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【激レア】クロコダイル型押しレザーのコンバースオールスターを紹介!ラグジュアリー×ワイルドを併せ持つ異色のアメカジスタイルがここに!

コンバースオールスタークロコハイ ブラウン

読者の知りたいこと

質問者さん
質問者さん
クロコダイルレザーを使ったコンバースがあるって聞いたけど本当?

型押しレザーのモデルであれば実在します。
スケオ
スケオ

様々なモデル・カラー・マテリアルが存在することで有名なコンバースですが、
実はクロコダイルレザー(ワニの革)を型押ししたものが存在することをご存じですか?

それは、2007年1月発売の「コンバースオールスタークロコハイ(CONVERSE ALL STAR CRC HI)」および、
2008年12月発売の「コンバースオールスターカラークロコハイ(CONVERSE ALL STAR COLOR-CR HI)」の2モデルのことです。

本記事ではレザーマニアである僕が、クロコダイル型押しレザーを使った個性的なオールスターについて徹底解説します。

コンバースにはクロコダイル型押しレザーを使ったモデルが存在する

コンバースオールスタークロコハイ ブラウン

ALL STAR CRC HI

皆さんコンバースと聞いて何を思い浮かべますか?
人気、定番、どこでも買える…など、思い浮かぶことは様々でしょう。
その中でも、「バリエーションの豊富さ」をあげる人は多いのではないでしょうか。

カラーリング、マテリアル、コラボレーション…と、実に様々なバリエーションが存在するコンバースオールスター。
そんなオールスターにはクロコダイルレザー(ワニの革)を型押しモデルが存在します。

数あるバリエーションの中でも一際異彩を放つクロコダイルレザー型押しモデル。
それが、コンバースオールスタークロコハイ(CONVERSE ALL STAR CRC HI)と、コンバースオールスターカラークロコハイ(CONVERSE ALL STAR COLOR-CR HI)の2モデルです。

レザーのコンバースは定番ですが、クロコダイル型押しレザーを使ったモデルは非常にレアです。
存在が判明したところで、僕の所有するクロコハイは一体どんなモデルなのか、詳しく解説していきます。

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コンバースオールスタークロコハイの特徴

コンバースオールスタークロコハイ ブラウン

ALL STAR CRC HI

コンバースオールスタークロコハイ(サイド)

side

コンバースオールスタークロコハイ(後ろ)

back

写真を見て分かる通り、数ある本革モデルの中でも一際異彩を放つ本作。
一体どんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

クロコダイル型押しレザーを使用

コンバースオールスタークロコハイ ブラウン

オールスターリザードハイの一番の特徴は、クロコダイルの型押しレザーを使用していることです。

質問者さん
質問者さん
クロコダイル?、ワニ?、型押し?色々なワードが出てきて分からない。

という方のために、ワニ革、クロコダイル革、型押し革について、それぞれ解説していきます。

ワニ革とは

ワニ革とはその名の通り、ワニの革の総称です。
商業利用されている種類として、クロコダイル科、アリゲーター科、カイマン亜科などがあげられます。
中でも我々が最も多く目にするのが、クロコダイル科のワニの革です。
数あるエキゾチックレザーの中でも最高級とされており、ワニ革で作られた皮革製品は、全ての皮革製品の中で最も高価になります。(同一ブランド内で比較したとき)
日本では「革の宝石」という二つ名も付けられており、皮革業界・ファッション業界以外の人々にも、高価であることをよく知られています。

高価になる理由として、ワシントン条約による規制と生産・加工の難しさがあげられます。
ワシントン条約による規制で、ワニ革の採取のほとんどを人工的な養殖に頼らなくてはなりません。(一部野生の捕獲も認められています。)
エサのコストがかさむことや育成期間が長いことが理由で、養殖コストが高くついてしまいます。
また、ワニ革を扱えるタンナーが少ないことや、裁断・縫製といった加工に熟練技術を要することも、価格に影響を与えています。

しかし、そうして作られたワニ革の製品は非常に美しいものがあり、多くのメゾンブランドでワニ革の商品を取り扱っています。
カラーもナチュラル・ブラック・ブラウン・グレー・グリーン・レッド・ブルー・パープル・ピンクなど、様々なカラーに染色されています。

また、カット方法や加工方法にも違いが見られます。
カット方法には、クラウン(頭部の突起)背ワニ(背中)肚ワニ(腹)テール(尻尾)などがあり、それぞれの部位を見せる形でカットされます。

加工方法には、表面に光沢を与えたツヤあり加工と、表面に光沢を与えないマット加工の2種類が存在します

クロコダイル革とは

クロコダイル

クロコダイルレザーとは、ワニ目クロコダイル科に属するワニの革のことです。
ワニ革には大きく分けてクロコダイルレザー、アリゲーターレザー、カイマンレザーが存在しますが、その中でも最も高価であり、需要が高い(傾向にある)のが、このクロコダイルレザーです。

商業利用されている種類として、ナイルワニ、イリエワニ、シャムワニ、ニューギニアワニなどがあげられます。
日本でクロコダイル革製品として見かける頻度もこの順番になります。

