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クロムエクセルレザーの経年変化集!ガシガシ使って茶芯を出すのが流儀!

2022年7月5日

クロムエクセルレザーの経年変化(エイジング)サンプル

読者の知りたいこと

質問者さん
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クロムエクセルレザーのエイジングサンプルを見たい!

ホーウィン社が誇る傑作”クロムエクセルレザー”
茶芯レザーの代表格とも言える存在であり、使い込まれたときの経年変化には、これまで数多くのレザー好きが魅了されてきました。
その人気ゆえに様々なブランドが小物に採用しており、アパレルショップや雑貨店などで目にする機会も多いかと思います。

本記事ではレザー好きの僕が、私物のクロムエクセルレザーアイテムの経年変化をお見せします。

クロムエクセルレザーの経年変化の特徴

クロムエクセルレザーとは

クロムエクセルレザー(Chromexcel Leather)は、アメリカの有力タンナー”ホーウィン(Horween)社”が作っている牛革の製品名です。

その製法は100年以上前に開発されたものであり、選別によって選び抜かれた原皮を”コンビ鞣し”という方法で鞣した後、牛脂・蜜蝋・植物性脂・魚脂など、4種類以上の油脂をブレンドした特性オイルを塗り込んで作られています。

通常、革を作る際には作業効率を優先して、石油などの浸透率の高い原料を使用します。
一方でホーウィン社が重視しているのは”皮のペース”。通常の何倍もの時間をかけてじっくりと油脂を染み込ませ、人工的でないナチュラルでワイルドなレザーを作ります。
こうして生まれたクロムエクセルレザーには、重厚さの中にも柔らかさを感じられる、独特の質感が備わっています。

”茶芯”レザーであることも特徴の1つ。
芯を茶色く残して、ブラックブラウンバーガンディグリーンなどの色に丘染めされます。
豊富に含まれた油分が、一般的な茶芯レザーの経年変化とは異なる、個性的な茶芯を生み出します。

ちなみに上の写真は僕が所有しているクロムエクセルレザーのベルトです。
後の章で紹介していますが、購入当初は真っ黒だったものの、約6年の使用を経て全体的に茶色く変化しています。

クロムエクセルレザーの概要をおさえたところで、今度はクロムエクセルレザーの経年変化の特徴を見ていきましょう。
クロムエクセルレザーの経年変化には以下のような特徴があります。

  • 革全体が茶色く変化する
  • 硬かった革が柔らかくなる
  • 経年変化のスピードが早い

革全体が茶色く変化する

クロムエクセルレザーの茶芯は傷付いた箇所だけでなく、革全体に広がることが特徴です。
革自体をナチュラルに仕上げているため、表面に傷が付きやすく、数年使用すると革全体が茶色く変化します。

硬かった革が柔らかくなる

クロムエクセルレザーは油分を多く含むレザーです。
使い続けているうちに革の内部で油が動き、経年で革全体が柔らかくなっていきます。
数年使用すれば硬かった革もすっかり馴染んでいることでしょう。

経年変化のスピードが早い

クロムエクセルレザーはすぐに味が出るレザーとしても有名です。
新品で使い始めて気づいた頃にはかなり柔らかくなっている、といったこともしばしばあります。

もちろん革がへたっているわけではありません。
「変化が早い=すぐにこなれた外観になる」としてポジティブに捉えることができます。

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クロムエクセルレザーのアイテムの経年変化集

ここからは僕の所有しているクロムエクセルレザーのアイテムを見ていきましょう。
(613SSTとPERFECT WALLETは私物ではなく、Schott店舗に置いているエイジングサンプルです。)

使用年数や使用頻度に差があるため、茶芯の出具合も異なっています。
それでも数年の使用でここまで経年変化するのは、さすがクロムエクセルレザーですね。
どれもまるでヴィンテージかのような変化を遂げています。

Schott 613SST ONESTAR HORWEEN RIDERS

Schottの中でも幻の名作”ONESTAR HORWEEN RIDERS”です。
写真はSchott Southに展示してあるエイジングサンプルを撮影させていただいたもの。

着用年数は不明ですが、僕がSchottの店舗で最後に613SSTを見たのが2018年であることを考えると、着用から6年は経っていると予想できます。

このライダース、「着はじめは鎧のようである」として当時有名でした。
新品時の硬いクロムエクセルレザーを身体に纏っているわけですから、最初は長時間着ることさえも苦労するでしょう。
しかし衣服である分、レザーに起こる経年変化にも凄まじいものがあります。
全体的に革が柔らかくなり、テンションがかかる箇所には地の茶色が浮き出しています。

