読者の知りたいこと
- ルイスレザーのカスタムオーダーってどこでできるの?
- カスタムライダースを作れるって聞いたけど、どうやってオーダーするの?
- モデル・レザー・カラー・寸法の他に、どんなオーダーができるの?
ルイスレザーでは直営店および正規取扱店にて、ライダースジャケットのカスタムオーダーを受け付けています。
ベースモデルとベースサイズを選んだら、採寸を行い、レザー(種類によってはカラーオーダーも可)や裏地、各種パーツを自由に組み合わせます。
ルイスレザーのオーダー最大の特徴は、着丈・袖丈・裾幅を自分の体型に合わせて調整できること。
自分の身体にぴったりのライダースを作れる、まさに英国テーラーのようなライダースブランドですね。
既製品では難しい理想のフィット感を実現してくれます。
また、一部のレザーでは、ライダースのパネルごとに自由に色を配置できるカラーオーダーも可能です。
こうして作られるライダースはまさに唯一無二の一着。
自分だけのオリジナルライダースです。
本記事では、ルイスレザーのカスタムオーダーの手順とポイントを、実際の写真を使って詳しく説明していきます。
最後に、僕がオーダーした“1960〜70年代ヴィンテージ風の茶芯ライトニング”をサンプルとしてお見せします。
こちらも楽しみにしておいてください。
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666ライダースのカスタムオーダーの手順を徹底解説!自由自在な配色で自分だけのオリジナルライダースを手に入れろ!
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ルイスレザーは直営店・正規取扱店でカスタムオーダーを受付


ルイスレザーのカスタムオーダーは、直営店である東京店と大阪店の他、全国にある正規取扱店でも受け付けています。
正規取扱店は地方にも点在しています。
首都圏や関西圏にお住まいでない方でも、オーダーしに行きやすいのが良いですよね。
ただし、直営店と正規取扱店では、カスタムオーダーで対応できる内容が異なります。
正規取扱店では対応していない、いわゆる直営店限定オーダーが存在します。
詳細は次の「ルイスレザーのカスタムオーダーの手順」でお話しますが、
直営店でしかできない限定オーダーには、以下のものがあります。
- 採寸オーダー(着丈・袖丈・裾幅)
- コンビネーションカラー
- 内ポケット
- ストライプカスタム
- リングカスタム
それでは、本題のルイスレザーのカスタムオーダーの手順を見ていきましょう。
ルイスレザーのカスタムオーダーの手順
ルイスレザーのカスタムオーダーの手順を解説していきます。順番は以下の通りです。
手順②:試着してベースサイズを決める
手順③:採寸オーダーで微調整する
手順④:レザーを選ぶ
手順⑤:レザーのカラーを選ぶ
手順⑥:裏地を選ぶ
手順⑦:ジップテープを選ぶ
手順⑧:ロゴパッチを選ぶ
手順⑨:内ポケット有りor無しを選ぶ
手順⑩:ストライプカスタム、リングカスタム
オーダーシート完成
料金支払い
納品待ち
納品
手順③、⑤、⑨、⑩といった、店舗や革の種類、モデルによって選択可能な任意オプションがあります。
されない場合は省略してもOKですが、本記事では手順を省略せずに書かせていただきます。
それではさっそく見ていきましょう。
手順①:モデルを選ぶ

まずは購入するライダースジャケットのモデルを選択しましょう。
ルイスレザーは長い歴史を持つブランドなので、当然ジャケットの種類も豊富にラインナップしています。
基本的には直営店、公式サイト、SNSなどを見てデザインを選ぶことになります。
もしおすすめが知りたいという方がいらっしゃいましたら、下の記事を参考にしてください。
厳選したおすすめジャケットを紹介しています。
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ルイスレザー初心者におすすめな有名モデル5選!初めて買うべきモデルはこれで決まり!
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また、デザインの他にも、レギュラーフィットとスリムフィットから選べることも知っておきましょう。
伝統的なパターンのレギュラーフィットと、現代的な細身シルエットのスリムフィットの2種類が存在します。
※2026年4月よりタイトフィットが廃止され、スリムフィットに切り替えられました。
僕は基本的に、スリムフィットの方をおすすめしています。
バイクウェアとしてはもちろん、街着としてもカッコ良くキマります。
現在店舗で吊るしで売れているジャケットも、ほとんどがこのスリムフィットです。
金額はモデルによって異なりますが、近年頻繁に値上げが実施されています。
直近の改訂は2026年3月でした。
今後もどんどん上がっていくと予想されるので、ルイスレザーのライダースが欲しい方はお早めに。
手順②:試着してベースサイズを決める

