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2019年6月に発売されて話題を呼んだ、G-SHOCK×EVERLASTの異色コラボレーションウォッチ。
ボクシンググローブをイメージした外観もさることながら、ボクサーの役に立つ機能も満載です。
本記事では、アマチュアボクシング経験者である僕が、G-SHOCK GBA-800EL-4AJRについて徹底解説していきます。
G-SHOCK×EVERLASTが異色のコラボレーション
2019年6月、CASIOが展開する人気時計ブランドG-SHOCKと、アメリカ発のボクシング&フィットネスギアのブランドEVERLASTがコラボしたG-SHOCK GBA-800EL-4AJRが発売されました。
ベースモデルにはスマートフォンとのBluetooth連携機能を搭載した“G-SQUAD”シリーズよりGBA-800を採用。
専用アプリケーション「CASIOWATCHES」を用いることで、歩数ログやカロリー消費量算出、タイマーメニュー作成、ターゲットタイムの記録などを行うことができます。
ボクシングをはじめとしたスポーツ&フィットネスに役立つこれらの機能は、アスリートや運動をしている人にとって、スポーツをより身近に、便利にしてくれる優れた機能と言えます。
EVERLASTらしい、ボクシンググローブを連想させるマットレッド×ホワイトのカラーリングも、ボクサーやボクシングファンにとって嬉しいポイントです。
次の章以降で、G-SHOCK GBA-800EL-4AJRの外観、機能について、実際の画像を使って徹底解説していきます。
GBA-800EL-4AJRはボクシンググローブをイメージしたデザイン
G-SHOCK GBA-800EL-4AJRの外観を見ていきましょう。
まずは箱から。
赤を基調とした箱には「EVERLAST」、「G-SHOCK」、そしてブランド哲学である「Choice of Champions」の文字が書かれています。
中には円柱状の缶箱が入っており、これがなんとも高級感のある佇まい。
ふたを開けると見えました、GBA-800EL-4AJR!
外観はG-SHOCKらしいタフさを感じさせる樹脂のケースデザインと、ボクシングを象徴するEVERLASTらしい赤を基調としたカラーリングが特徴です。
文字盤、バンド、裏蓋には「EVERLAST」の文字が書かれており、一目でコラボアイテムだと分かります。
カラーリングについて深掘りすると、実はこのGBA-800EL-4AJR、マットレッド×ホワイトのツートンカラーなのです。
ボクシンググローブをイメージしたカラーリングも、EVERLASTらしいポイント。
一見定番のGA-700-4AJFに似ていますが、カラーリングやケースの大きさ、そして薄さが異なります。
GBA-800EL-4AJRはスポーツをする人のためのギアとして、小ぶりで薄型のケースを採用。
また、スポーツウォッチに欠かせない樹脂バンドにも工夫が見られます。
小穴の数が多く、より快適なフィット感を実現。
そして汗をかくシーンを想定してバンド裏に小さなくぼみを多数設けています。
アスリートや運動をしている人のことを考え抜いて作られた秀逸なデザインです。
GBA-800EL-4AJRのボクシングに役立つ7つの機能
G-SHOCK GBA-800EL-4AJRが本領を発揮するのは、時計の機能面にあります。
ボクサーのトレーニングを想定した7つの機能を紹介していきます。
その前に専用アプリケーション「CASIOWATCHES」を使った、スマートフォンとのBluetooth連携についても解説しておきます。
スマートフォンで時計の各種設定やログ管理を行うことができるのが、現代のG-SHOCKの技術。
かつては時計本体で小難しい設定をしなければなりませんでしたが、便利な時代になったものです。
アプリを開き、時計本体のSTARTボタンを長押しすると、スマートフォンと時計をペアリングすることができます。
この状態で各種設定やデータの送信を行うことになります。
- 接続前
- 接続中
- 接続済み
ペアリング方法も解説したので、具体的にどういった機能が使えるのか、詳しく見ていきましょう。
タイマーメニュー作成機能
1つ目の機能はタイマーメニュー作成機能です。僕は勝手にラウンドタイマー機能と呼んでいます。
ボクシングの基本練習の1つにシャドーボクシングがあります。
