オイルドレザークリームがおすすめ!

    ブラックプレーリーの特徴

    ブラックプレーリーはレッドウィングの革の1つです。
    使われているモデルはブラックスミス(3345)、1930S SPORTS BOOTS(8075)、アイリッシュセッター(8849)などがあげられます。
    ブラックプレーリーには次のような特徴があります。

     

    茶芯

    ブーツのタンの茶芯

    ブラックップレリーの茶芯

    茶色い革の表面を黒く染色した革を「茶芯」と言います。
    履き込むほどに表面の黒い部分が擦れて地の茶色が浮き出してきます。この黒と茶色がコントラストがヴィンテージライクな雰囲気を生み出します。
    長く履いて経年変化を楽しみたいレザーです。
    またブラックプレーリーの表面の黒い塗膜は、同ブランドの他の茶芯レザーと比べて薄く仕上げられており、経年変化も早く出ます。

     

    マットな質感と自然な肌目

    レッドウィングのブーツの革質

    ブラックプレーリーはマットな表情

    マットで自然な肌目が魅力的なレザーです。
    ブラックプレーリーはフルグレインレザーです。革の銀面を無加工のまま仕上げているため、革の表面には天然のシボが入っています。
    ブラックプレーリーは表面の黒い塗膜を薄く乗せています。塗膜が厚いと黒光りするような光沢感が生まれますが、これが薄いので、革の表情も自然なものになります。
    革らしい外観の革だと言えます。

     

    油分が多い

    ブラックプレーリーは油分が多いので柔らかい

    ブラックプレーリーは油分が多いので柔らかい

    油分が多めのレザーですが、表面のコーティングが薄いため、履いていると徐々に油分が抜けてきます。
    乾燥には気をつけたいですね。
    また、油分が多いので革が柔らかいです。柔らかさを維持するためにも油分補給は大切です。

    ブラックプレーリーの手入れで気を付けたいポイントは3つ

    気を付けたいポイントは下の3つです。

    • ポイント①:ニュートラル(無色)を使って茶芯を活かす
    • ポイント②:ワックス(蝋)不使用のクリームを使って、マットな質感と自然な肌目を維持する
    • ポイント③:オイルドレザーの油分補給に適したクリームを使う

    それでは順番に解説していきます。

    ポイント①:ニュートラル(無色)を使って茶芯を活かす

    無色のレザークリーム

    茶芯を活かすためにもニュートラル(無色)のクリームを推奨

    茶芯にはニュートラル(無色)を使うのがセオリーです。カラークリームを使ってしまうと補色され、茶芯まで染まってしまいます。
    茶芯はアメカジ界では魅力的な経年変化なので、味として楽しむためにも補色はせずに残しましょう。

    ポイント②:【超重要】ワックス(蝋)不使用のクリームを使って、マットな質感と自然な肌目を維持する

    蝋を含むクリームはNG

    マットな質感を維持するためにも、蝋が入っていないクリームを推奨

    ここが本記事最大のポイントです!!
    ブラックプレーリーはマットな質感と自然な肌目が魅力的なレザーです。この表情を変えずに栄養を補給するためにも、ワックス(蝋)成分の入っていないクリームでケアしましょう。
    クリームを塗ると油分と水分は革の中に浸透しますが、蝋は革の表面に残って光沢を生みます。本来はツヤを出すために重宝されている成分ですが、ブラックプレーリーの場合はマットな質感(ツヤがないこと)が魅力のため、買ったときの表情を変えたくない人も多いかと思います。
    そんな方はぜひワックス(蝋)不使用のクリームを使ってください!

     

    ここでよくある間違いを2点紹介しておきます。知識として持っておけばクリーム選びを間違える失敗を防ぐことができます。

    蝋と有機溶剤の混同

    蝋とよく間違えてしまうのが有機溶剤です。これらは別の成分です。
    有機溶剤は乳化性クリームに使われている乳化剤です。本来混ざらない水と油を混ぜることを乳化と言います。この乳化のために有機溶剤が含まれていますが、有機溶剤によってツヤが出てしまうわけではありません。

    油性クリームならツヤが抑えられるという間違い

    よくミンクオイルなどの油性クリームだとツヤが抑えられた仕上がりになるという文言を目にしますが、無関係なので注意してください。
    ツヤを出す成分はワックス(蝋)であって、油分ではありません。
    油性クリームでもワックス(蝋)が含まれているものはたくさん売られています。レッドウィングの純正ミンクオイルにも蝋は含まれています。