次に試着してサイズを選択しましょう。
ルイスレザーではどんな体格の方でもジャケットを選べるように、上限・下限なしでサイズをオーダーできます。
例えば、下はサイズ30以下、上はサイズ52以上なんかもオーダー可能です。
ただし、サイズ30以下、サイズ46以上の場合はオプション料金が発生します。
- サイズ30以下:追加料金あり
- サイズ32〜44:追加料金なし
- サイズ46〜48:+¥22,000(税込)
- サイズ50〜52:+¥44,000(税込)
複数のサイズを試着することで、自分にぴったりのサイズを見つけましょう。
試着の際には必ず、ライダースに合わせるインナーを持参するようにしてください。
Tシャツ1枚の上から着るのか、ニットの上から着るのかで、適正なサイズが変わることがあります。
ルイスレザーのライダースジャケットのサイズ選びについては、下の記事でも詳しく解説しています。
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ルイスレザーのサイズ選びは肩幅と胸囲を基準に!試着画像とサイズ表で解説!【ライトニングタイトフィット】
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手順③:採寸オーダーで微調整する ※直営店のみ

ルイスレザーのオーダー最大の特徴は、着丈・袖丈・裾幅を自分の体型に合わせて調整できることです。
着丈と袖丈は1cm単位で変更できます。
裾幅も1cm単位で変更できますが、詰める場合は5cm〜、広げる場合は1cm〜となっています。
自分の身体にぴったりのライダースを作れる、まさに英国テーラーのようなライダースブランドですね。
「ここがもう少しこうだったら良いのになぁ。」という悩みを解決する、まさにかゆいところに手が届くサービスです。
既製品では難しい理想のフィット感を実現してくれます。
オプション料金は1箇所につき+¥16,500(税込)。
このオーダーは直営店である東京店、大阪店でしか行っていません。
正規取扱店ではできないオーダーなので注意しましょう。
そして僕は、特に理由がない限り採寸オーダーをすることをおすすめしています。
体格は人によって千差万別。
吊るしのジャケットがシンデレラフィットする人なんて、ほとんどいないのです。
別途料金はかかりますが、自分の身体に合わせてジャケットを作ってくれるブランドはそうないので、せっかくルイスレザーで購入するのであれば、ぜひ採寸オーダーをしてみてください。
ルイスレザーで最もカスタムの要望が多い箇所が「袖丈」です。
バイクウェアということもあり、デフォルト(吊るし)では長めに設計されています。
2026年4月に、タイトフィットからスリムフィットへと変更になり、昔に比べて若干短くなりました。
ただ、それでも長く感じる方が多いと考えています。
この際、経年変化による寸法の変化も考慮しておいてください。
着込んでいくと蛇腹が入ることで革が持ち上がり、袖丈が若干短くなります。
「着丈」もジャケットのバランスを左右する重要な箇所です。
ルイスレザーのようなロンジャンは、ベルトが隠れるくらい(動いたときにベルトがチラチラ見えるくらい)の着丈がベストとされています。
着丈も1cm単位で調整できますので、理想の丈感に仕上げることができます。
「裾幅」も体型によっては調整を行う必要があります。
体を鍛えていて逆三角形の体格をしている人は裾幅を詰めると良いでしょう。
逆にお腹が出ている場合は裾幅を広げる必要も出てくるかと思います。
裾幅も1cm単位で変更できますが、詰める場合は5cm〜、広げる場合は1cm〜となっています。
詰める場合だと一気に5cm詰められてしまうので、デフォルト(吊るし)で少し緩いくらいの場合はしない方が無難です。
余談ですが「ー3cm」といったように、5cm未満で詰めるように指示書を書くこともできると聞きます。
しかし、ロンドン工場の職人さんがどう判断されるかで結果が変わるようです。
指示通りに-3cmで作ってくれるか、-5cmされるか、変更されないか。
製品がどう返ってくるのか分からないと聞いています。
非公式のオーダーになるので、5cm未満で詰める場合は自己責任でお願いします。
手順④:レザーを選ぶ