主な用途はバッグ、財布ですが、革ジャンなどの大型製品を作る例もごく稀に見られます。
お財布に余裕のある方はぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

型押し革とは

型押しとは、天然皮革(主に牛革)に金型を乗せ、熱と圧力をかけてプレスすることで革に模様を付ける作業のことを指します。
型押し革とはこのようにして作られた革のことです。

クロコダイルやパイソンをはじめとしたエキゾチックレザーは、原皮が希少なので商品価格が高くなります。
また鞣しや加工などが難しく、取り扱いに専門技術を要する傾向があります。

その代替案として生まれたのが型押し革です。
流通量の多い牛革にエキゾチックレザー風の模様を付けることで、「クロコダイル風」、「パイソン風」、「オーストリッチ風」のアイテムを安価で販売することができます。

本牛革を使用しているため、合成皮革のようなチープさをある程度抑えることができます。

金型を使用するためデザインの自由度が高く、本来の革には出せない「花柄」、「幾何学模様」などを作り出すことができるのも、型押し革の魅力です。

さて、革の種類を一通り理解したところで、ここからはオールスタークロコハイのクロコダイル型押しレザーについて掘り下げてみましょう。

ホーンバック風の型押しがワイルドな雰囲気

オールスタークロコハイに使われている型押しレザーは、クロコダイルレザーの中でもホーンバック(背ワニ)と呼ばれる箇所をデザインソースにしています。
ワニの背中には突起がありますが、これを見せるように革をカットすることで、ワニらしいゴツゴツ感やワイルドさを表現できます。

メンズ向けのレザーブランドなどで使われる部位であり、メゾンブランドではあまり使われない部位ですね。
メゾンブランドではエレガントな雰囲気を作り出しやすいボディや肚ワニが使われています。

後述しますが、クロコハイはブラックとブラウンの2色展開です。
両色ともマットな仕上げとなっており、アメカジらしい無骨さを感じさせます。

それでいて実にラグジュアリーな佇まい。
クロコダイル特有の気品をミックスさせることで、ラグジュアリー×ワイルドという異色の雰囲気を放つアイテムになっています。

本クロコダイル革とクロコダイル型押し革の比較

型押しとはいえ、リアルに作られています。
遠目では本物のクロコダイルレザーと間違えてしまうでしょう。

本物のクロコダイルレザーのハギレがあるので、クロコハイの型押しレザーと見比べてみましょう。
本物も型押しもマット系カラーなので、比較するにはもってこいです。
また比較対象とする本物のうちの1つは、クラウンと呼ばれる頭部の突起の部分ですが、ホーンバックの突起と酷似しているため、比較に支障はありません。

本物も型押しの突起を比較すると、本物の方が高く隆起していますね。型押しの方はやや低めです。
実際に触り比べてみると明らかに違いがありました。

また、ウロコとウロコの境目に溝のようなものがありますが、こちらも本物の方が深く(線が濃い)、型押しの方は浅め(線が薄い)です。
ウロコ周りの線がくっきりしていると、メリハリが生まれ、より豊かな表情になります。

色味についてはそもそもの革が異なるので一概には言えませんが、やはり本物の方が深い色味に見えますね。
マット加工ではあるものの、内に秘めている艶を放っており、底光りしているように見えます。

ブラックとブラウンの2色展開

ホーンバッククロコダイルレザー

ブラックとブラウンの2色展開

クロコハイはブラックとブラウンの2色展開で発売されました。
僕が所有しているのはブラウンですが、ブラックもクールでカッコいいです。

よりクロコダイルっぽさを出したいのであればブラウンをおすすめします。
色が明るい方がデザインが強調されて、クロコダイルモチーフであることが伝わりやすくなります。

日本製(Made in Japan)

日本国旗と富士山

日本製モデルといっても2007年1月発売のクロコハイは、2013年から現在まで続く「CONVERSE MADE IN JAPAN」の企画品ではありません。

ただし、現行の日本製モデルと同様に福岡県久留米市にあるムーンスター社で製造されています。
そのため、現行の日本製モデルと共通する特徴を見ることができます。
2013年に日本製モデルが企画されたときに各種特徴がフィーチャーされましたが、実は2007年から使われていた仕様だったんです。

コンバースオールスタークロコハイの生産国表記

裏地に「MADE IN JAPAN」と記載されている。

光沢のあるアルミハトメ

通常のオールスターにはサテン仕上げのようなシルバーハトメが使われています。
一方でクロコハイに使われているハトメは、より光沢のあるポリッシュ仕上げのようなもの。素材もアルミ製です。

見比べていただくと違いが分かると思います。

レザーがマットなので、ツヤのあるハトメがより強調されます。

トゥスプリングが小さいフラットフォルム

コンバースのトゥスプリング

トゥスプリング(靴を水平な床上に置いたときのつま先の床面からの距離)も見ていきましょう。
現行の日本製モデルはつま先が地面に近く、反り返りが小さい特徴を持ちます。