これからも経年変化が楽しみな一着。
残念ながら613SSTをはじめとするSchottのクロムエクセルライダースシリーズ(628US、6103US)は全て廃盤になってしまいました。
ただし628US HORWEEN D-POCKETに関してはまだAmazonに在庫がありますので、クロムエクセルライダースの経年変化を体感したい方は、すぐにでも買うべきですね。

Schott PERFECT WALLET

Schottのトラッカーウォレットです。使用年数は不明
毎日身につけるアイテムなだけに、経年変化は圧巻の一言です。

広範囲に茶芯が出ているだけでなく、革全体がツヤツヤに変化しています。
ジーンズのバックポケットに入れていたとのことでしたので、日々発生する摩擦がこの変化を生んだのでしょう。

ウォレットの内側もクタッとした良い雰囲気に変化
裏革に染み込んだ汚れがまた良い味を出しています。

レザーの変化と同時にウォレットチェーンとスナップボタンも激しく変化しています。
使い込まれて渋い色合いに変化した真鍮がたまりません。

PERFECT WALLETは現在も販売されている商品ですので、この経年変化に挑戦したい方はぜひ購入をしてみてください。
現行品はウォレットチェーンとスナップボタンが銀色になっていますが、PERFECTの文字とバイクの刻印が施され、無骨な中にもポップさがを感じさせる外観になっています。

またSchottはこれ以外にも、クロムエクセルレザーのウォレットやキーホルダーを販売しています。
トラッカーウォレットミディアムとキーホルダー&チェーンがありますので、こちらも気になる方はぜひ購入をしてみてください。

Schott PERFECTO BELT

ここからは私物の紹介です。

Schottのクロムエクセルレザーアイテムの1つ”PERFECTO BELT”です。
ベルトも頻繁に着用するアイテムなので、経年変化が強く出ています。

新品と約4年使用した物を比較するとこんな感じ。
新品時には黒かったレザーも、4年の月日とともに茶色く変化していきました。

まるで最初から茶色のベルトだったかのような茶芯の出っぷりです。
クロムエクセルレザーは傷がついた箇所だけでなく、革全体がぼやけるように茶色くなるという性質があります。
この性質がいかんなく発揮されたエイジングサンプルで言えるでしょう。

このPERFECTO BELTも販売されている商品ですので、気になった方はぜひ購入をしてみてください。

ベルト

ノーブランド品です。使用期間は約1年。

同じメーカーのクロムエクセルレザーベルトは下記です。色々な幅のものが販売されています。

たった1年の使用でも、擦れやすい遊革テンションのかかるベルト穴付近には茶芯がのぞいています。

幅広タイプではないため、ジャケパンスタイルからカジュアルスタイルまで、様々なシーンで使うことのできる便利な一品。
僕はジャケパンに茶芯ブーツを合わせるときには、必ずこのベルトを着用しています。

靴紐

珍しいクロムエクセルレザーの靴紐です。
実はAmazonや楽天市場などのECサイトで購入することができます。

写真はレッドウィングのブーツに合わせて約3年半使用したもの。
新品のときには薄いベージュ色だった革の断面が、3年半使うことで濃い茶色に変化しました。

かすかに茶芯も出てきており、これからの経年変化も楽しみなアイテムです。

こちらについては個別の記事を書いていますので、気になる方は是非ご覧ください。

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【まとめ】クロムエクセルはガシガシ使って味を出すのが流儀!

本記事をまとめます。

  • クロムエクセルレザーはホーウィン社の傑作であり、数多くのファンを擁する。
  • クロムエクセルレザーの経年変化の特徴として、革全体が茶色く変化すること、硬かった革が柔らかくなること、経年変化のスピードが早いことがあげられる。
  • 経年変化集ではライダース、ウォレット、ベルト2つ、靴紐を写真付きで紹介した。どれもクロムエクセルらしいワイルドな経年変化をしている。

クロムエクセルレザーのアイテムは僕たちに、使い込んで経年変化させることの楽しさを教えてくれます。
いつも持ち歩くものはもちろん、ちょっと変わったアイテムまで幅広く使われているレザーですので、気になるアイテムがあれば、ぜひ購入して使い込んでみてください。

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