モデルとサイズが決まったら、次はレザーを選択しましょう。
レザーは下の6種類から選ぶことができます。
- ホースハイド(馬革)
- シープスキン(羊革)
- ブリティッシュシープスキン(羊革)
- カウハイド(牛革)
- ベジタブルタンニンカウハイド(牛革・茶芯)
- クロムフリーカウハイド(牛革)
過去にはラットランドシープスキンが存在したり、
海外では一時期ベジタブルタンニンホースハイドが買えたりと、
常にラインナップが一定なわけではありません。
ずっと定番でラインナップしているのは、ホース、シープ、カウ、ベジカウの4種類ですね。
また、ホースとシープ以外はオプション料金がかかります。
ホースハイド(馬革)
- ホース(ブラック)
- ホース(ブラウン)
- ホース(レッド)
- ホース(オレンジ)
- ホース(イエロー)
- ホース(グリーン)
- ホース(ターコイズ)
- ホース(ヴィンテージターコイズ)
- ホース(ブルー)
- ホース(ネイビー)
- ホース(ホワイト)
ルイスレザーのメインマテリアル、定番レザーの1つ。
クリアな銀面が特徴の美しい革で、古くからルイスレザーで採用されてきました。
厚みとしなやかさがありますので、バイクウェアにもぴったりのレザーです。
最多のカラー数を誇る革でもあり、ブラックを含めて下の11色が存在します。
発色の良さもポイントで、ロンジャンらしいビビットなカラージャケットを作ることができます。
- ブラック
- ブラウン
- レッド
- オレンジ
- イエロー
- グリーン
- ターコイズ
- ヴィンテージターコイズ
- ブルー
- ネイビー
- ホワイト
ホースハイドに「高級」「高値」というイメージを持たれることが多いですが、意外にもオプション料金はかかりません。
イギリスには馬や羊が多くいるため、革の流通量も多いのです。
Schottやvansonといった牛革メインの米国ブランドとは事情が異なります。
シープスキン(羊革)
- シープ(ブラック)
- シープ(ダークブラウン)
- シープ(ライトブラウン)
- シープ(ネイビー)
- シープ(グリーン)
こちらもルイスレザーのメインマテリアル、定番レザーの1つです。
軽く柔らかい着心地から愛用者も多く、ルイスレザーをはじめとする英国ブランドで古くから採用されてきました。
あまり知られていませんが、実はベジタブルタンニン(渋鞣し、植物鞣し)です。
ベジタブルタンニン特有のナチュラルな表情が特徴で、シボの個体差が大きいレザーでもあります。
そのため、カラーレザーもどこか落ち着いた雰囲気のある色合いに仕上がっています。
こうした色合いを「沈んだ色」と表現することもあります。
発色の良さが目立つホースハイドとは対照的です。
カラー展開はブラックを含めて下の5色。
ダークブラウン
ライトブラウン
ネイビー
グリーン
ベジシープの表情に合わせてか、ダーク系のカラーでラインナップされています。
ブリティッシュシープスキン(羊革)


ホースハイドのような光沢のある色合いと、シープスキンの柔らかさを兼ね備えた新レザーです。
オプション料金は+¥11,000(税込)。
英国で飼育されたニュージーランドの羊の革を、ベジタブルタンニン鞣しで仕上げました。
先述した通常のシープスキンと比べて、キメが細かく、ハリがあります。
同じブラックを比較しても、黒みが強いことが分かります。
カラー展開はブラックを含めて2色。
- ブラック
- イエロー
発色が良いため、ビビットなイエローも綺麗ですね。
カウハイド(牛革)

レザーの定番である「牛革」です。
他の英国ブランドでは、あまりメインマテリアルとして扱われていませんが、ルイスレザーではそこそこ歴史があるので、人気の定番レザーとなっています。
オプション料金は+¥33,000(税込)。
ホースやシープにオプション料金がかからないのに、なぜカウにかかるのか不思議に思う人も多いことでしょう。
イギリスでは古くから、馬は運搬や商業に、羊は家畜として重要な存在でした。
Schottやvansonといった牛革メインの米国ブランドとは事情が異なるのです。
強度と耐久性を誇るクロム鞣しのレザーであり、タフさが求められるバイクシーンにはうってつけの存在。
ルイスレザーでは珍しく、カラーもブラック1色のみとなっています。
ベジタブルタンニンカウハイド(牛革・茶芯)
- ベジカウ(ブラック)
- ベジカウ(ブラウン)
- ベジカウ(テラコッタ)
- ベジカウ(ネイビー)
- ベジカウ(グリーン)
ベジタブルタンニンカウハイド(通称:ベジカウ)は、2020年に追加された、ルイスレザー唯一の茶芯レザーです。
イタリア製のカウハイドを、植物タンニンで無垢な茶色(ビスケットやティーと呼ばれる色味)に鞣しています。
表面のカラーは丘染であり、芯まで染まっていません。
そのため、着込んでいくとスレた箇所から地の茶色が出てきます。
もちろんベジタブルタンニン特有のナチュラルな表情も魅力。
一点一点、革のシボ感が異なります。
個体差も大きいですが、革の個性と捉えて楽しむのが良いでしょう。
ルイスレザーで最も高価な革でもあり、オプション料金は+¥88,000(税込)。
他ブランドだとジャケットが1着買えてしまうお値段です。
登場当初はブラックのみでしたが、徐々にカラーが追加され、現在は下の5色から選ぶことができます。
- ブラック
- ブラウン
- テラコッタ
- ネイビー
- グリーン
ベジシープと同様、どこか落ち着いた、沈んだ色合いが特徴です。
それでいて透明感も感じさせます。
最高級の名に相応しい圧巻のレザーです。
僕も過去にベジカウのライトニングをオーダーしています。
個別の記事を書いていますので、気になる方はぜひご覧ください。
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ルイスレザーでベジカウのライトニングをオーダー!70年代のヴィンテージピース風にカスタム!コーデや経年変化も紹介!
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クロムフリーカウハイド(牛革)