そこでクロコハイ(日本製)ナチュラルパイソンハイ(インドネシア製)オーストリッチハイ(仮名・中国製)の3つを比較してみました。

日本製のクロコハイはインドネシア製のナチュラルパイソンハイに比べて、つま先が地面に近く、反り返りが小さいことが確認できます。

日本製コンバースとインドネシア製コンバースのトゥスプリング比較

左:日本製、右:インドネシア製

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一方で中国製のオーストリッチハイ(仮名)と比べると大きな差を感じませんでした。このオーストリッチモデルは謎に包まれており、正式名称すら出てきません。そのためオーストリッチハイ自体が特殊形状なのか、はたまた中国製と日本製のフォルムが似通っているのかを判断することはできません。

日本製コンバースと中国製コンバースのトゥスプリング比較

左:日本製、右:中国製

しかしいずれにせよ、日本製であるクロコハイはトゥスプリングが小さいことは断定できました。
2007年時点で日本製特有のフォルムを有していた事実には、かなり驚かされました。

小ぶりな半円形トゥキャップ

つま先の白いトゥキャップが小ぶりな半円型になっている点に注目。
現行の海外生産モデル(通常モデル)と比較すると、クロコハイのトゥキャップの方が小さいことが分かりますね。

コシのあるシューレース

付属する靴紐もコシのあるものに変更。
現行の日本製モデルには、通常のポリエステル紐ではなく、クラシカルなコットンの靴紐が付属します。
クロコハイに付いているものは、このコットン紐によく似ています。
生産時期が異なるので、さすがに同じものではないと考えられますが、通常より少し豪華にしている点は共通ですね。

オールスターカラークロコハイという別モデルも存在する

僕が所有しているオールスタークロコハイ以外に「オールスターカラークロコハイ(CONVERSE ALL STAR COLOR-CR HI)」というモデルも存在すると言いました。

こちらのモデルは2008年12月に発売。
ダークグリーンとチェリーの2色で展開されました。
クロコハイとは違い中国製となっています。

クロコダイル型押しレザーを採用していますが、クロコハイとは外観がかなり異なります。

まず注目したいのが細かいウロコ模様です。クロコハイのようなホーンバックでもありません。ボディのウロコをイメージしているようです。
ツヤのあるレザーなので、エレガントな雰囲気が増しています。

靴紐は編み込んだ革紐を採用。これが細かくツヤのあるクロコダイル風レザーにマッチしています。

このカラークロコハイも激レアなので、もしマイサイズを見つけたら即買いを推奨します。

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オールスタークロコハイのコーディネイト

爬虫類系のスニーカーということで、トップスも爬虫類系の柄をチョイスしてみました。

コンバースオールスタークロコハイのコーディネイト

爬虫類柄シャツ×クロコハイのコーデ

パイソン柄とウロコ模様をミックスしたデザインのアロハシャツは、同じ爬虫類デザインのオールスタークロコハイとマッチします。
クロコハイのブラウン×シャツのグレーが大人っぽくて、個人的な好きな組み合わせです。
クロコハイはブーツの代わりにも使える外観なので、真夏の足元を何にしようかお悩みの方に良いと思います。

見た目のインパクトがあるためややコーデを選びますが、履きこなせたらコーデの主役になれるポテンシャルを秘めています。

オールスタークロコハイの入手方法

今から約18年前に発売されたモデルであり、入手が非常に難しい一足です。
日本製の限定モデルということもあり、元々たま数が少なかったことも、入手を困難にしている要因ですね。

今購入するとしたらメルカリ・ヤフオクなどの中古サイトを探すことになります。
ごく稀にデッドストックが見つかることもあるため、欲しい方は根気強く出品されるのを待ってみると良いでしょう。

僕もマイサイズをデッドストックで購入することができました。
27cmというゴールデンサイズのものなので、かなり運が良かったです。

希少モデルは争奪戦になりやすいので、売り切れないうちに買うことをおすすめします。

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まとめ

本記事をまとめます。

  • コンバースには「オールスタークロコハイ」と「カラークロコハイ」という、クロコダイル型押しレザーモデルが存在する。
  • クロコハイの特徴として、ホーンバック風のクロコダイル型押しレザー、ブラックとブラウンの2色展開、光沢のあるアルミハトメ、フラットフォルム、小ぶりな半円形トゥキャップ、コシのあるシューレースなどがあげられる。
  • カラークロコハイの特徴として、細かくツヤのあるクロコダイル型押しレザー、ダークグリーンとチェリーの2色展開、編み込んだ革紐、中国製などがあげられる。
  • クロコダイル型押しモデルは全て廃盤。発売されたのもかなり前なので入手は困難。欲しい場合は中古サイトを根気よく探す必要がある。
  • コンバースオールスターの中でも激レアと言われる、クロコダイル型押しレザーモデルを紹介しました。
    もしかすると今後、本物クロコダイルレザーモデルが発売される日が来るかもしれません。
    ワシントン条約や革の価格高騰という壁もありますが、実現したら非常に面白いですね。
    コンバースブランドがあれば、例え30万円でも買う人がたくさんいそうです。

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