読者の知りたいこと
こういった疑問に答えます。
発売前から話題になり、今ではなかなかお店に置いていないアニポストマン。購入者のレビューを見たくても、持っていない人が多いためかネットでの口コミ情報は少ないです。
実際に購入した私が徹底解説していきます。
アニショップ別注モデルのレッドウィング『アニポストマン』を購入しました
FORZASTYLEで有名な"アニキ"こと片野英児さんがイセタンメンズと一緒に企画されている「アニショップ」。
そのアニショップ別注モデルのポストマンが発売されました。
三越伊勢丹オンラインストアでは2022年2月24日から、レッドウィング直営店及びオンラインストアでは3/5から販売がスタートしています。
FORZASTYLEやアニチューブでアニキがポストマンを愛用していることを知っていたので、このコラボには大変驚きました。
そしてなんといっても別注モデルならではの仕様が話題になり、私もその特別なポストマンに惹かれて購入しました。
購入先は福岡のレッドウィング正規取扱店のフットロックです。2022年7月16日に定価の¥39,000+税で購入しました。
レッドウィングのコラボ商品は玉数が少ないため、近くのお店にマイサイズがあったのは偶然でした。
ソールカラーがミルクとコーヒーに
アニポストマンはレッドウィング9112 ポストマンオックスフォード ブラックアビレーンラフアウトを基にしています。通常はブラックのソールですが、アニポストマンはソールをミルク(白)とコーヒー(カフェ色)にしています。
日頃の疲れを癒しに銭湯に行き、上がった後に飲みたくなる牛乳とコーヒー牛乳から着想を得たようです。斬新すぎますね(笑)
そしてアニキがレッドウィングに話をすると、なんとクッションクレープソールには白だけでなくカフェ色があるとのこと(笑)そんな偶然から生まれたモデルです。
特にカフェ色に使われているコーヒー・クッションクレープは現行のレッドウィングでは使われていないソールです。スタッフの方もはじめはどうなるか分からなかったが、思いのほか良い感じに仕上がったと語っています。
ちなみに僕が購入したのはコーヒーです。ミルクはマイサイズが既に売り切れていました。
もし両方あったとしても購入したのはコーヒーだっただろうと思います。他のモデルには採用されていないというレア感が物欲を刺激します。
マグカップとステッカーが付属
レッドウィング×アニキ デザインのマグカップとステッカーが付属します。レッドウィングからこういった小物が出ることは珍しいです。大事に使いたいですね。
私がアニポストマンを購入した4つの理由とは?
私がアニポストマンを選んだ理由は4つあります。
- 1.レッドウィングと"アニキ"こと片野英児さんのファンだから
- 2.スーツやジャケパンに合わせられる革靴が欲しかったから
- 3.歩きやすさに定評があるから
- 4.ラフアウト(スウェード)は防水性が高いから
理由①レッドウィングと"アニキ"こと片野英児さんのファンだから
僕はレッドウィングが好きで複数のモデルを所有しています。
またFORZASTYLEとアニチューブをよく見ており、アニキのことを存じ上げていました。
アメカジが似合う男性像として憧れています。
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— 片野英児 (@katanoeiji) March 19, 2022
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理由②スーツやジャケパンに合わせられる革靴が欲しかったから
ポストマンは元々アメリカの郵便局員が履くサービスシューズ(公務員用の靴)であるため、フォーマルな装いがあります。
レッドウィングのワークブーツは無骨なデザインのものが多いですが、ポストマンはビジネスシューズに近いデザインをしており、スーツにも合います。
私も本業で普段はスーツを着ているので、フォーマルなデザインが必須条件でした。
またジャケパンにも合わせられるカジュアル目な革靴を探していました。
ストレートチップなどの典型的なビジネスシューズももちろん良いですが、クールビズや在宅勤務中の外出で軽めに履けるデザインのものを求めていました。
