読者の知りたいこと
一際目立つ外観のアメリカンダイナー”GB's CAFE”。
歩いていて目を引かれたことがある方も多いのではないでしょうか?
本記事ではおすすめメニューや店内写真など、GB'S CAFEに関することを詳しくまとめています。
松江・岡山・東京と、GB's CAFEのある都道府県に長年住み、かなりの数のメニューを食べてきている僕が、GB'S CAFEを徹底レビューしていきます。
GB's CAFEはボリューム満点の食事が楽しめるアメリカンダイナー【店舗内外の写真】
GB's CAFEは、アメリカンな雰囲気とボリューム満点の食事が楽しめるアメリカンダイナーです。
店舗の外観も内観もアメリカ風になっており、出される食事もアメリカンフードです。
アメリカンカルチャーに囲まれたひと時を過ごしたい方にはおすすめのお店となっております。
では実際に、店舗外観、店舗内観などの写真を見ていきましょう。
お店の外側は見たことあるけど中に入ったことはない、という方にも参考にしていただけると思います。
撮影:岡山店
店舗外観
まずは店舗外観です。
白青赤で書かれた星条旗カラーの看板に、光るネオンサイン、チキンの大きな写真がインパクト大。
一目でアメリカンダイナーだと分かりますね。
ネオンサインはZIMAとコカコーラという、アメリカを代表する企業のものが使われています。
入り口付近にはアメコミヒーロー”デッドプール”のマネキンが。
ニューエラキャップを被り、地元のサッカーチームFagiano OKAYAMAのユニフォームを着ています。
店舗内観
内観ももちろんアメリカンテイスト。
まずは出入り口からお見せします。
ドアを開けるとJack Daniel'sなどの空き瓶、光るネオンサイン、アメカジTシャツがお出迎え。
アメリカのポスター&ステッカーや洋画のDVDパッケージを飾り、部屋の至る所でアメリカンテイストを主張。
出入り口の取っ手はスケートボードを加工して作成。ここだけ普通の取っ手だと違和感がありますが、そこも手を抜かないのがGB's CAFE。
僕のようなアメリカファンからしても、お部屋のDIYの参考になります。
この時点でもうすごいですが、その中がさらにアメリカン!
お店の中も完璧なアメリカンテイスト。
壁から天井に至るまで、アメリカ雑貨がびっしり。TVからも雰囲気ある映像が流れています。
レジはバーカウンター風になっています。
めちゃくちゃオシャレ!
喫煙ルーム
もちろん喫煙ルームも完備。
ただしお店の外にあります。
ここのインテリアも素晴らしい。
オイルステーション、スカル、ネオンサインなどアメリカ家具で雰囲気作り。
キャンベルの空き缶などの小物も上手に活用し、お店全体の雰囲気を盛り上げています。
※20歳になってからお願いします。
GB's CAFEのおすすめメニュー5選!
次に、僕のおすすめメニューを5つ紹介していきます。
GB's CAFEは全国に8店舗を構えていますが、どこの店舗でもメニューは同じです。
これらはどのお店でも食べられますので、気になるものがあればぜひお近くのお店に食べに行ってみてください。
ロコモコ
1つ目のおすすめメニューは”ロコモコ”です。
僕はGB's CAFEに何度も足を運んでいますが、一番頼んでいるのがこのロコモコですね。
ポイントはハンバーグの代わりに唐揚げが使われていること。
ロコモコといえばハンバーグに玉子というイメージですが、ここをアメリカンにアレンジ。
唐揚げ似合うソースも相まって、ガッツリ食べたい人におすすめのフードとなっています。
スカーレッドボム
2つ目のおすすめメニューは”スカーレットボム”です。
名前からでは何の料理か分かりにくいのですが、写真を見ると分かりますね。そう、ローストビーフ丼です。
肉厚のローストビーフと旨さを引き上げるタレ。そして玉子の黄身がまろやかな味わい。
量はロコモコに比べると少なめなので、サイドメニューを頼みたい方や女性にもおすすめです。
ポークチョップ
3つ目のおすすめメニューは”ポークチョップ”です。
カスタムが可能なメニューでして、僕はジンジャーガーリックを選択。
オニオンの香りが食欲を刺激します。
ポテトとサラダが一緒になっているのも良いですね。
ハンバーガー
4つ目のおすすめメニューは、アメリカンフードの大定番”ハンバーガー”です。
これを食べずしてアメリカンダイナーは語れません(笑)
こちらもカスタムが可能。僕はゴマバンズ×照り焼きを選択。
照り焼きハンバーグは塩胡椒が効いていて旨すぎる!