「クロムフリー」と名にある通り、クロム鞣しで使われる塩基性硫酸クロムを使用していません。
塩基性硫酸クロムは製造工程や自然環境で、有害な六価クロムに変化するリスクがあります。
環境汚染や健康被害の原因ともなり得るので、皮革産業における課題の1つとなっています。
ここで、世界をリードするルイスレザーが取った選択が、新レザー「クロムフリーカウハイド」というわけです。
ワックスやオイルなどの天然素材を使用し、マルチビタミンやサプリメントによく含まれる三価クロム塩を主成分とすることで、クロムフリーを実現しています。
金属フリー、バット染料(建染め染料)で作られた革は、環境だけでなく、人間の肌にも優しい革となっています。
デリケートな肌の方でも、アレルギー反応が起こりにくくなっています。
クロムフリーカウハイドには他にも、マットな表情や強い黒みといった特徴があります。
ぜひ通常のカウハイドと見比べてみてください。


カラー展開はブラック1色のみ。
今後のバリエーション展開に期待していますが、生産工程の複雑さから、多数のカラー展開は望めないと見ています。
手順⑤:レザーのカラーを選ぶ ※コンビカラーは直営店のみ

ルイスレザーの代名詞でもあるのが、ロンジャンらしいビビットなカラージャケットです。
先述したように、ホースハイド、シープスキン、ブリティッシュ シープスキン、ベジタブルタンニンカウハイドはカラーレザーが用意されています。
オプション料金は、単色の場合は+¥3,300(税込)、複数色(コンビネーションカラー)の場合は¥5,500(税込)。
もちろんブラックを選べば、オプション料金はかかりません。
コンビネーションカラーとは、1着のジャケットに複数の色を使うカスタムを指します。
レザーのパネル(切り返し)単位で色を変えることが可能です。

コンビネーションカラーにはいくつかの条件がありますので、覚えておきましょう。
- 直営店である東京店・大阪店でのみ受付。(正規取扱店では受付不可。)
- 一部のモデルはコンビカラー不可。
- 同じ種類のレザーしか組み合わせられない。(ボディはベジカウ、襟はホース、袖はシープといった組み合わせは不可。)
カラー展開については先述の「手順④:レザーを選ぶ」をご覧ください。
そちらで実物のカットサンプルの写真を掲載していますので、カラーオーダーの参考にどうぞ。
見ていただくと分かるのですが、同じネイビーでもホース、シープ、ベジカウでぜんぜん印象が変わります。
単に「ネイビー」と考えるのではなく、「〇〇レザーのネイビー」と考えるべきです。
- ホース(ネイビー)
- シープ(ネイビー)
- ベジカウ(ネイビー)
カラージャケットの完成イメージを作るときに、図のような塗り絵を用意することをおすすめします。
ちなみにこちらの塗り絵は666のもの。
ibisPaint Xというアプリを使って色を入れました。