    ポイント③:オイルドレザーの油分補給に適したクリームを使う

    ブラックプレーリーはオイルドレザーである

    ブラックプレーリーはオイルドレザーの一種

    ブラックプレーリーは革にオイルを含ませて仕上げたオイルドレザーです。ビジネス用の革靴に比べて油分を多く含んでいます。そのため頻繁な油分補給は必要ありませんが、履き込んで表面が乾燥すると、オイルドレザーならではの質感が損なわれてきます。
    レッドウィングをはじめとしたワークブーツは経年変化が魅力で、長年履くことで新品のときよりも表情が豊かに育ちますが、それは適度な手入れがあってのこと。経年変化と経年劣化は別物なのです。

    ブラックプレーリーの手入れには「サフィールノワール オイルドレザークリーム」がおすすめ!

    ブラックプレーリーの手入れに適したケア用品は、上のポイント①②③を満たしたものということになります。
    ここで僕からおすすめしたいのは「サフィールノワール オイルドレザークリーム」です。

    光沢を出すワックス(蝋)不使用なので、マットな革の表情を変えずに栄養を補給したいときにうってつけのクリームです。

    サフィールノワール オイルドレザークリームは蝋不使用

    裏に「ワックス(蝋)不使用」との記載あり

    カラーはニュートラル(無色)なのでせっかく出た茶芯を損なうこともありません。

    動物性油分のニートフットオイル(牛脚油)と植物性油分のホホバオイルを主成分とした、油分補給に優れたクリームです。
    塗るときの伸びや馴染みがとても良いです。塗った後もベタつきの少ないサラッとした仕上がりになるところが良いです。

    サフィールノワール オイルドレザークリームを使ってブラックプレーリーを手入れしてみました

    サフィールノワール オイルドレザークリーム

    サフィールノワール オイルドレザークリームの外観

    僕が愛用するレッドウィング 8849をオイルドレザークリームを使って手入れしていきます。
    購入後約1年が経過し、使用感が出てきました。つま先、かかと、タンには茶芯が表れています。

    ブーツのつま先の茶芯

    つま先の茶芯(手入れ前)

    ブーツのかかとの茶芯

    かかとの茶芯(手入れ前)

    ブーツのタンの茶芯

    タンの茶芯(手入れ前)

    クリームは柔らかく、とても塗り伸ばしやすいです。
    革にスーッと馴染み、表面にベタつきが残りません。すぐに元の表情に戻ります。

    サフィールノワール オイルドレザークリーム

    オイルドレザークリームのテクスチャー

    こちらが手入れ前と後の写真です。
    革の表情を変えることなく手入れできました。

    細部を見てもマットな質感、自然な肌目、茶芯がそのまま残っています。
    ブラックプレーリーの手入れには効果的であることがお分かりいただけると思います。

    レッドウィング8849の甲

    マットな質感を維持(甲)

    レッドウィング8849の横

    マットな質感を維持(サイド)

    ブーツのつま先の茶芯

    茶芯を維持(つま先)

    ブーツのかかとの茶芯

    茶芯を維持(かかと)

    ブーツのタンの茶芯

    茶芯を維持(タン)

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    ブラックプレーリーの手入れに使わない方が良いもの

    手入れに推奨しないクリームの特徴3つ

    逆にブラックプレーリーに向かないものもお伝えしておきます。
    基本的には大事なポイント①②③と逆の特徴を持つものは不向きです。

    • ブラックなどのカラークリーム
    • ろう、密ろうなどの成分表示があるもの=ワックス(蝋)を含んでいるもの
    • ミンクオイルなどの油分が強すぎてベタつきやカビの原因となるもの

    ミンクオイルが好まれない理由はいくつかありますが、特に有名なのは湿気の多い日本ではカビの原因となることです。
    空気の乾燥したアメリカなどでは効果を発揮しますが、気候の違う日本では不向きだと言われています。
    過去にショップ店員さんに革の手入れについて伺ったら、「ヴィンテージなどのオイルが抜けきるくらい履き込んだものにならミンクオイルを使ってよいが、新品から履いたものにミンクオイルは油分が強すぎるからNG」とのこと。

    まとめ

    ブラックプレーリーのブーツとサフィールノワールオイルドレザークリーム

    ブラックプレーリーはマットな質感と茶芯の経年変化が魅力的なレザーです。

    • 補色せずに茶芯を活かせること
    • マットな質感や自然な肌目を維持したまま手入れできること
    • オイルドレザーに適した油分を補給できること

    これらを考えると、サフィールノワール オイルドレザークリームがおすすめです!
    ブラックプレーリーの手入れに迷われていた方は、ぜひ参考にしてみて下さい!

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