ハンバーガーのお供はもちろんポテト。外はカリッと中はホクホクで最高。
ファストフードも良いけれど、たまにはもっと良いハンバーガーが食べたい...。
そんな方はぜひGB's CAFEに足を運んでみてください。
サンドウィッチ
5つ目のおすすめメニューは、大ボリュームの”サンドウィッチ”です。
ポイントは具のハンバーグが織りなすボリューム感。
ガッツリ食べられるサンドウィッチですね。
なんと美味しいポテト付き。
サンドウィッチとポテトって新鮮な組み合わせな気がします。でもこれが合うんです。
その他知っておくべきメニュー情報
GB's CAFEを利用するにあたり、知っておくと便利なことを2つほど紹介させていただきます。
飲み会も可(飲み放題あり)
GB's CAFEでは飲み会もOK。飲み放題もありますので大人数でも楽しめます。
※20歳になってからお願いします。
量の調整も可(一部メニューに限る)
また、GB's CAFEはアメリカサイズなので、基本的に料理の量は多め。
「いや、もっと食べたい!」という方も、「少し少なめが良いな。」という方も楽しめるように、一部のメニューは4種類からサイズを選べるようになっています。
- LADY's(200g, ドリンク付き)
- GB=通常(400g)
- BIG(600g, +150円)
- MATRIX(800g, +400円)
MATRIX(マトリックス)は過去に食べたことがありますが、かなりの量です。
自信のある方以外は選択しませんね。
ロコモコとかだとGBでも十分多いですから。
全国のGB's CAFEの店舗情報
GB's CAFEは全国に8店舗展開しています。
圧倒的なボリューム感が学生に人気なことから、全国的に大学の付近にあることが多いです。
過去に存在した店舗でも、現在は閉店していることがあるため、知っていた&調べられた範囲で全店舗を並べてみました。
お店の近くにお住まいの方はぜひ一度足を運んでみてほしいですね。
GB's CAFE AREA5 早稲田店(東京都新宿区)
東京のにあるGB's CAFE店舗です。
最寄り駅は早稲田駅(東京メトロ東西線)。近くには早稲田大学があります。
僕も東京に住んでいた頃によく行っていました。
駒澤大学前店(東京都世田谷区)<閉店>
閉店。
かつては駒澤大学前にも存在しました。
慶応大学日吉駅前店(神奈川県横浜市)
最寄り駅は日吉駅(東急東横線)。近くには慶應義塾大学があります。
下の矢上店時代に比べ、席数が倍になっています。
慶應大学前矢上店(神奈川県横浜市)<閉店>
かつては慶應義塾大学前店といえば矢上店でした。
閉店というよりも移転に近く、上の日吉店のオープンに伴う閉店でした。
高岡店(富山県高岡市)
2024年春、高岡市井口本江の本江プラザに新オープン。
富山県では富山大学前店として親しまれてきたGB's CAFE。
閉店が惜しまれる中、高岡店に移転して営業を続けていくという嬉しいニュースが!
富山大学前店(富山県富山市)<閉店>
閉店(移転して高岡店として新オープン)。
富山大学の学生に大人気でした。
戸出店(富山県高岡市)<閉店>
閉店。
かつて富山県高岡市に存在した店舗です。
現在は本江プラザに高岡店が出店しています。
砺波店(富山県砺波市)<閉店>
閉店。
かつて富山県砺波市に存在した店舗です。
閉店から年数が経っているため、昔住んでいた人しかご存知でないかもしれません。
金大前店(石川県金沢市)
金沢大学の近くにあります。
近くに駅はないので、車などで行くと良いでしょう。
GB'S CAFE AREA1 関大前店(大阪府吹田市)
大阪にある3店舗のうちの1つ。
最寄り駅は関大前駅(阪急北千里線)。近くには関西大学があります。
AREA1の由来は、関大前店がGB'S CAFE1号店であったことから。
GB'S CAFE AREA3 上新庄店(大阪府大阪市)
大阪にある3店舗のうちの1つ。
最寄り駅は上新庄駅(阪急京都本線)。
GB's CAFE AREA4 近大前店(大阪府東大阪市)
大阪にある3店舗のうちの1つ。
最寄り駅は長瀬駅(近鉄大阪線)。近くには近畿大学があります。
岡山店(岡山県岡山市)
岡山駅からは少し距離があるため、車などで行くことをおすすめします。
近くには岡山大学があり、僕も岡大生時代によく利用しました。
今でも岡山出張の度に行っています。