666にはルイスレザーと似たジャケットが多いので、ルイスレザーのオーダーに転用するのもアリです。
一部レザーの切り返しが異なることがありますが、大まかなイメージでしたら666の塗り絵でもつかめます。
塗り絵フォーマットのダウンロードはこちらから。
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666ライダースジャケットのおすすめモデル15選を紹介!ダブルのロンジャン&アメジャン・シングル・Gジャン型・ブルゾン型などに分類して解説します!
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僕は過去に、666でコンビネーションカラーのライダースをオーダーしています。
個別の記事を書いていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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【黒×白】666でカスタムオーダーしたサンローラン風バイカラーライダースを紹介!(LJM-10TF)
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手順⑥:裏地を選ぶ
- レッドキルティング
- ブラックナイロン
- レッドタータンウール(チェック)
- ドッグトゥースウール(千鳥格子)
- レッドコットン
カスタムオーダーでは、ライダースジャケットの裏地(ライニング)を選ぶことができます。
裏地は原則、下の5種類の中から選ぶことができます。
- レッド・キルティング
- ブラック・ナイロン
- レッド・タータンチェック・ウール
- ドッグトゥース・ウール(千鳥格子)
- レッド・コットン
着ていると見えない部分ですが、脱いだときの見た目や着心地などに影響する大事なパーツです。
赤タータンと千鳥格子以外はオプション料金もかかりません。
好みで選んでしまうのもアリです。
中には一部のモデルでのみオーダー可能な裏地も存在します。
実物のカットサンプルをお見せしながら、1つ1つ詳しく紹介していきますね。
裏地の歴史も解説しているので、ヴィンテージファンの方は必見です。
レッド・キルティング

伝統的な裏地の1つ。
Schottでは黒が定番ですが、ルイスレザーでは赤なのです。
現代でこそ「冬に着ると寒い」と言われがちなライダースジャケットですが、キルティング裏地が使われるようになった当時は、他のアウターの選択肢は多くありませんでした。
冬でもなんとか着られるようにというメーカー側の配慮だったのです。
クラシック派には人気ですが、街着中心の人たちには不人気です。
厚みがあり、保温性に優れますが、それは裏を返せば、着膨れし、季節を選ぶということ。
しかし、着るシーンや季節をイメージできていれば、なんら問題はありません。
カッコ良いのは間違いありませんので、好きな方はぜひチョイスしてみてください。
ブラック・ナイロン

現代で最もスタンダードなのがこのブラック・ナイロンです。
薄く速乾性があり、着られる季節が長いというメリットがあります。
米国ブランド、英国ブランド問わず、ほぼ必ずといっていいほど採用されています。
中にスウェットなどを着てもかさばらないので、寒い冬にも大活躍。
それにライダースはインナーではなく、アウターで防寒するのがセオリー。
裏地が薄いことには、たくさんのメリットがあるのです。
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強いてデメリットをあげるのであれば、シンプルすぎること。
せっかくのルイスレザーのカスタムオーダー…。
次に紹介するような、攻めた裏地デザインを選んでみるのも一興ですよ。
レッド・タータンチェック・ウール

オプション料金+¥16,500(税込)でこの裏地にできます。
ロンジャンの大定番となっているのが、この赤タータンチェック裏地。
他の英国系ブランドでも見かける機会は多いですね。
このデザインは「スコティッシュ・タータンチェック」とも呼ばれ、イギリスを構成するカントリーの一つであるスコットランドに由来します。
実はこのタータンチェック、ルイスレザーでは1960年代に使われていた、歴史のある裏地デザイン。
ルイスレザーのタータンチェックは、スコットランドの優れた織物職人さんによって作られたオールウール製。
暖かく、耐久性がありながら、着ると柔らかく、スッキリした着心地。
60年代の雰囲気を感じたい方だけでなく、他のジャケットと差をつけたい方にもおすすめのカスタムパーツです。
ドッグトゥース・ウール(千鳥格子)

オプション料金+¥22,000(税込)でこの裏地にできます。
2021年に追加された、比較的新しい裏地です。
千鳥格子は別名「ドッグトゥース」とも呼ばれ、1950年代のD Lewis Countrymanのヴィンテージジャケットに採用されていました。
重厚な17ozのウール100%製裏地は、あの有名なハリスツイード製。
スコットランドの職人さんが手織りで生産する贅沢な一品です。
最高のジャケットには、最高の裏地を。
キング・オブ・ライダースに相応しい一着を叶えられます。
夢のあるカスタムパーツです。
レッド・コットン

2023年に追加された、新作の裏地です。
新作といっても、そのデザインとマテリアルは非常にシンプル。
今までありそうでなかった、レッド×コットンの組み合わせです。
ロンジャンらしいレッドカラーと、ブラックナイロンに似た着用感を兼ね備えています。
ブラウン・タータンチェック・コットン ※ウエスタンジャケットのみ

