読者の知りたいこと

アメリカのシルバースミスブランドとして独自の地位を築いている”VOGT Silversmith(ボグト・シルバースミス)”。
VOGTと聞くと3ピースのバックルセットを思い浮かべる人が多いですが、実はリング、ペンダントトップ、ピアス、オイルライターなどのシルバージュエリーの生産も行っています。
本記事では僕の私物であるシルバーピアスをお見せするとともに、VOGTの歴史や日本の販売代理店についても解説していきたいと思います。
【実物】VOGT Silversmithのシルバーピアス
私物のシルバーピアスの写真をお見せします。
素材はシルバー925で、植物をモチーフとしたデザインです。
繊細なエングレービングがなされており、立体感がありますね。さすが老舗のシルバースミスブランドが手がけただけあります。
おそらく女性向けのピアスですが、近年韓流ファッションの影響で大きめのピアスがトレンドになっていることもあり、男性の方が付けていても変ではありません。
個人的にはハットと一緒にコーディネイトするのが好きですね。
ウエスタンな雰囲気を演出できます。
【解説】VOGT Silversmithの歴史
実物をお見せしたところで、VOGT Silversmithの歴史についても解説していきます。
1969年にカリフォルニアのカウボーイ兄弟がBIT&SPURメーカーを創立
VOGT Silversmithは最初からシルバースミスブランドとして誕生したわけではありません。
1969年にカリフォルニアのカウボーイの兄弟が、馬具であるBIT&SPURのメーカーを創立したことに始まります。
BIT(ビット)は日本語でハミ、くつわといいます。
馬具の一種であり、馬の口に含ませる棒状の道具のことを指します。
SPUR(スパー)は日本語で拍車といいます。
騎手から馬への推進の合図を強化するための道具であり、ブーツの踵に装着します。
言うなればBITはブレーキ、SPURはアクセル。
どちらも当時のカウボーイにとっては欠かせない馬具でした。
OLD MEXICOに拠点を移してクオリティーの高い馬具を追求
BIT&SPURには高い実用性と装飾性が求められるため、複雑な細工ができる職人を求めてOLD MEXICOに拠点を移します。
クオリティの高い馬具を提供し続けました。
現社長チェット・ボグト氏がバックルやジュエリーの生産を開始
VOGTが現在のようなシルバースミスブランドに変わるきっかけとなったのが、現社長チェット・ボグト氏の存在。
馬具で培った技術を、バックルやジュエリーといった装飾品の生産に活かしました。
アメリカンシルバースミスブランドとしての地位を確立
その無骨かつ繊細なバックルやジュエリーで、VOGTは瞬く間にアメリカンシルバースミスブランドとしての地位を確立。
数多くの老舗装飾品メーカーがひしめく激戦区アメリカにて、VOGTは独自のポジションを獲得しました。
リアルカウボーイの粋な感性をハンドメイドで具現化した装飾品が、VOGTの名を世界中に知らしめました。
現在でもVOGTは多くファンを抱えています。
親から子へと世代を超えて愛用されるバックル&ジュエリー。その第一人者がVOGT Silversmithなのです。
日本の販売代理店はFUNNYや他ウエスタンショップ
VOGT Silversmithは日本でも購入することが可能です。
代表的な販売代理店はFUNNYですね。"カウボーイ&インディアン"スタイルのブランドであり、インポートブランドとしてVOGTも取り扱っています。
他だとLEFTY'S LEATHERCRAFT(島根県益田市)でも取り扱いがあります。
ウエスタンショップでも取り扱いがあるところとないところがありますので、事前に調べてから行くと良いでしょう。
まとめ
本記事をまとめます。
VOGTは世界的に評価が高いシルバースミスブランドです。
少々お値段はしますが、至高の一品を求めている方には良い選択肢になるでしょう。
カウボーイの粋な感性が生んだバックル&ジュエリーを、ぜひその目で確かめてみてください。