アマチュアの試合と同様に3分3ラウンド(インターバル1分)で行うために、3分→1分→3分→1分→3分の順でアラームが鳴るように設定。
このように異なるタイムの組み合わせでも、タイマー機能を活用することが可能。
実にボクシングウォッチらしい仕様です。
- 1ラウンド目
- インターバル1回目
- 2ラウンド目
- インターバル2回目
- 3ラウンド目
歩数計算機能
ボクサーであれば誰でも行うのが、外を走って体力をつけるロードワーク。
GBA-800EL-4AJRでは目標歩数の設定、歩数計測を行うことができます。
ペアリングをするごとにスマートフォンの画面が更新されていきますので、常に自分がどのくらいの歩数走ったのかが分かります。
カロリー消費量計算機能
歩数に基づいてカロリー消費量を計測してくれる機能もあります。
体重で階級が決まるボクサーにとって、カロリー消費量は気になる指標の1つ。
どのくらいカロリーを消費したかを見ることで、モチベーションのアップにも貢献します。
ロケーション機能
ロードワークのルートを記録してくれる機能もあります。
位置情報を記録開始、停止することで、走ったルートを地図状に表示してくれます。
- 位置情報記録開始前
- 位置情報記録中
- 移動した場所を地図で示してくれる。
ターゲットタイム機能
「何分以内に〇〇をする。」というトレーニングメニューで活用できます。
今回僕が行ったのは、「徒歩8分かかる自宅→駅の間を、目標5分で走る。これを2往復行う。」というもの。
LAPタイムを目標5分とし、2往復後のSPLITタイムは20分以内であればクリアですね。
スマートフォンの画面上で設定し、時計本体に設定内容を送信。すると時計本体の設定も完了です。
- 片道5分、2往復で20分が目標。
- 設定したターゲットタイムを時計本体に送信。
実際に走った後で記録の取り込みを行えば、スマートフォンでタイムを見ることができます。
今回はLAPタイムが全て5分以内だったため、当然SPLITタイムもクリアですね。
- 記録の取り込み前
- 記録の取り込みが完了
- タイムをアプリに保存。
ストップウォッチ機能
シンプルなストップウォッチ機能ももちろん使えます。
短距離走や筋トレなどのメニューで使うと便利です。
防水機能
スポーツウォッチに求められる機能の1つとして、防水機能があげられます。
雨や汗で濡れたとき及び汚れを洗い流すときに防水機能は必須です。
BA-800EL-4AJRはもちろん防水仕様。
耐水圧200mなので、ジムワークやロードワークが中心であれば、防水性に関する心配はいりません。
GBA-800EL-4AJRの日常使いで役立つ便利機能3選
スポーツ&フィットネスシーンで役立つ機能だけでなく、普段から役立つ便利な機能も搭載。
ここでは僕が特に良いと思った機能を3つ紹介します。
時刻合わせ機能
GBA-800EL-4AJRは電池式で電波時計ではありませんので、時刻のズレが心配な方もいらっしゃるでしょう。
しかし心配は無用。
実はこのGBA-800EL-4AJR、時計本体とスマートフォンの距離が2〜3以内であれば、一定時間ごとに自動でペアリングして時刻を修正してくれます。
手動での操作は不要なのも嬉しいポイントです。
また、手動で時刻を合わせる際にはSTARTボタンを一回押すだけ。
ペアリングも不要でサッと行えます。
スマホ探索機能
日常で何かと無くしがちなスマートフォン。
探す手間をストレスに感じている方も多いでしょう。
そんなときに役に立つのがスマホ探索機能。
STARTボタンを長押しして「Find」の表示が出たら、スマートフォンから音が鳴る仕組みです。
もちろんペアリングしていない状態でも可能。
アプリ上で音楽や音量を設定することもできます。
ライト機能
ケース下部の大きいボタンを押すとライトが点灯します。
暗闇で時間を確認したいときに便利な機能です。
- ライト点灯前でも暗闇で針が光る。
- ライトを点灯すると暗闇でも見やすくなる。
ライト点灯時には、液晶画面にブランド哲学「Choice of Champions」の文字が浮かびます。
知っていないと分からないけれど、とても粋な仕様ですね。
まとめ
本記事をまとめます。
現アマチュアボクサーの僕としては、G-SHOCKもEVERLASTも大好きなブランド。
両者のコラボレーションが見られるとは思いませんでしたね。
僕は実際に日々のトレーニングで活用しているので、アスリートやスポーツをする方は、ぜひ購入を検討してみてください。