学園店(島根県松江市)<閉店>
10年くらい前に閉店。
GB's CAFEの生みの親である稲垣寛(いながきひろし)さんの故郷である島根県松江市。
松江駅からは少し離れた”学園通り”と呼ばれる場所に、かつて店舗が存在しました。
学園通りの名前の通り、近くには島根大学があります。
僕の故郷も松江市。帰省した時に行きたかったので、閉店が悔やまれます。
シメにGB's CAFEの成り立ちをご紹介
山陰の元気印というメディアが過去に、GB's CAFEのオーナーである稲垣寛(いながきひろし)さんの半生、そしてGB's CAFEの成り立ちについてインタビューしています。
本記事ではその記事を要約した内容をお伝えします。
創業者の高校生時代〜バンドフェスティバル開催をマネジメント〜
稲垣寛さんは、昭和48年生まれ。島根県松江市出身。
時代は空前のバンドブーム。
稲垣青年は当時では珍しい、高校生のバンドライブの主催者をしていた。
この頃から新しいことを創造することに意欲的であったという。
創業者の浪人生時代〜酒屋での修行〜
浪人生となった稲垣青年は、松江市内の予備校入学を決めていた親に反発し、家出をしたという。行き先は奈良だった。
そこで知り合ったある旅館のオーナーに、知り合いの酒屋を紹介され、そこでアルバイトすることになる稲垣青年。
彼にとって初めて飲食業界に触れた瞬間だった。
何も知らない若者にとって、良くも悪くも刺激を受けたという。
お客様からの「ありがとう」、「おいしかった」という感謝の言葉が心に残り、それが現在のGB's CAFEにも繋がっている。
創業者の大学生時代〜アウトドアサークル”ヘインズ”とカフェバーでの修行〜
大学生になった稲垣青年はアウトドアサークル”ヘインズ”を立ち上げる。
当時流行していたヘインズのTシャツを着て集まるイベントサークルだった。
自宅アパートを改装してカウンターバーを作り、バーごっこをしていた稲垣青年。
友人たちのたまり場になった。
これがカフェバーを目指したきっかけだったという。
22歳の時、自分が目指すべき店に入店し経験を積んだ。
一緒にカフェバーを目指す仲間の林信成さんも、自信の経験を磨いていった。
GB's CAFEの誕生
23歳の時、関西大学前の路地裏に1号店が誕生する。
関大前店の前身となった店舗であり、現在でもGB'S CAFE AREA1という名称からその名残が伺える。
コンセプトは稲垣さんの憧れたアーリーアメリカンスタイル。
たちまちアメリカンバイクが集まるようになり、カッコイイ若者から人気の店となった。
この時のお店の名前は”カフェバーG&B”。
自身の名である「寛」の英訳「Generous」と、信成の「信」の英訳「Believe」。
それらを合わせてG&B。
後にGB's CAFEへと改名する。
メニューは今も昔もアメリカンスタイル。
当時まだ日本では珍しかったハワイのロコモコもメニューに載っていた。
GB's風にアレンジしたロコモコは、お店の大人気メニューとなった。
そのうえアメリカンスタイルゆえに量が半端なく多い。とにかく大盛りで、若い世代から支持を得るようになる。
オリジナルメニューはすべて稲垣さんが試行錯誤のうえ作り上げた。
コンセプトは、安くて、ボリュームたっぷり、うまい。
それは今も受け継がれ、人々を魅了し続けている。
店舗拡大
次々に店舗を拡大する中、一緒にやってきた林信成さんと喧嘩別れしてしまった。それぞれの想いの違いが原因だったという。
時間を経て再開した稲垣寛さんと林信成さん。
お互いの地元でもう一度お店をすることを決意する。
そうして富山県と島根県への出店へと至った。
現在高岡店を運営しているのは有限会社ビリーブ。
「GB」のうち、林信成さんの名前から取った『BのBelieve」が、ちゃんと今も残っている。
夢はGB's CAFE L.A.店の出店
時代が流れ、飲食業界だけでなく日本全体が厳しい状況にあるが、GB's CAFEの夢は壮大だ。
家出から店舗拡大まで、多くの失敗や挫折があった。しかし、いつも夢を追いかけ、思い続けてきた。
稲垣さんは自身のことを思い込みの激しい人だと語る。そしてその性格こそがここまでやってこれた大きな理由だろう。これは1つの才能なのだ。
夢は、本場カリフォルニア州ロサンゼルスへの出店。
稲垣さんは今も、夢に向かって走り続けている。