読者の知りたいこと

666ではライダースジャケットのカスタムオーダーを受け付けています。
モデルとサイズを選んだら、レザー(スティアハイドはカラーオーダー可)や裏地、各種パーツを自由に組み合わせます。
特にスティアハイドの場合は、カラーオーダーでライダースのパネルごとに自由に色を配置できます。
こうして作られるライダースはまさに唯一無二のもの。自分だけのオリジナルライダースです。
本記事では、666ライダースのカスタムオーダーの手順とポイントを、現物の写真を使って詳しく説明していきます。
最後に、僕がオーダーした”スケオ・オリジナル・ライダース”をサンプルとしてお見せしますので、こちらも楽しみにしておいてください。
666ライダースジャケットのカスタムオーダーの手順
666のカスタムオーダーの手順を解説していきます。順番は以下の通りです。
手順②:試着してベースサイズを決める
手順③:袖丈を微調整する
手順④:レザーを選ぶ
手順⑤:スティアハイドの場合はカラーオーダーが可能
手順⑥:裏地、ファスナーテープ、スライダーを選ぶ
納品待ち
納品
手順③、⑤といった、革によって選択可能なオプションや、任意でしてもらえるオプションがあります。
されない場合は省略してもOKですが、本記事では手順を省略せずに書かせていただきます。
それではさっそく見ていきましょう。
手順①:モデルを選ぶ
まずは購入するライダースジャケットのモデルを選択しましょう。
666では幅広いニーズに応えるために、たくさんの種類のジャケットをラインナップしています。
原宿店、公式サイト、カタログなどを見てデザインを選ぶことになります。
もしおすすめが知りたいという方がいらっしゃいましたら、下の記事を参考にしてください。
厳選したおすすめジャケットを紹介しています。
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666ライダースジャケットのおすすめモデル14選を紹介!ダブルのロンジャン&アメジャン・シングル・Gジャン型・ブルゾン型などに分類して解説します!
続きを見る
手順②:試着してベースサイズを決める
次に試着してサイズを選択しましょう。
666ではどんな体格の方でもジャケットを選べるように、下はサイズ32、上はサイズ50まで用意しています。(モデルによって例外あり)
複数のサイズを試着をすることで、ご自身にぴったりのサイズが分かります。
試着の際には必ず、ライダースに合わせるインナーを持参するようにしてください。
Tシャツ1枚の上から着るのか、ニットの上から着るのかで、適正なサイズが変わることがあります。
666のライダースジャケットのサイズ選びについては、下の記事でも詳しく解説しています。
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666ライダースのサイズ選びは肩幅と胸囲を基準に!試着画像とサイズ表で解説【LJM-10TF】
続きを見る
手順③:袖丈を微調整する
666ではカスタムオーダーのオプションとして、袖丈を1cm単位でお好みの長さに変更することができます。
±8cmまで対応しているので、平均よりも腕が長い人でも安心です。
料金が¥11,000(税込)ほどプラスでかかりますが、せっかくオーダーするなら袖丈もしっかり合わせてもらいましょう。
ただし666のライダースはルイスレザーと異なり、デフォルトで袖丈が長く設定されているわけではありません。
試着をした結果、必要ないと判断されるケースも多いです。
手順④:レザーを選ぶ
モデルとサイズが決まったら、次はレザーを選択しましょう。
レザーは下の4種類から選ぶことができます。
- スティアハイド(牛革)
- ホースハイド(馬革) ★茶芯★
- シープスキン(羊革)
- ウールシープスキン(羊革) ★茶芯★
一部にシープ系からしか選べないモデルも存在しますが、ほとんどのモデルは4種類から選ぶことができます。
スティアハイド(牛革)
666で最も定番とされているのが、このスティアハイド(牛革)です。
オプション料金はなし。(カラーオーダーの場合は後述)
去勢された雄の成牛の革であり、雄牛の堅牢性と雌牛の柔軟性を併せ持っています。
ライダーの身体を守るのに適した、厚さ1.2~1.4mmの革を使っています。
適度な重厚感も感じられる満足感の高いレザーですね。
クロム鞣しのため、多少の雨濡れにも耐えることができます。
メンテナンスフリーで頻繁な手入れが不要なところも好ポイント。
666ではこのスティアハイドのみ、カラーオーダーを受け付けています。
ブラック以外のカラーでライダースを作りたい方は、このスティアハイド一択です。
ホースハイド(馬革)
フルベジタブルタンニン鞣しの茶芯ホースハイド(馬革)です。
オプション料金は¥33,000(税込)と最高級。
経年変化が魅力の1つで、着込むほどに味わいが増し、スレた箇所からは茶芯が現れます。
厚さ1.4mmのハードな重厚感も、ライダース玄人にはたまらない特徴。
革質にこだわる方におすすめしたいプレミアムグレードのレザーです。
シープスキン(羊革)
英国ライダースでは定番のシープスキン(羊革)です。
オプション料金は¥2,200(税込)。
666のレザーの中では最も柔らかいため、ストレスフリーな着心地を求める方におすすめなレザーとなっています。
クロム鞣しの後にタンニン鞣しを施した、コンビ鞣し(混合鞣し)で作られています。
アニリン染料で染められているため、銀面の風合いがナチュラルなのも特徴。
厚さも0.8mm~1mmなので、「ライダースは着たいけどハードになりすぎるのは避けたい」という方にもおすすめです。
ウールシープスキン(羊革)
666のオリジナルレザーである茶芯ウールシープスキンです。
オプション料金は¥11,000(税込)。
ウールシープスキンとは、軍物のボア付きフライトジャケットなどに用いられる弾力のあるレザーのこと。