私は独立して仕事をしているため、会社員の方と比べて服装の自由度が高いという背景もありました。
理由③歩きやすさに定評があるから
ポストマンを履いたことがある人のほとんどが「歩きやすい」と言います。
その秘密はクッションクレープソールとアーチ(土踏まずの)クッションです。これは郵便物がたくさん入ったバッグを持って歩く郵便局員にとって重要なディテールでした。
僕自身が仕事の営業活動でよく歩くので、歩きやすさは重視するポイントの1つです。
理由④ラフアウト(スウェード)は防水性が高いから
僕が4年使っていた雨の日用のビジネスシューズが、ソールの減りにより履けなくなりました。
セメント製法だったのでソール交換ができず、買い替えが必要でした。
ポストマンはグッドイヤーウェルト製法で作られています。ソール交換に適した製法であり、アッパーの革が傷まない限りソールを交換して履き続けられます。
雨の日に履ける革靴でかつグッドイヤーウェルト製法のものを探しており、アニポストマンが候補に入りました。
スウェードの靴は防水スプレーでメンテナンスすることで、雨の日にも活躍する靴になります。
レッドウィングのブラックアビレーンラフアウトは100%クロム鞣しのドライレザーなので、元々水に強い性質があります。
ラフアウト(スウェード)の防水処理の方法を下の記事で解説しています。
興味のある方はご覧ください。
-
ラフアウトレザーを手入れして防水仕様に!ミュールスキナーの手入れも紹介!【徹底解説】
続きを見る
【画像解説】アニポストマンのコーデ例6選
この記事ではアニポストマンのコーデ画像を3つのシーンごとに6枚の画像で解説しています。
スーツと合わせる
コーデ①(左)はネイビーのシャドーストライプのスタンダードなスーツですが、バッチリ合っています。
通常のポストマンに使われているブラック・クッションクレープの方がフォーマルな印象であるという意見もありますが、シルエット自体がフォーマルなので違和感はありません。
合わせるコツは「靴とベルトの色を同じ色にすること」です。ここがバラバラだとちぐはぐな印象になるので注意してください。
色を合わせるだけで引き締まった印象になります。
コーデ②(右)はジャケットとスラックスを別に用意したコーデです。広義のジャケパンスタイルにも含まれます。
クールビズシーズンにはジャケットなし&ノータイで過ごすことが多いため、夏用スラックスだけ別に用意している方も多いです。
しかし夏でもジャケットを必要とする場面があります。そんなときのために夏用ジャケットも別に用意している方をよく見ます。
注意点としてジャケット、スラックス、シャツ、シューズ、ベルトと、それぞれに色を多く使いすぎるとちぐはぐな印象になります。
合わせるコツはジャケット、スラックス、シャツは2色まで(濃淡はOK)にすること。そして靴とベルトを同色にすることですね。
このように複数色使ったコーデでも、ブラックは合わせやすいです。
ジャケパンと合わせる
コーデ②と比べるとよりカジュアル感のあるコーデです。ジャケパンスタイルの典型的なイメージに近いと思います。
こちらのコーデは勉強会の参加などといった、フォーマルとカジュアルの中間的な服装で問題ないシーンをイメージしました。
ジャケットを脱ぐ機会も多いと思いますが、ジャケットなしでも問題ありませんね。
アニポストマンの持つフォーマルなシルエットと、スウェード×コーヒー色ソールの軽やかさが絶妙にマッチしています。
このくらい軽めのジャケパンスタイルでは思い切ってベルトも黒のスウェードをチョイスしても良いと思います。
カジュアルウェアと合わせる
コーデ⑤⑥はどちらも私服です。
コーデ⑤(左)はブラックを基調として、ジャケットにカーキをもってきたコーデです。
カーキカラーは秋を連想させます。アニポストマンのスウェードが温かみをプラスしてくれるため、秋冬にもおすすめです。
コーデ⑥(右)はスタジャンと合わせたコーデです。
袖と靴のレザーが好相性です。
袖がスムースレザーなので、同じスムースレザーが使われた通常のポストマンの方が合うと思いきや、黒いスタジャンのメルトン地の毛羽立ちが黒のスウェードと調和しています。
アイテムどうしの異なる部分を合わせた面白いコーデです。