2026年に追加された新たな裏地は、なんとブラウン×ネイビーのタータンチェック。
イギリス伝統のガンクラブチェックを彷彿とさせる配色が特徴です。
上質なコットン製でハリとコシがあり、裏地として十分な耐久性を備えています。
この茶タータンチェックは、998ウエスタンジャケットにのみオーダー可能。
オプション料金はかかりませんので、ウエスタンジャケットをオーダーする際にはぜひ筆頭候補に。


カッコ良いだけに全モデルに導入されないかなーと期待してしまいますね。
手順⑦:ジップテープを選ぶ


カスタムオーダーでは、ライダースジャケットのジップテープを選ぶことができます。
- ブラックテープ
- ベージュテープ
ベージュテープに変更する場合は、オプション料金+¥2,200(税込)がかかります。
ブラックテープはデフォルトカラーなので、オプション料金はかかりません。
テープの色が変わるだけで、全体のイメージが大きく変わるので、非常に重要なパーツです。
このベージュテープ、英国系ブランドでは定番ですが、実はヴィンテージライダースに見られる「テープの色落ち」を再現したもの。
これについても詳しく解説していきます。
ブラックテープ

ベーシックなブラックテープです。
オーダーしなければ、デフォルトカラーであるこのブラックテープが使われます。
レザーのブラックとジッパーのシルバーが際立つ、ライダースらしいカラーです。


どのカラーにもよく合いますが、ホワイトやイエローなどの明るいカラーには、引き締め役としてブラックテープが適任です。
ベージュテープ

ベージュテープは「テープの色落ち」「テープのエイジング」を再現したものです。
テープの色落ちって何?
こう思われた方のために、ベージュテープのルーツを解説します。
ベージュカラーに色落ちしたテープは、ヴィンテージのジャケットに見られる特徴です。
当時は染色技術が発展途上にあり、新品時には黒かったテープも日焼けにより、黒→焦茶→茶→ベージュと変化していました。
(現在のブラックテープは染色が強く、色が落ちにくくなっています。)
これが味の1つとして捉えられ、中でも茶芯レザーの黒→茶への変化と似ていることから、テープ版の茶芯と言われることもあります。
ベジカウのような茶芯レザーとの相性は抜群で、黒×茶のコントラストを楽しめます。
他にも、こなれた雰囲気が特徴のシープスキンや、ベージュが映えるターコイズカラーにもよく使われています。


手順⑧:ロゴパッチを選ぶ


カスタムオーダーでは左胸のウィングロゴの形状を、オーバルとスクエアの2種類から選ぶことができます。
- オーバルパッチ
- スクエアパッチ
どちらを選んでもオプション料金はかかりませんが、スクエアパッチはオーダー限定です。
吊るしのジャケットはすべてオーバルパッチになっています。
他の英国系ブランドにはない、ルイスレザー独自のパーツですので、慎重に選びたいですね。
そして皆さんがお気づきの通り、このロゴパッチもルイスレザーの歴史を語る上で欠かせない存在です。
ロゴパッチの歴史も交えながら、それぞれ解説していきます。
オーバルパッチ

ルイスレザーの中でも「現行」「標準」を表すのがこのオーバルパッチ。
楕円形のパッチにブランドネームとウィングロゴが描かれています。
ルイスレザーに詳しくない人でも、「見たことある!」となるくらい有名ですね。
一目でブランドを判別できる、ルイスレザーの象徴的なパーツです。
僕の肌感覚としては、このオーバルパッチの方が人気が高いイメージです。
やはり「ルイスレザーらしさ」が出せるのが、人気の秘訣なのかもしれません。
スクエアパッチ

オーダー限定の長方形のパッチは、どこか通好みな印象。
定番のオーバルパッチとは異なる、より無骨でクラシックな雰囲気を楽しめます。
このスクエアパッチの歴史は1960年代に遡ります。
最初にロゴパッチが付けられたのは、1966年のこと。
当初はこの「スクエアパッチ」で、1973年まで採用されました。
その後、楕円形の「オーバルパッチ」に仕様変更されました。
現在はスクエアパッチがカスタムオプションとして再導入され、オーバルとスクエアを選択できるようになっています。
こうした歴史的背景もあり、ヴィンテージファンの間ではスクエアパッチに魅力を感じる人が多い印象です。
手順⑨:内ポケットを付けられる ※直営店のみ