ボア(羊毛)は付いていませんが、厚さが1.3mm前後となる極厚シープスキンに仕上がっています。
それでいて軽い着心地なので、見た目の迫力と着心地を両立したい人にもおすすめの一品。
フルベジタブルタンニン鞣しの茶芯仕様で、着込んでいくとスレた箇所から茶芯がのぞいてきます。
経年変化も楽しみですね。
茶芯ホースとシープの良いとこ取りをしたようなレザーです。
手順⑤:スティアハイドの場合はカラーオーダーが可能
先述しましたが、666ではスティアハイドのみカラーオーダーが可能です。
オプション料金は、単色の場合は¥5,500(税込)、複数色の場合は¥16,500(税込)。
カラーはブラック、ブルー、ダークブルー、ターコイズ、ディープレッド、バーガンディ、オフホワイト、ディープグリーン、ディープイエローから選択が可能。
カラーオーダーの際は、公式サイトからダウンロードできるオーダーシートを活用しましょう。
これがあるとオーダーがスムーズになりますので、事前に作って行くことをおすすめします。
そして僕が実際に作成したオーダーシートはこんな感じ。
塗り絵のようにパネルごとに配色していきます。
僕の場合はブラックとオフホワイトの2色を使いましたが、1つのジャケットにもっとたくさんの色を使うことも可能です。
虹のようにカラフルなライダースも作れちゃいます。
デジタルペイントができれば良いので、僕はibisPaint Xというアプリを使用しました。
手順⑥:裏地、ファスナーテープ、スライダーを選ぶ
細かいパーツもお好みに合わせて変更できます。
裏地は黒ストレッチ、赤ストレッチ、赤タータンチェック、赤キルティングから選択
- 黒ストレッチ
- 赤ストレッチ
- 赤タータンチェック
- 赤キルティング
裏地は黒ストレッチ、赤ストレッチ、赤タータンチェック、赤キルティングから選ぶことができます。
モデルによって異なりますが、デフォルトで黒ストレッチ、赤ストレッチ、赤キルティングのいずれかの裏地が使われています。
デフォルト裏地から変更する場合は、オプション料金¥2,200(税込)がかかります。
赤タータンチェックはルイスレザーやアディクトクローズにも見られる、英国ライダース用裏地の定番デザインです。
どのブランドも微妙にデザインが異なるので、お持ちの方はぜひ見比べてみてください。
ファスナーテープはブラックorカーキベージュを選択
- ブラック
- カーキベージュ
ファスナーテープはブラックとカーキベージュを選ぶことができます。
デフォルトはブラックで、カーキベージュにしたい場合はオプション料金¥5,500(税込)ほどかかります。
元々はヴィンテージの英国ライダースに見られる「テープの色落ち」を再現したもので、茶芯レザーであるホースやウールシープとは抜群の相性を誇ります。
レザーの茶芯が出てくると、テープのベージュも相まって、まるでヴィンテージかのような外観に変化します。
ホースかウールシープをオーダーした方には、ぜひ活用していただきたいオプジョンです。
スライダーはシングルorダブルを選択
- シングルスライダー
- ダブルスライダー
スライダーはシングルとダブルを選ぶことができます。
ダブルスライダーは666独自のディテールで、他のライダースブランドではあまり見かけません。
バイクにまたがったときに裾が浮くのを抑えられるので、ライダーにはぜひ取り入れてほしいディテールです。
モデルによってデフォルトのスライダーは異なりますが、オプション料金¥5,500(税込)でもう片方に変更することができます。
ダブルスライダーはルイスレザーではできないカスタムなので、666を購入するのであれば、ぜひダブルスライダーをご検討ください。
納期が2〜4ヶ月かかる
カスタムオーダーの納期は2〜4ヶ月と言われています。
これはルイスレザーをはじめとする他ブランドと比較しても、非常に早い納期設定です。
ルイスレザーが1年半待ちと言われる中、666の納期の早さは異常です。企業努力の賜物ですね。
僕の場合は2024年12月14日にオーダーをして、2025年3月7日に納品されました。
約3ヶ月で届いたことになりますね。
666でも価格改定前は駆け込み需要により、納期がやや遅くなることを言及しています。
直近の価格改定は2025年1月に完了しているので、今なら通常納期でオーダーがかけられます。
店舗受け取りor郵送で納品
引き渡しは店舗または郵送で行われます。
僕は福岡県に住んでいるので、オーダーの際だけ東京に行き、納品は郵送をお願いしました。
完成例 〜スケオ・オリジナル・ライダース〜
- front
- front(上までジップを閉める)
- back
では皆さんお待ちかね、僕が実際にカスタムオーダーしたジャケットをお見せします。
ベースモデルはLJM-10TFで、米国ライダースと英国ライダースをMIXしたようなデザインが特徴。
それを黒×白のツートンで製作し、ハイブランドのようなラグジュアリーな雰囲気に。
実はこの配色、サンローランパリの2014AWのバイカラーライダースのデザインを参考にしたもの。
666のようにパネルごとに配色を変えられると、ハイブランドのデザインに寄せて作ることも可能なのです。
詳しくは下の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご覧ください。
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【黒×白】666でカスタムオーダーしたサンローラン風バイカラーライダースを紹介!(LJM-10TF)
続きを見る
まとめ
本記事をまとめます。
本記事が666のカスタムオーダーを検討している方の参考になったら幸いです。
僕も実際にオーダーして大満足の仕上がりだったので、666のカスタムオーダーは強くおすすめできます。
自分だけのオリジナルライダースを作って、楽しい革ジャンライフを楽しんでください。