履いてみて分かったこと3点
履いてみた分かったことは以下3点です。
- 甲高幅広足でもサイズ選びは実寸通りでOK
- とにかく歩きやすい【抜群のフィット感、アーチクッション、クッションクレープソールが最高】
- ヒールクッションも欲しかった…
①甲高幅広足でもサイズ選びは実寸通りでOK
サイズ選びは実寸通りで問題ありませんでした。
私の足の実寸は25.34cmなので、US7.5(25.5cm)を購入。
他のレッドウィングのブーツだとUS7.5でも長さや横幅の完全フィットはまれでした。オーダーシューズではないのでどうしても妥協点が出てくるのですが、ポストマンは最初からジャストフィットでした。
さすが歩き仕事である郵便局員たちに履かれていたシューズといった感じです。
レッドウィングのサイズ選びは下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
-
レッドウィングのサイズ選びは実寸を基準に!スニーカーとの比較を徹底解説
続きを見る
②とにかく歩きやすい【抜群のフィット感、アーチクッション、クッションクレープソールが最高】
先述のフィット感の良さに加え、クッションクレープソールとアーチクッションが歩いたときの衝撃を吸収してくれます。
アニポストマンを履いて営業活動を行い、30分以上歩いたときもあります。レザーソールやゴムソールと比べて足の疲れが少なく感じました。
③ヒールクッションも欲しかった…
レッドウィングのヌメ革インソールを使用しています。
ソールにクッション性があるためそこまで気になりませんが、インソールのかかと部分にクッションがあるとなお良かったです。
多くの革靴にはかかとクッションがあるため、ポストマンを革靴として見たときには少し違和感がありました。
購入方法まとめ
アニポストマンはコラボ商品で玉数が少ないものの、まだ完売状態ではありません。
購入方法を下記にまとめています。
新品
- レッドウィング直営店での購入
- レッドウィング公式サイトでの購入
- レッドウィング正規取扱店での購入
ユーズド(または未使用品)
- HOPESMORE(ホープスモア)
- ヤフオク
- メルカリ
- ラクマ
ホープスモアはアメカジ雑誌のLightningでも度々掲載されているユーズドレッドウィングショップですね。
公式サイトから購入もできるので、もしマイサイズのアニポストマンがあれば購入することができます。
発売から1年経過していないので、これらのサイトでもきれいなものが見つかる可能性があります。
購入前に知っておくと良いこと2点
購入前に知っておくと良いことは以下2点です。
- 完全防水ではない。
- 通常の9112をソールカスタムしたら全く同じものになる。
①完全防水ではない
雨の日にも履けるようラフアウトを選びましたが完全防水ではありません。
グッドイヤーウェルト製法だとソールの縫い目に必ず穴ができてしまうためです。
完全防水を求めるのならセメント製法のものや、グッドイヤーウェルトの中でもゴアテックス仕様のものを選ぶ必要があります。
②通常の9112をソールカスタムしたら全く同じものになる
通常の9112のソールを張り替えるときにミルクかコーヒーでオーダーするとアニポストマンと全く同じものになります。アニポストマンは品番も通常のものと同じ9112です。
本当にソールしか差異がないのが残念です。別注するなら通常のものと品番を変えて特別感を出してほしかったのが本音です。
まとめ
アニポストマンの特徴を以下にまとめます。
- アニショップ別注のポストマンであり、ソールカラーや付属品など、コラボ感が満載。
- 黒スウェード&ミルクorコーヒー色のソールは、フォーマルとカジュアル両方に対応。
- まだ完売状態ではない。店舗、公式サイト、中古サイトで見つかる可能性が高い。
アニポストマン、超おすすめです!!
本記事がアニポストマンが気になっている方の参考になったら幸いです。
元々玉数が少ないですがまだ置いてある店舗もあります。販売から1年が経過していないので、中古サイトでもきれいなものが買える可能性もあります。
このレビューを見てぜひ買いたいと思われた方は、売り切れないうちに買いましょう!