東京・大阪の直営店限定オーダーですが、インナーポケット(内ポケット)を付けることも可能です。
オプション料金+¥8,800(税込)です。
ポケットを付けるだけで結構値段しますよね。
でもあると非常に便利なので、オーダーの際には必ず検討したいパーツです。
僕は後で後悔するよりも、先に付けてしまった方が賢明だと考える派です。
僕はライダースを着るときは鞄を持たず、手ぶらで出かけたい派なので、迷わず追加しました。
手順⑩:一部のモデルはストライプカスタム、リングカスタムが可能 ※直営店のみ




最後に、あまり知られていない玄人向けのカスタムオーダーをご紹介します。
直営店限定オーダーで、積極的な提案もされていないので、この記事で初めて知るという方も多いのではないかと思います。
ヴィンテージのロンジャンには、袖にストライプやリングが入った個体が見られます。
これは、1970年代のカラーレザーの隆盛に伴い、バイクチームがチームカラーを表現する目的で入れたもの。
そして、このデザインに大きな影響を与えたのが、カラフルなレーシングスーツでした。
このことから、袖に入ったリングのことを「レーシングバンド」とも呼んでいます。(後述)
- 縦ライン:「シングルストライプ(1本線)」「ツインストライプ(2本線)」
- 横ライン:「サークルストライプ」、「レーシングバンド」
そして、これらのラインを入れることを、それぞれ「ストライプカスタム」「リングカスタム」と言います。
ルイスレザーでは、オプション料金+¥5,500(税込)でオーダー可能です。
ストライプやリングはどのモデルにも付けられるの?
いいえ、一部のモデルでのみ取り付けが可能となっています。
- ストライプ:スポーツマン、スーパースポーツマン
- リング:サイクロン、ライトニング391、ライトニング402、スポーツマン、スーパースポーツマン
リングカスタムは基本的にサイクロン系統に使われることが多い印象です。
この傾向はルイスレザーだけでなく、アディクトクローズでも見られます。
アディクトクローズの富山店OPEN&5周年を記念したAD-03CSは、ヴィンテージのリングサイクロンが元ネタになっています。
個別の記事を書いていますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
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オーダーシート完成

こうして、手順①〜⑩の内容を詰め込んだライダースジャケットの設計図、オーダーシートが完成します。
オーダーシートはコピーをもらえるので、自分がどんなオーダーをしたのか忘れてしまったら、すぐに見返せます。
直営店は料金全額先払い、正規取扱店は店ごとに異なる

ライダースジャケットのオーダー内容が決まったら、いよいよ支払いです。
ただでさえ高級ブランドなのに、オプションを追加しまくっていたら、とんでもない価格になっています(笑)
非常に高価なお買い物ですが、料金は基本的に全額先払いです。
直営店である東京店、大阪店は全額先払い。
全国にある正規取扱店でも全額先払いのお店が多いですね。
中にはオーダー時と納品時で支払い金額を分割してくれるお店もあるそうですが、あまり一般的ではありません。
手元には必ず、支払えるだけのお金を用意しておきましょう。
納期が7〜8ヶ月かかる

2026年春現在、カスタムオーダーの納期は7〜8ヶ月と言われています。
僕がオーダーした2024年春は1年〜1年半待ちと言われていました。
実際に届いたのも約1年後でしたね。
その当時と比較すると、随分と早くなりました。
スリムフィットも始まりましたし、今からオーダーする人が羨ましいくらいです。
時間はかかりますが、吊るしのジャケットでは得られないフィット感とパーツ仕様にできるので、僕はカスタムオーダーをおすすめしています。
店舗受け取りor郵送で納品

引き渡しは店舗または郵送で行われます。
オーダーした店舗の近くに住んでいる方は取りに行っても良いですが、ジャケットは高価な上に結構重いです(笑)
持って帰るのが大変という方は、郵送をお願いしても良いでしょう。
ちなみに僕は2024年春当時、福岡県に住んでいたので、オーダーの時だけ東京に行き、郵送での納品をお願いしました。
正規取扱店でのオーダーが2025年9月より再開
2025年9月に、全国の正規取扱店でのオーダー受付が再開しました。
2024年3月から人気急上昇による受注過多のため、オーダーの受付は直営店のみとなっていました。
現在は正規取扱店でも受付可能な状況に戻っています。
あれだけ芸能人に着られたわけですから、そりゃ人気も出ますよ。
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ただし、現在でも正規取扱店では、オーダーの着数制限がかけられています。
上限を超えると、直営店か他の正規取扱店にオーダーしに行かなくてはならなくなるため、購入希望の方はお早めに。
直営店では常時オーダーを受け付けているので、ご安心を。
復刻ジッパーへの交換は修理でのみ対応
- LIGHTNING Main Zip
- Clix Squared 1960’s Puller Zip
- 無地Zip
ルイスレザーにはカスタムオーダーできそうでできないパーツがあります。
復刻ジッパーです。
ルイスレザーは長い歴史の中で、様々なメーカーのジッパーを採用してきました。
ルイスレザーではそうしたヴィンテージジッパーを徹底的に研究し、忠実に復刻。
現代に甦らせました。
その中でも、現在ライダースジャケットに標準で使われているのが、下のジッパーです。
- フロントジッパー:CLIX Main Zip(10号)
- 袖ジッパー:L Puller Cuff Zip(5号)
- ポケットジッパー:Ball Chain Zip(5号)
実はルイスレザーでは、他にもジッパーも用意しています。
- フロントジッパー:Clix Squared 1960’s Puller Zip(10号)
- フロントジッパー:LIGHTNING Main Zip(10号)
- 袖ジッパー:Lightning Cuff Zip(5号)
- 袖ジッパー:無地Zip(5号)
ヴィンテージのルイスレザーの中には、稀にこれらのジッパーを使ったライダースジャケットが見られます。
下の写真は東京・下北沢で撮影したヴィンテージのフロントジッパー部分。
LIGHTNING Main Zipのオリジナルが使われているのが分かります。


残念ながら、これらのジッパーをカスタムオーダーの際に選ぶことはできません。
一応、修理という形でジッパーの交換を行なっています。
ジッパー代金の¥8,800(税込・10号)、¥3,300(税込・5号)に加えて、修理料金が¥5,500(税込)かかります。
しかし、「どうしてもこのジッパーが良い!」という方は検討してみても良いと思います。
ちなみに玄人向けすぎて、交換する人はほとんどいない見たいです。(東京店スタッフ談)
完成例『1960〜70年代ヴィンテージ風の茶芯ライトニング』
では皆さんお待ちかね、僕が実際にカスタムオーダーしたライダースジャケットをお見せします。
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ベースモデルは391TFライトニングタイトフィット。
1960〜70年代のヴィンテージピースをイメージしてカスタムオーダーしました。
- 70年代の茶芯レザー
- 60〜70年代のスクエアパッチ
- 60年代の赤タータンチェック裏地
- 色落ちしたベージュテープ
他にも、
- 自分の身体に合わせて採寸オーダー
- 内ポケットを取り付け
も施して自分だけの特別な一着に仕上げました。
詳しくは下の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご覧ください。
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ルイスレザーでベジカウのライトニングをオーダー!70年代のヴィンテージピース風にカスタム!コーデや経年変化も紹介!
続きを見る
また、ルイスレザーの公式Instagramには、お客さんがオーダーした私物や店頭販売のためにオーダーした商品、スタッフがオーダーした私物などが掲載されています。
中には芸能人やアスリートがオーダーした私物も。
ルイスレザーオーナーたちによる自信作が見られますので、
オーダーをお考えの方は、ぜひ一度目を通しておくと良いでしょう。
完成系をイメージするのにも使えますので、購入予定のあっる方はフォロー必須です。
まとめ
本記事をまとめます。
- 2025年9月より、正規取扱店でのカスタムオーダー受付を再開した。
- ルイスレザーのカスタムオーダーは、①モデル選択→②サイズ選択→③採寸オーダー→④レザー選択→⑤レザーカラー選択→⑥裏地選択→⑦ジップテープ選択→⑧ロゴパッチ選択→⑨内ポケット有無の選択→⑩袖ライン有無の選択→オーダーシート完成→料金支払い→7〜8ヶ月待ち→納品という順番で進んでいく。
- ③採寸オーダー、⑤コンビカラー、⑨内ポケット、⑩ストライプ、リングは直営店でしかオーダーできない。
- 復刻ジッパーへの交換はカスタムオーダー時はできないが、修理対応としてやってもらえる。
- 現在の納期は7〜8ヶ月と言われている。これでもかなり早くなった。
- 僕が実際にカスタムオーダーしたライトニングをお見せした。カスタムの選択肢が豊富で自由度も高いため、自分だけのオリジナルライダースを作ることができる。
本記事が、ルイスレザーのカスタムオーダーを検討している方の参考になれば幸いです。
僕も実際にオーダーして大満足の仕上がりだったので、ルイスレザーのカスタムオーダーを非常にオススメしています。
皆さんも、自分だけのオリジナルライダースを作って、楽しい革ジャンライフをお過ごしください。


































